- Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062165471
感想・レビュー・書評
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最近のこの作家さんの作品はやけに80年代臭がやけに
するんですが、今作もその時代の徒花的な曲を
タイトルに持ってきてますw。ただしローラースケート
の少年達は出てきませんw。
訳あって上野のビジネスホテルで下宿しつつ働く事に
なった主人公の18歳の青年「京志」くんは、そのホテル
を舞台とした少し不思議で、少し危なっかしい事件を
オーナーからの業務命令で解決されされる事になる。
そのホテルの面々もなんだか一癖も二癖もあって、訳ありな
メンツばかり。更に宿泊客もなんだか一筋縄ではいかない
外国人が多い。そんないきなりの荒波に揉まれる青年の
ドタバタなライトミステリー感覚の作品。
姿を見せない謎のオーナーや訳ありの支配人が「京志」に
対する心情や彼に寄せる温情などがイマイチ腑に落ちなかったり
ラストに駆け足気味に収束に向かった感が、個人的には
残ってしまったので、なんとなく良くある感じの作品かなー...
という域は出ない気もします。すみません。
ただし、得意の80年代の小ネタギャグは随所に健在で
寒々しくもある年代にはニヤリの切れを放っていますw。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
田舎から大学に通うために上京。母子家庭のため親戚がオーナーだという下町のホテルに下宿する。このオーナーが曲者で姿を現さない。なのに、困った人を助ける指令がくる。困惑しながら探偵のような事を始め、色々な事件に巻き込まれて行く。
事件に興味が持てず、あまり面白くない。 -
表紙買い。
サクサク読める。
最初の2話が好きかな。
後の2話はちょっとくどいというか・・
キャラが引き出せて無くてもったいないというか・・
おかんにこの本を見せたら、表紙を見て光GENJIのパラダイス銀河を歌い出したのが、作中のある場面とリンクしてて面白かったw -
上野駅で購入し、パンダ橋口から上野公園なお花見に行き、帰宅して読み始めたらこの書き足しでちょっとびっくり(笑)
主人公が田舎から出てきた男なのにやたら地の文が女子ぽいから違和感たっぷり…田舎のモテない男子が女の子見てアイラインばっちり、マスカラ盛りまくり、と言うかしら。
あとなんかネットスラング使いまくりなのがちょっとひっかかるなー。エウリアンとかオカンアートとか。なんか、媚びてる。
話は面白かったけど、ちょっと坂木司のホテルジューシーを連想。