突撃! ロンドンに家を買う

著者 :
  • 講談社
3.44
  • (2)
  • (8)
  • (14)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 70
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062166683

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 井形さん、本当に上手だなあ。前著『老朽マンションの奇跡』もそうだが、家を買いたいひと、しかも吉祥寺とかロンドンとか、「ちょっと憧れるわ」という場所に買いたいひとが、ドキュメンタリーを読むことによって疑似体験ができる作りになっている。途中の失敗、苦労もきちんと見せてくれるので、読者も本当の買主になったかのごとくハラハラするのだ。
    それだけでなく、なぜ東京の不動産のあいまいさ、中古市場が活気づかない理由もずばり解析してくれる良本。

  • 面白くて一気に読めました。私もイギリスに家を買うぞー!!キド社長を紹介して欲しいくらいです!!

  • いずれロンドンに家が欲しいと思っていたので、とても参考になった。やっぱりお金も時間も運もいるんだなぁと。。。
    しっかりとした調査がされるから、そういった面では安心できそう。
    階級が残る国ならではの、物件探しポイントも印象に残った。

  • 世界一住宅が高く、階級社会のロンドン。
    30年前にくらべて10倍!
    ボロボロの建物でも。

    ニューヨークにも近く英語圏のロンドンは今後も人気が続く。
    世界の投資家が投資目的で買いあさる。

    治安低下の原因になる低い階級が住まない場所は、
    今後、価格が下がることはない。

    不動産エージェントは資産評価と交渉の仲介のみ。
    オーナー同士は各弁護士を介し取引する。
    不動産の技術鑑定は国家試験を通った家屋鑑定人が行う。
    その価格は妥当かどうかも報告する。

    日本のように、購入者は物件を素人の目で見て、不動産業者を信じ、
    買うしかないのはリスクがあり、開かれた市場とはいえない。

    ただし、日本はロンドンのような階級社会ではないので、
    治安の心配はなく、中国人富裕層には安い買い物かもしれない。

  • 家や不動産に関する女性の本を探すのは難しい。
    インテリアコーディネーターとか不動産鑑定士などの専門的な書物はあるのだろうけれど、女性が、毎日の生活の視点から、住まいを語る本は少ない。
    不動産価格や資産価値といった経済的な視点ではなく、あくまでも日々を過ごす住まいに視点を置いている井形慶子さんの本は参考になります。
    でも、単なる家づくり本ではなく、金額、ローン、契約といった手続きについても説明し、しっかりと不動産を購入するときのポイントも抑えているのがよいですね。

    あえて言うなら、「日本はこんなところがダメ、イギリスはこうなのに~」というトーンで書かれることが多いのが難点かな。でも、その理由には著者なりの分析があり、うなずける部分も多いです。
    日本には日本の気候、風土、暮らしにあった住まいがあり、古民家再生などの動きもあるので、そこもきちんと踏まえていただきたい、とは思いますが、まあその不足感は、ほかの書籍で補うことにしましょう。

    プロの不動産業者から綿密な見積もりをとり、何度も調査を繰り返し、粘り強い交渉力を持つ著者の行動力と眼力には、さすが!とうならずにはいられません。
    その反面、ロンドンを歩いていてたまたま見た家の「窓から中を覗いたときの様子がたまらなく魅力的だった」というような、直感重視の面もあって、「え!」と、拍子抜けすることも多いです。でもそこが、この著者の、多面的な魅力でもあり、多くの人の共感を呼ぶところなんじゃないかなとも思います。

  • 日本の不動産業界の問題点について考えてしまった。
    日本でもイギリスみたいな公平な不動産鑑定が広まればいいのに

  • 常々思うことではあるけれど、やっぱり、現地に住んでいる人間と、すこへ赴いた人間では視点が異なると思う。良くも悪くも。
    このエッセイで書かれているのは、イギリスに「赴いた」人間の視点であるように思います。だからこそ、イギリスが魅力的に描かれているし、イギリス人でさえ気付かないような良さが、そこらかしこに点在していて、そういうのが好きなひとはたまらないのだろうなと思う。
    ただ、「住んでいる」人間にとっては、憧れの対象ではなくなってしまったイギリスなわけで、そこに生じる溝はあまり埋まらないのかな、という印象を受けました。
    イギリス云々、家を買う云々を抜きにして、やっぱり、世界で一番強いのは「母親」を経験した女性なのかな、なんて感じました。

  • イギリスに学ぶ幸せな暮らしや住まいとは?毎度井形さんの行動力には頭が下がります。私なら簡単に怖じ気付く。後半のスピードと緊張感がリアルでした。

  • 読みにくいかと思ったらさくさくと読めました。
    イギリスロンドンに家を買うってこんなに大変とは。

    でも向こうから見ると日本で家を買うというのは博打みたいなんだなというのがわかった。

    お金あったら家欲しいなぁ。

  • わからない用語とかあり、内容としても難しかった。あがり続ける資産というのはうらやましい。
    国の違いが大きいすぎる。
    実需という言葉とBuy to let が印象に残った。
    しかし井形さんは、ご自分の経験をすぐ仕事に活かし効率がいい人と思う。
    さすがです。著者は全部持っているので、ほんのほんの僅かロンドン物件に役立っている?。(#^.^#)
    海外に家を持つには、仕事又はする事がなくっちゃね。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

自ら取材、撮影をもとに書いたイギリスのエッセイの他、住宅論、日英文化論、恋愛など多岐にわたる。 住宅ノンフィクションでは、東京都下にイギリスで見たコテージ風の家を建てた「戸建て願望」(新潮文庫)。 「老朽マンションの奇跡」(新潮文庫)、「よみがえれ!老朽家屋」(ちくま文庫)などがある。

「2018年 『いつか一人になるための家の持ち方 住まい方 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

井形慶子の作品

ツイートする
×