月と詐欺師

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 81
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062165464

作品紹介・あらすじ

一代で財閥にのし上がった男・灘尾儀一郎に嵌められて、瀬戸俊介の父母と姉は自殺した。復讐を誓って大阪に戻ってきた俊介の前に現れたのが、詐欺団のリーダーという裏の顔を持つ春日だった。俊介が父の遺品を換金して得た1万円を資金に、いよいよ儀一郎&灘尾財閥殲滅の幕が切って落とされた。そして-。『翳りゆく夏』で江戸川乱歩賞受賞の実力派が描く、戦後の混乱期を背景にした社会派長編。

感想・レビュー・書評

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  • 家業を潰し、両親と姉を自殺に追い込んだ財閥当主に復讐する青年のお話。痛快無比の一大エンタテインメントで文句なしに面白い。著者は「死してなお君を」の回収騒ぎから無事立ち直ったようですね。

  • 一代で財閥にのし上がった男・灘尾儀一郎に嵌められて、瀬戸俊介の父母と姉は自殺した。
    復讐を誓って大阪に戻ってきた俊介の前に現れたのが、詐欺団のリーダーという裏の顔を持つ春日だった。
    俊介が父の遺品を換金して得た1万円を資金に、いよいよ儀一郎&灘尾財閥殲滅の幕が切って落とされた。
    (アマゾンより引用)

    時代は昭和初期。
    これは…面白かった!!
    事件解決後のエピソードがそっから繋がってたんかぁって感じで良かった(*´∀`*)
    物語もうまくシュッとまとまってたし、ホント面白かった!!

  • 映画みたいだった。ドキドキした!

  • 和製スティング

  • 昭和初期が舞台なので貨幣価値とかわかりにくくて読みにくい。全然すすまなかったです

  • 面白かった!

  • 2013/12 スティングとオリンピックの身代金をあわせて、復讐劇を足したような小説でした。ラストは読めますねぇ。

  • 最初はなかなか進まなかったけど、途中からどんどんおもしろくなりました
    スリル満点
    最後まで読み続けてよかった

  • 家族の命を奪われ、財閥相手に復讐を誓った青年のために、詐欺師軍団が立ち上がる。

    面白かった。何だか映画を観ているような展開。詐欺師軍団の面々が個性豊かで、格好いい。見事なまでに鮮やかな詐欺手口なので、ハラハラ感は然程なかったけど(終盤はさすがにあったが)、ワクワク感はその分凄かった。最後まで騙しの仕掛けが組まれていて、読んで満足。惜しむらくは、戦前の話なので貨幣価値がピンとこない(苦笑) 多分凄い金額なんだろうと思うんだけど、、、。

  • ドラマなような感覚で読める
    詐欺のお話です。
    はまっちゃいますよ。

    戦後の混乱期という設定で時代背景が昭和で
    ちょっとお金・物価の基準に馴染めないところがありました。
    が、
    ライトな感覚で読みやすくて面白い!
    罠の深さ、巧妙な策略などが物語と一緒に語られていくので
    あ、そうっだったのね!?
    のような驚きがあまり生まれないが
    わかりやすいからOKでしょうか。
    コン・ゲームということでテンションあがってしまい
    一気に読み込んでしまった。

    他作品の『翳りゆく夏』も読んでみたい。

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