- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062166522
感想・レビュー・書評
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いつもは、読まない系統の本だが、なぜか、ざっと読了(^^)
読んだ感想としては、正直ややイマイチな印象(^_^;)。
まず、本の主題がわからない。
本の題名から主題と想像された財政の話が主体なのか、民主党及び官僚の批判(改善提案?)が主体なのかどっちなの?と思いました。
前者が主題と決めて、後者を読み飛ばしていったら、どんどん飛んですぐ終わってしまいました。
財政の話が主題とするならが、結局「消費税増税はいらない」とは、いっておらず、「先じゃない」といっているだけなのがまず気になります。
また、これに限らず消費税反対派の、論調はたいてい「先ではない」といっているだけのことが多いような。。
また、相対的な財政の全体的、長期的「絵」として、数字的検証を詰めていないのが気になるところ。
やはり、先か、後かは、一旦抜きにして、長期的に考えて、結局消費税はいるのか?いるならどのくらいか?の話をする必要がありそう。
あと、もう一つのポイントは、やはり、増税と経済の関係。
経済成長と、実際どのくらいの相関・悪影響があるのかは、統一見解が必要。
(ちなみに、この本は、増税はNGといっておきながら、アングラからとる所得税増税は、許容しており、
そっちは、いいのかよ?と突っ込んでしまいました(笑))
ここは、過去増税した国たくさんあると思うので、結果はわかっていそうなものですが、意見がかなりわかれているなと思います。
あと、成長率4%という数字の妥当性についての議論。
この辺は、成長率の前提が、1%だ、4%だ、というそもそも前提条件の奪い合いをして、議論がかみあわないことが多いですね。
どの成長率になるのは、確率論なのだから、成長率をパラメータとして、複数シュミレーションするのが妥当だと思うのですが、あまりみたことないですね。
最後に、個別の財政捻出策が、結構ありましたが、できそうならやったらよいんじゃない?しかし、継続ではなく、ワンショットの施策が多いこともあり、長期的な財政には、大きくは関係しないよねと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示