竜が最後に帰る場所

著者 :
制作 : くまおり 純 
  • 講談社
3.63
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本棚登録 : 925
レビュー : 177
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062165105

感想・レビュー・書評

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  • 「風を放つ」「迷走のオルネラ」「夜行の冬」「鸚鵡幻想曲」「ゴロンド」
    はじめの2つのお話は、期待したのと違ってましたが、「夜行の冬」と「鸚鵡幻想曲」はよかった。

    「夜行の冬」、戦国時代の人とか混じっていてほしかったなぁ、時代も越えてほしかった。そんなのディテイルでしかないけど、時代も現実感も越えてしまう恒川作品の世界観がすごい好き。

    しかし、人に勧めるなら、この人の本の中で最後の順位です。
    (私の恒川作品ランキングはひきつづき『夜市』が一番です。
    また勝ち抜いちゃったってかんじで・・・)

    筆者の作品が大好きなので、次も期待しています。

  • 恒川光太郎が五つの物語で世界を変える―。風を、迷いを、闇夜を、鳥を。著者はわずか五編の物語で、世界の全部を解放してしまった――。静謐な筆致で描かれた短編は、小説の新たな可能性を切り拓く!

  • やっぱり不思議な話。
    誰かから伝わってきたお話を聞かせて貰ってる気分。

    最初の話がすとんと唐突に終わったように感じたので、
    あれーぜんぶこんな感じかね、と思ってたらそうでもなかった。

    いろんなものが集まって、なにかになっちゃう。
    その話が面白かったなぁ。
    想像してみると結構怖いよねぇ。

    不思議なんだけど、読みにくくない。
    すっとその中に入っていけるというのは魅力的ですね。
    短編ていうのがまたいいのかなぁ。
    今度、長編も読んでみたい。

  • わたしの中で、この作者のイメージが
    けっこう確立されてしまっているので、
    この5作品に関しては
    なんだかとりとめのない印象だけが残った感じで
    終わってしまいました。
    特に「鸚鵡幻想曲」は話があちこち散漫に飛びすぎて
    (まさに鸚鵡が飛びかう感じ)ちょっと読んでて疲れました。

    自分の中でのイメージと違ってた、というだけで
    お話自体はおもしろいのかもしれませんが。。
    ちょっと残念。
    次に期待します。

  • 非常に私好みの幻想文学です。
    日常から一歩入り込み過ぎた話、遠い過去あるいは未来にあったかもしれない話。
    あるいは荒唐無稽な戯れ事。
    読んでいるとなにやら気分がふわふわしてきます。

    個人的に好きな話は鸚鵡幻想曲。
    迷走のオルネラも好きなんですが、こう、マスター・ヴラフがアメコミ調で歯を光らせてしまってもうダメだという気分になってしまうのであります。
    ちなみに作中に出てくる漫画の『月猫』。
    私のなかでは萩尾望都の絵でした。
    まあどうでもいいですね。

  • はじめの方はあれ?と思ったけれどもやっぱり最後の3話ぐらいがとても面白かった

  • 熱で仕事を休み、本書を読んでしまった。ありきたりな感想だがどの作品も本当に独特かつ独自の世界が展開されます。怖くて優しく、踏み入ってはいけないが行ってみたい、そんな世界です。

  • 後ろに行くにつれて神がかっている。

  • 著者の本の中では「夜市」の次に好きかも。

    この、自分の周りが”ざわざわ…”とするような世界観は本当にすばらしい。
    隣にこんな世界があってもおかしくないと思わせる。

    子供の頃のうっとりするような心理状態が蘇ってくる。

  • 民話のような寓話のようなそんな物語の世界を確固としてもつ著者。平成のイソップではかっこ悪いし、現代の兼行とか今昔物語が今蘇るとかもちょっと・・・。とにかくこの独特の世界は癖になる。

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、『夜市』で日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。同作で直木賞候補に。14年、『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。著書に『雷の季節の終わりに』『秋の牢獄』『南の子供が夜いくところ』『竜が最後に帰る場所』『金色の獣、彼方へ』『南の子供が夜いくところ 』『スタープレイヤー』『ヘヴンメイカー』などがある。

「2019年 『白昼夢の森の少女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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