- Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062165464
作品紹介・あらすじ
一代で財閥にのし上がった男・灘尾儀一郎に嵌められて、瀬戸俊介の父母と姉は自殺した。復讐を誓って大阪に戻ってきた俊介の前に現れたのが、詐欺団のリーダーという裏の顔を持つ春日だった。俊介が父の遺品を換金して得た1万円を資金に、いよいよ儀一郎&灘尾財閥殲滅の幕が切って落とされた。そして-。『翳りゆく夏』で江戸川乱歩賞受賞の実力派が描く、戦後の混乱期を背景にした社会派長編。
感想・レビュー・書評
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家業を潰し、両親と姉を自殺に追い込んだ財閥当主に復讐する青年のお話。痛快無比の一大エンタテインメントで文句なしに面白い。著者は「死してなお君を」の回収騒ぎから無事立ち直ったようですね。
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映画みたいだった。ドキドキした!
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和製スティング
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昭和初期が舞台なので貨幣価値とかわかりにくくて読みにくい。全然すすまなかったです
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面白かった!
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2013/12 スティングとオリンピックの身代金をあわせて、復讐劇を足したような小説でした。ラストは読めますねぇ。
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最初はなかなか進まなかったけど、途中からどんどんおもしろくなりました
スリル満点
最後まで読み続けてよかった -
家族の命を奪われ、財閥相手に復讐を誓った青年のために、詐欺師軍団が立ち上がる。
面白かった。何だか映画を観ているような展開。詐欺師軍団の面々が個性豊かで、格好いい。見事なまでに鮮やかな詐欺手口なので、ハラハラ感は然程なかったけど(終盤はさすがにあったが)、ワクワク感はその分凄かった。最後まで騙しの仕掛けが組まれていて、読んで満足。惜しむらくは、戦前の話なので貨幣価値がピンとこない(苦笑) 多分凄い金額なんだろうと思うんだけど、、、。 -
ドラマなような感覚で読める
詐欺のお話です。
はまっちゃいますよ。
戦後の混乱期という設定で時代背景が昭和で
ちょっとお金・物価の基準に馴染めないところがありました。
が、
ライトな感覚で読みやすくて面白い!
罠の深さ、巧妙な策略などが物語と一緒に語られていくので
あ、そうっだったのね!?
のような驚きがあまり生まれないが
わかりやすいからOKでしょうか。
コン・ゲームということでテンションあがってしまい
一気に読み込んでしまった。
他作品の『翳りゆく夏』も読んでみたい。