月曜日の朝へ

  • 講談社
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  • 本棚登録 :137
  • レビュー :30
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062166379

作品紹介・あらすじ

群像新人賞作家が描く「27歳」の今と明日。彼氏ナシのOL・実里と子持ちの専業主婦・木綿子、対照的な人生を歩む同級生の一瞬のすれ違いを描く「クロスロード」併録。

感想・レビュー・書評

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  • 水泳に青春を掛けたOLと、子供の遅れ気味の成長に不安を感じている主婦、元同級生の2人のある一日を書いたクロスロードと、母親が余命を宣告されたことを受け入れながら苦しむOLの話、表題作の2つの中編小説。

    どちらも妙齢の微妙な感じの女性の心情が良く表れているなと思いますが、クロスロードの方が好きでした。
    実里と木綿子の対比、それぞれの過去の話など、少しずつわかるにつれて惹き込まれて読みました。

    木綿子と夫の馴れ初めも知りたかったなと、ちょっと欲張りな気持ちです。

  • 2016.5.20

  • 彼氏ナシのOL・実里と子持ちの専業主婦・木綿子、対照的な人生を歩む同級生の一瞬のすれ違いを描く「クロスロード」併録。
    (アマゾンより引用)

    2編収録。
    表題作のほうが好きだったな(*´∀`*)
    けど、その付き合ってる彼氏の性格は嫌いだ…(´д`)

  • 表紙の女性がとても美しかった。
    クロスロード…働く女と育児をする女を対比させながら、女の幸せとはなんなのかという問いを投げかけている。
    月曜日の朝へ…評価はこの作品。主人公の考え方や感じ方に共感できた。しっかり自律した女性と半分学生の市川とのやり取りが面白かった。お母さんを心配する気持ちや彼氏と上手くいかない様子などよく描けている。

  • 表題作と「クロスロード」の中篇がふたつ。30手前の女の心情がよく書かれている。気がついたら日常が過ぎ去っていく。どこにもいけないまま。

  • 水泳が得意でインハイに出場するも、オリンピックを目指すほどでもなく今はしがないOLをやっている美里と、幼い頃から美貌を持っていたが自分は空っぽであると考えている一児の母の木綿子。
    まるで接点のないふたりの1日が、交互に描かれ、交錯し、また離れていく「クロスロード」と、癌になった母親を毎週末見舞うひとにも自分にも厳しく張り詰めている瑞貴の日々を描く表題作が収録されている。
    口には出せないけれど認められたいと願って足掻いている、もう若くはない女の姿がリアルだ。

  • 結構暗い展開だったが、最後明るく終わったのが良かった。爪を噛むところの記述が読むのが辛かった。

  • 朝比奈あすか、3冊目。
    今までの2冊目とほんとに同じ作者?と思うような感じ。。
    実際テーマとかは共通しているし、味は似ているのだけれど・・・
    今回のは微妙だったなぁ~
    ”クロスロード”の、2人の物語が重なり合うところは、いつつながっていくのかというドキドキ感があって、面白いと思ったので、☆は2つで。

  • 若い女性が主人公の2話が収録された短編集。
    最初の話「クロスロード」は広告代理店で働くOLと成長に少し遅れのある子供をもつ母親が主人公。
    彼女たちは学生時代、水泳部に所属していて、その頃の話と今の話が交錯しつつ進んでいく。
    そして、ほんの少し接点をもつ二人。

    集中力がないせいもありますが、二人の女性の話の境目が分かりにくく、「あれ?いつの間にかこんな話の展開になってた」という事が読んでいて多々ありました。
    その上、現在と過去の話が交錯するので、さらに混乱してしまいます。
    正直言うと、この二人の話で何が言いたかったんだろう?と思いました。

    「月曜日の朝へ」は印刷会社で働く女性が主人公の話。

    2話とも今の時代に働く女性のリアルな姿がリアルに描かれています。
    パソコンを使った仕事の様子。
    上司や後輩の様子。
    今の時代に働く女性はこんな様子なんだというのがはっきりと頭の中で映像になって浮かび、彼女たちの思いがひしひしと伝わってきました。
    それだけに読んでいて気が重くもなりました。
    私自身が今の時代が好きじゃないからだと思います。

  • 2つの短編小説。
    『クロスロード』は元水泳選手のOLと大学を卒業してすぐに主婦になった2人の同級生のお話。主婦の、自分の子供の成長が他の子と比べて気になると言うのは少なからず共感する所もあった。違う道を歩んでいる同級生が街で偶然再会しお互いがお互いの『今』にちょっぴり羨ましく思う。誰もが何かしら不満や不安を抱えて生きている姿がリアルだった。
    『月曜日の朝へ』は仕事と恋の悩み、母親の病気をも抱えて生きている27歳OLのお話。家族を失うかもしれないと言う思いは読んでいて苦しくなった。重い気持ちのままのラストではなかったのが救いだった。

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