八月の犬は二度吠える

著者 : 鴻上尚史
  • 講談社 (2011年1月19日発売)
3.89
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  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062167512

作品紹介・あらすじ

悲劇の夏から24年、たったひとつの恋のため、仲間を崩壊させた自分に死の床についた"かつての友人"が託したのは京都中を震撼させるはずだった極秘作戦の完遂-『八月の犬』で送ってくれそれだけが、俺の願いだ-。

八月の犬は二度吠えるの感想・レビュー・書評

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  • こんな風にばかばかしいことに一生懸命になれるのって、とっても短い間なんだな。そして、時を経て、友の願いを叶えるべく集う仲間たち。結末に向かって物語は加速する。京都故か万城目さんテイストを感じた。中盤の出来事、ちょっと唐突な気が。伏線を読み落としたかな。

  • 去年お世話になった学校の寮でのできごとだったので、涙が止まらないところも。
    不安と厳しい現実のなかを一緒にすごし、それぞれの進路に進んでゆく子ども達の1年とそれから。
    日本にいま潜んでいる問題にも光をあてられています。
    私は、いちばん大きなテーマは「取捨選択」に思えました。
    なにを選び、なにを置いて進んでゆくのか・・・
    大学進学を前にした学生達の選択と今が描かれることで、選んだ「目標」だけが素晴らしい人生の着地点ではないことを伝えています。
    安全な社会のなかにいて生きている実感が得づらいとしても、いくつになっても、どこであっても「今」と「絆」を大切にしなければってこころから思いました。
    そして、傷ついたのはけっしてひとりじゃない。
    長崎さんは彼にしかできないことを遺した強い人。
    鴻上さん、ありがとうございます。本を読んで吉村さんのように私のこころのなかの時計も動き出しました。

  • 花火も送り火も今の時代ならネットにあげられ、
    非常識な若者のそしりは免れないと思うが。

  • ばかな男たちがばかなことをする話だけれど、そこに、友情、恋、死、後悔など、いろいろからまっているからおもしろい。

  • よかったですよー、鴻上さん。
    若い時のままだ。

  • 鴻上さん最近見ないなと思ってたら図書館にいた(笑)言わずと知れた第三舞台、小劇場のカリスマの本を見逃さずにおれようか、ひったくるようにして借りて貪るように一気読み。
    やっぱりいいのだ、アナクロと言われようがあの激動の時代を知っている者にとっては感涙ものの青春グラフティ。
    屋上スナイパー、1万発のロケット花火、そして宗教行事でもある大文字送り火への冒瀆ともとれる無謀な挑戦…それら全てが若き日の自分にシンクロし感涙ものの活劇はやはりこの人の今日の存在意義なのだろう。
    腹を抱えて笑った、人目憚らず泣いた、そして手放しで感動した…オレらの青春はまだ終わっちゃいないぜ!と思わせてくれるいい本です。但し中高年限定ね(爆笑)

  • 舞台は1982年戌年の夏の京都。
    大文字焼き(五山送り火)を”犬文字焼き”にしてしまおうとたくらむ予備校生たちの青春ストーリーです。くだらないことに夢中になれる若さ、将来への不安、恋の悩み、そんな楽しくも悩み多き時代のキモチがよみがえってくる一冊。犬文字焼きは成功したのか・・・その意外な結末とは。

  • 2013年7月西宮図書館

  • 鴻上尚史さんの予備校時代をモチーフにした小説。登場人物がナイーブで僕自身も予備校時代を思い出した。「カレーは家庭と家庭が出会う」「本当の悩みは抱え込む」など印象深い台詞も多かった。

  • よかった!読む人の年代によって差はあるかもしれないけど、懐かしく、ほろ苦く、おかしく、悲しい・・・いろいろな気持ちが出てくる小説でした。 

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