- 講談社 (2011年3月1日発売)
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感想 : 11件
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062168052
みんなの感想まとめ
群像編集者と才能に埋もれた青年の物語が描かれ、編集の裏側が垣間見える作品です。性描写や暴力が含まれていますが、作家志望者にとっては描写や会話、説明を学ぶ良い機会となるでしょう。特に、「事象を抽象化する...
感想・レビュー・書評
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群像編集者と才能に埋もれた青年の話。
編集担当の裏側が覗ける!と話題の作だったが、読破してみればそれほど頁が割かれているわけではなかった。
性描写が多いかな。
描写、会話、説明を学びたい作家志望者には一読の価値有り。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
飛ばし読みしてしまった。
好きになれないな。 -
読後のダメージが、これまで読んだ小説の中でもトップクラスだった。作中の「事象を抽象化する能力が、虚構構築には必須」というのは、一年以上前に読んだ雑誌の中の村上春樹の「読み解くことは謎なり質問なりを置き換える、パラフレーズすること」という発言と結びついた。
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正直言って、最初の数ページだけでも音を上げそうになりました。その後も途中で何度か挫折しかけましたが、後学のために最後まで読みきりました。
小説という形式をとって、”小説を書く”ということ、小説家であるということ、編集者の姿勢に対する著者の主張を表現するため、そして文学賞の内幕をさらすために書かれた作品のように、私には感じられました。 -
いつものと言ったらいつものなんだけどそれは様式美だからいいの。とうとう作中に作者出演w。
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花村萬月の小説入門、いつもどおりエロも暴力もあるよ、という著者のエッセンスみたいな本で、これまでの作品のサブテキストとしても読める。それにしても花村萬月の小説の中で、「赤いボディのラミーのサファリ」が「じつに使い勝手がいいのだ」なんて文章が読めるとは。文具好きなので激しく反応してしまう(赤一色の鮮やかなジャケットと呼応しているしね。で、登場人物はこれにアルミホイルを巻いてマリファナを吸うためのキセル作りに使っちゃうんだけど)。
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「文芸出版界の内実を曝す問題作」と帯のコピーにあり、興味を惹かれ、購入して即読んだ。
「群像」編集部の女性編集者を主人公に、作家志望の男達や作者花村萬月自身が登場し、文芸誌の新人賞の裏事情などが語られる。その点は興味深かったが、実際に作品を貫くモチーフのほとんどは「セックス」「ドラッグ」「暴力」で、女の読者であるわたしには耐え難いものがあった。
だが、それだけ嫌悪感を感じさせながらも、この小説は途中で読むのをやめさせない力がある。
文中、花村萬月が、「感性的に嫌悪を抱いても、なおかつ惹きよせられてしまうもの」、その「センス」を持つものが小説であり小説家であると語る。確かにこの作品にはその「センス」が内在しており、花村氏は「センス」を持つ限られた存在の小説家なのだろう。
この小説にはいくつもの瑕がある(例えば、女性を描けていないとか、ラストの処理が安易だとか)。
だが、そんなことは問題にならない。小説とは本来瑕を抱える性質のものなのであって、そんなちまちましたことを凌駕するダイナミズムがあることが重要なのだ。それがひしひしと伝わってくる。
全編汚物にまみれきったような作品でありながら、読み終えたあと、どこか清々しい。稀有だ。
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著者プロフィール
花村萬月の作品
