- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062166201
感想・レビュー・書評
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新本格の黎明期、「新本格の作家は人を描けない」というバッシングがデフォルトだったのだが、この作品を読んで久々にそれを思い出した。
読み進めているうちに淡々と謎解きがなされ、いつのまにか終わりという感じ。さしたるカタルシスもない真相で、読後に残るものも正直なかった。『密閉教室』の頃から、なんかつかみどころのない作家、という印象なのだが、多分この人の持ち味と自分の求めるものが合わないのだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4人のキャラクターがぼんやりしていて、謎解きがわかりにくい。探偵役の親子も感情移入できない。トリックだけか。自分にはこの作家はあわないというのを、再確認した。
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軽く通勤の往復で読めた。評判のよい本だったのでいつ面白くなるのか、どんな捻りがあるのかと思って読んでいたがなんにもないまますーっと終わった。読みやすいが何が面白くて評判がよいのか分からなかった。
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法月綸太郎本格ミステリー 理屈っぽいが昔のきれはない
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複雑すぎて何が何やら・・・。でももう一度読む気はしません。う~難しい。
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最後に出たのはいつだったか思い出せないぐらいぶり、な法月綸太郎シリーズ新刊。正統派なパズル小説だった。ただパズルでありそれ以上でも以下でもない、という感じ。
パズル自体はとても手が込んでるんだけど、物語性が薄いように感じて仕方ない。でもまぁ、法月綸太郎ならそれで良いのかもな、て思ってしまう不思議。