2011年ユーロ大炎上! 日本経済復活の始まり

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  • 講談社
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感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062165822

感想・レビュー・書評

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  • 増田悦佐氏を先生と呼んでいることから影響を受けていることはいいとして、氏の文章をほとんどそのまま移植しているような箇所がかなりある。
    胡散臭いという意見も読む前に目にしたが、読んでみて納得した。
    自分独自の文章を書いて欲しい。

  • 日本経済が破綻しそうだという本が出まわる中で、最近は「日本の経済も捨てたものではない」と主張する本も何冊か見られるようになりました。

    各々の著者の主張に特徴があり、それを読むのが興味深いのですが、この本の著者の松藤氏は、欧米とは異なって殆の日本の家計の財布を握っている主婦が、プロのファンドマネージャにはできない投資戦略を使って資産を運用しているという内容を紹介しています。

    その結果の一つに、金価格の上昇があるようで、私が金投資を始めた20年程前は、1トロイオンス=400ドル程度だったと記憶していますが、「ミセスワタナベ」が、2100ドルにまで上げてしまうそうです。

    その根拠は、1980年に記録した最高価格は、当時の物価水準を考慮すると1905ドルに相当し、それ以上になる(p185)のようです。今年(2011年)にはユーロが炎上(破綻の方向)するという主張には驚きましたが、ギリシアの年金等の内情を見てみると、破綻するのも当たり前だと思いました、国民が働かなくなったり、早めに引退するようになると国力は弱くなるのでしょう。

    また、ユーロを引っ張っているはずの、ドイツやフランスの資産運用の仕方を見ると、ギリシアを助けるのは当たり前だと思います。

    以下は気になったポイントです。

    ・まともな産業が殆ど無いギリシアと、EU最大の経済大国ドイツで、金利が1%しか違わなかった事自体がおかしい、2010年1月には4%へ拡大した(p38)

    ・ギリシアは人口1000万人、面積は日本の3分の1,GDPは30兆円(神奈川県レベル)、主な産業は、観光(GDPの70%)と、海運、移民からの送金、である(p43)

    ・ギリシアでは、労働者は定年退職時の給料の96%の年金でボーナスあり(日本では30%程度)、年金を引き継ぐことも可能(p44)

    ・フランスもドイツも、PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシア、スペイン)との貿易で儲け、その資金をドイツ以上に高利回りのPIIGS債に投資した(p47)

    ・2010年5月末に、ドイツが7700億円の国債(5年債)調達ができずに札割れとなった、これは「5年以内にドイツは破綻する」と市場が判断したということ(p66)

    ・イギリスは、対外債務は10兆ドル(GDPの4年分)、金融機関へ政府が供出した金額は198兆円(イギリスのGDP)である(p78)

    ・トヨタのアメリカでのリコール問題があれほど大きくなってしまったのは、2010年1月に、アメリカ道路交通安全局と、トヨタ幹部がどう収めるかを決めていたのに、トヨタが当局よりも早めに発言してしまったため(p113)

    ・オバマは、アメリカ人が預金口座を作ってはいけない地域として、シンガポールを含めている(p127)

    ・ローマ帝国が最盛期から没落期に転じた頃の人口は100万人であったが、そのうち50万人が生活保護を受けていて、現在のアメリカ(生活保護もしくはフードスタンプを受けている人が47%程度)に似ている(p130)

    ・中国の成長を牽引しているのは、就業人口わずか3%(2500万人)の外資系企業、全輸出の55%、輸出の伸びの80%、GDPの22%(p135)

    ・中国には、ブラック工場と、5つ星工場の、2種類の工場が存在する、5つ星工場は海外からの視察対応用である(p152)

    ・中国に進出している日本企業は、代金支払いをドルから元建て(良品計画)、日本国内での人民元口座開設(丸紅)、工場と香港法人間の取引は元建て(コニカ)、人民元の為替予約(コマツ)などである(p171)

    ・1980年1月、当時の物価での1トロイオンス=800ドル台半ばの金価格に到達するには、現在の物価水準では、1トロイオンス=1905ドルに上昇する必要がある(p185)・金融資産との比較で、マネーサプライM2との比較でみると、3912ドルまで上昇する必要がある(p187)

    ・ドルの価値は、1913年の価値を「1」とすると、2010年で「0.07」、1971年から40年間で、「3分の1」(p195)

    ・金購入について、「あなたが日本人(日本円で給料を得て日本で暮らす)」なら、いまから購入しても損はしない」が回答になる(p196)

    ・世界の金融のプロたちは、日本国債は最低金利で借り換えできる唯一の商品であることをよく知っているので人気がある(p208)

    ・アイスランドの債券が売れた理由は、格付機関が破綻直前まで「トリプルA」を保証したから(p214)

    ・燃費は、ガソリン車:1円1キロ、HV:2.5キロ、EV:5キロ、その上にFCV(燃料電池車)がきて、水素ガス満タンに5分で航続距離は800キロ(p219)

    2011/1/3作成

  • 金鉱山を保有する著者・松藤民輔。
    様々なデータから金地金が高騰すると主張。
    物価上昇率などを加味するとまだまだ最高値はほど遠い。
    円高も加味すると、まだまだまだ金は上がる。

    ギリシャ危機が声高に。
    しかし、実態がひどいのはイギリス。
    サッチャー以後、金融立国に転じたイギリス。
    その結果、産業が廃れヘッジファンドの餌食に。
    ユーロ危機に加え、イギリスも相当ヤバいとのこと。

    我が世を謳歌する中国。
    食料価格や資源価格の高騰でインフレに苦しむ。
    産業が発展することで人件費なども高騰気味。
    日本企業の向上などが南進を検討している。
    世界の向上を失うと、中国はただの超高齢国家に転落へ。
    人民解放軍が蜂起に備え拡大される矛盾。
    その綻びが大きくなるのも時間の問題か。

    アメリカの量的緩和も引くに引けない状況に。
    住宅バブルの崩壊はこれからが本格化。
    日本よりもひどい医療・年金制度。
    アメリカ先導の金融経済、終わりの始まり。

    我が日本。
    財政的な悲観論はやまないが他国に比べ明るい。
    モノ作りは日本の技術なしではなし得ない。
    金融が破綻したとしてもその技術力で復活は確実。

    日本経済復活の始まり。
    最近、欧州不安や米国景気悪化による円高のニュース。
    日本も震災復興の2次予算が組まれない不自然さ。
    国債バブルが弾ける日が刻々と迫っている気がする。

    面白かった。

  • あまりに独善的で、まるで預言書のようでした。正直言って、この本の内容を参考すべきかどうかさえちょっと疑問です。

  • おすすめ度:85点

    2010年9月30日、松藤氏の講演会出席して贈られた。
    松藤氏の主張にはうなづける点が多く、説得力がある。
    松藤氏の予測する世界になっていくのであろう。あとは、その時間軸のズレがどうなるかだけだ。
    一般には大胆で、常識はずれの予測ではあるが、そういう世界が必ず到来するものと信じている。

  • ユーロ崩壊、USドル崩壊、中国元崩壊、日本経済復活するって書いてある本。

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/3501214.html

  • 鄧小平よろしく、黒い猫だろうが白い猫だろうが賃金を上げてくれる猫はいい猫なのである
    江戸時代に幕府の責任で被った賠償金ですら、明治新政府は死に物狂いで返している。このことを欧米の機関投資家とくにユダヤ人はいまでも語り草にしている
    燃費 ガソリン車1円一キロ HV一円2.5キロ EV 5キロ EVの特許は日本が76%抑えている

  • 「本丸はギリシャではなくイギリス」

    米大手金融機関トップの汚職&逮捕予見は面白い。
    何かをつかんでいるのか。

    「iPhoneに新しい技術は何もない」。というが、
    組み合わせ、というのも立派な技術。

  • 「国家破綻」時代の到来は近い。その時、日本はどうなるのか。投資に目覚めた主婦層=「ミセス・ワタナベ」がどう動くか。基本的な認識をマツフジ・ボーイズ式で理解し、その次なる動きを展望する。

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