キングを探せ

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  • 講談社 (2011年12月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (290ページ) / ISBN・EAN: 9784062166201

作品紹介・あらすじ

殺しのターゲットは4人。シャッフルされた犯行の行方は? 完璧な交換殺人を目論む男たちに、綸太郎の頭脳は勝てるのか。奇妙なニックネームで呼び合う4人の男たち。なんの縁もなかった彼らの共通項は“殺意”。どうしても殺したい相手がいる、それだけで結託した彼らは、交換殺人を目論む。誰が誰のターゲットを殺すのか。それを決めるのはたった4枚のカード。粛々と進められる計画に、法月警視と綸太郎のコンビが挑む!


殺しのターゲットは4人
シャッフルされた犯行の行方は?
完璧な交換殺人を目論む男たちに、綸太郎の頭脳は勝てるのか
法月綸太郎シリーズ長編書き下ろし!

奇妙なニックネームで呼び合う4人の男たち。なんの縁もなかった彼らの共通項は“殺意”。どうしても殺したい相手がいる、それだけで結託した彼らは、交換殺人を目論む。誰が誰のターゲットを殺すのか。それを決めるのはたった4枚のカード。粛々と進められる計画に、法月警視と綸太郎のコンビが挑む!

みんなの感想まとめ

交換殺人という独特のテーマが展開される本作は、緊迫感あふれる謎解きが魅力です。4人の男たちがそれぞれのターゲットを狙う中、法月警視と綸太郎のコンビが巧妙な駆け引きを繰り広げます。読者は、犯人視点から始...

感想・レビュー・書評

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  • 四重の交換殺人。うまくいったかと思いきや、ちょっとした綻びから法月警視&綸太郎が謎を解く。お互いの駆け引きがうまかったし、締めの言葉もかっこよかった。

  • 感情移入してどうのこうの思うことはなく、殺人事件の犯人探しを楽しむ話。
    まんまと引っかかって、なるほどね〜とは感じた。確率の問題が好きなら、面白いかも。

  • 犯人視点から始まったので、4人の交換殺人が成功するのか、それともトリックがバレてしまうのかハラハラしながら読みました。事件についての見解を話し合う法月警視と綸太郎が面白かった。トリックもどんでん返しという程ではないが、その考え方があったか、と納得できて良かった。法月綸太郎シリーズとして、シリーズ化しているみたいなので、他の作品も読んでみたいと思います。

  •  4人が行う交換殺人。殺す相手と順番をトランプで決める。
     誰が誰を、どの順番で殺したのかを法月警視と綸太郎さんが推理する。

     すべての殺人とその順番が分かった! て思ったのに、まだそこで終わりではなく、いわゆるどんでん返し的要素があるんだけれど、そのパズルが複雑というか、ややこしすぎて、私はすぐにピンと来なくて、その分、すべてが分かったときの驚きが薄かった。
     これ、このパズルをしっかり理解しながら読めてたら、すごい衝撃だっただろうな、て思う。
     もっと頭よくなりたいよ…。

  • 縁もゆかりもない4人がそれぞれの殺したい相手を殺してもらう交換殺人を計画
    相手と担当はトランプ決定する

    妻を殺したい夢の島は、仲間のイクルの殺したい相手が担当になり、強盗殺人に見せかけて殺害400万円を奪ったのだが、
    その金が偽札だと判明してから、一気にこの完全犯罪計画に綻びが起きて崩壊していく過程が面白かった

  • 法月綸太郎初読み!
    四重の交換殺人というややこしいネタだけど、情報がスッキリ整理されてて読みやすくてよかった〜!おもしろかった〜!

    いやーーそりゃAJQと来たらKだと思いますよ、人情ですよ、まさかそこからひっくり返されるとは〜!?
    ジョーカーがお出しされたときめっちゃビックリした!そんなんアリか〜!?Jから始まる二人がちゃんとJaとJoなの、解説されるまで気づかなかった。
    それにしてもカネゴンが始めた物語なのに、土壇場で覚醒したりさぴょんが強すぎて……りさぴょんコワ〜……

  • どうしても殺したい相手がいる、4人はそれだけで結託し交換殺人を目論む。少しずつ綻びが出始め歯車が狂いだす。相変わらずの法月綸太郎のずれている推理は一種のお約束で、法月警視との親子の会話は安定して楽しかったです。後半はスピード感もあって一気に畳みかける感じが面白い。

  • 交換殺人、そこに絡まった不可解な謎にミスリードされながら、最後の結末を迎え、やられた。よく練られたプロットだった。

  • 法月さんシリーズはやはり長編が面白い。
    どうなるの!?どうするの!?
    とドキドキしつつ、気がついたら一気読み。

    いつもより法月親子が少ない気がして、その分謎解きがスンスン進んでしまったような気になってしまいました。

    あと100ページくらい読みたかったな…。

  • 法月探偵の話は久々に読みました。交換殺人自体がゲームのようなもので誰が誰で何番目で、というところにトリックがあるのだろうな、と思ってカードのシャッフルから思い出しながら楽しく読みました。残念なのが4人の人物像が全てが終わってからつかめてくる感じで思い入れが全くできなかったこと。トリックの関係でこの点は仕方がないのでこの本では割り切って父子のやり取りと謎解きを楽しむのが一番かと思いました。

  • 数年ぶりに読み返す。冒頭に登場するのは,4人が交換殺人を企てる決起集会,誰が誰を何番目に殺すかをトランプによるくじで決めている光景。そして1人目から順番に殺害計画を実行に移していく。アリバイを用意し疑いは招かないはずだったが,被害者が持っていた偽札を盗み出したことから,綻びが生まれる。後半は犯人側と探偵側の知恵比べになる。警察と探偵法月は交換殺人を見抜けるか? 否,読者は真相を見抜けるか?

  • 本格ミステリの入り口としても、オススメできる作品かもしれない。

    四重の交換殺人に挑む法月親子。倒叙形式ですすむ交換殺人の計画。どのように交換殺人に2人が辿りつくのか?そして、だれがだれを殺しているのか?

    複雑な殺人の構図を、推理よりコンゲームに重点を置くことで、理解しやすくなっている。

    法月親子と共に読者は、交換殺人というパズルのピースを、1つずつはめこんでいく。完成間近で、ある間違い、仕掛けに気がついてしまう。

    巧妙な犯人の(作者の)企みとアイデアには、感動さえ覚えた。収束に向けた推理の構築と事件の全容は、本格ミステリとして素晴らしい完成度を誇る。パズラーの極致。

  • 「キングを探せ」
    トランプが集めた犯罪。


    法月綸太郎。本格派ミステリー作家の1人で大のエラリーファン。故に、探偵役に法月綸太郎、父に法月警視という探偵アンド警察の組み合わせをエラリーから拝借しています。この「キングを探せ」でも法月綸太郎が作家家業を片手に推理するのです。


    感想を一言で言うならばミステリーらしいミステリーです。犯人達の完全犯罪の結託場面から、犯行場面と続き、局面が推理側に展開して推理が始まる。次第に綸太郎が真相に近づくと、犯人達にも変化が起こり、一度事件がひっくり返る。それに対して、綸太郎が一手を打ち王手!、と起承転結がピシャッと決まります。


    犯人側の局面、探偵側の局面が分かりやすく変わるので非常に読みやすく、王手迄のひっくり返しも王道のような仕掛けでした。


    ただ、キャラクターは其処まで色が無かったですね。どれも淡泊なので犯罪の色濃さやインパクトは抑えめです。唯一濃かったのは、1人目の犯罪者でした。このキャラクターだけ背景が深めに描かれてました。思えばこの人物から全てが始まったと思いますね。


    法月綸太郎と言えば悩める作家なので、もっと凝ったトリックものを読んでみたい。

  • 交換殺人を法月(刑事と作家)親子が解決していく話でしたが、犯人と法月親子の両方の視点から描かれいるため読みやすく、肝心な所は最後の方まで明らかにされないため最後まで楽しめました。特に真相が暴かれた時には、「あれ、そうだったっけ」と最初の方のページを読み返すほど騙されてました。題名による錯覚を利用して読者を騙すところもすごいと思いました。 法月綸太郎さんの本を読むのは初めてでしたが、題名や話のセンスもあり一気に好きな作家になりました。法月シリーズまた読んでみたいです。

  • なんの縁もなかった4人による交換殺人。
    ミステリーのためのミステリーとはいえ、いとも簡単に人を殺してしまうのはちょっと・・・。
    もう少し伏線があると思ったが、そうでもなかった。
    交換殺人の展開と4人の出会いの場が面白かった。
    (図書館)

  • 新本格の黎明期、「新本格の作家は人を描けない」というバッシングがデフォルトだったのだが、この作品を読んで久々にそれを思い出した。
    読み進めているうちに淡々と謎解きがなされ、いつのまにか終わりという感じ。さしたるカタルシスもない真相で、読後に残るものも正直なかった。『密閉教室』の頃から、なんかつかみどころのない作家、という印象なのだが、多分この人の持ち味と自分の求めるものが合わないのだろう。

  • 四重交換殺人に法月親子が挑むミステリ。
    良くも悪くも法月作品。緻密で計算されているトリックにはキッチリと騙された。ただ視点が固定されていないため状況を把握しにくい。題材的にも色々な人物にスポットが当たってしまうのは仕方ないが、その部分にもトリック要素が欲しかった。

  • 交換殺人のプロットが緻密によくできていて、物語の導入もとてもスムーズなだけにその構図に探偵が気付くのが早過ぎる〜と残念に思ったのも束の間、物語の焦点はキングを探す事にあったのか!…と思いきや実はキングは!? ....と言う事で、題名が上手いなあ、というまずは感想。
    探偵(と言うことは読者も)が陥った推理ミスによる間違った筋書き自体が「四重交換殺人」という荒業によってとてもワクワクするものに仕上げられているので、気持よく騙されてしまった。書き様によってはゴチャゴチャし過ぎで置いてきぼり喰らう可能性もあったが、作者が軽いタッチの作風を選択してくれたお陰で最後までしっかりと捕捉できる。
    おそるおそるながら「これはミステリの名作では」と言ってしまいたい。

  • 王道ミステリーを味わいたくて再読。
    4人の共犯者たちが交換殺人を企て、法月警視と綸太郎コンビが謎解きをしていく。犯人の視点も描かれるものの、犯行の全貌は読者にも明かされないため、法月親子とともに推理をしながらページをめくる。
    プロローグのトランプのくじ引きは、映像ではなく小説ならではのミスリード。
    ニックネーム、本名、殺しのターゲット、引いたカード(ターゲットと順番を表す)。これらを、自分でもメモして整理しながら読み進めていくのが楽しかった。

  • タイトルの伏線回収は見事だった。ただ、語り手がころころ変わり登場人物が多いところが少し読みづらかった。

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著者プロフィール

1964年島根県松江市生まれ。京都大学法学部卒業。88年『密閉教室』でデビュー。02年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。05年『生首に聞いてみろ』が第5回本格ミステリ大賞を受賞し、「このミステリーがすごい! 2005年版」で国内編第1位に選ばれる。2013年『ノックス・マシン』が「このミステリーがすごい! 2014年版」「ミステリが読みたい! 2014年版」で国内編第1位に選ばれる。

「2023年 『赤い部屋異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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