刑事魂

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 46
感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062168250

作品紹介・あらすじ

本部長の娘が誘拐され、誘拐事件の名交渉人・三島は、冷や飯食いの立場から捜査の最前線に呼び戻されたが、娘の命より犯人逮捕を優先させる本部長と、正面から対立する。くるくる変わる犯人側の要求に、ほぼ単身で立ち向かう三島は、署内でますます孤立していく。そして行きつく先に待っていたのは-驚愕の事実。スピード感溢れるノンストップ警察小説。

感想・レビュー・書評

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  • 読み始めて30ページぐらい→設定とか交渉人のスキルとかめっちゃ面白い、これは期待!
    中盤→誘拐犯が対面と思わせて、何度も空振り、だれてくる、しつこい
    終盤→犯人は撃つぞ撃つぞ・・・撃たない。とにかくなんでってくらい撃たない。で逆にあっさり撃たれる。
    最大の謎、本部長が娘をどう思っていたのかよくわからない、突然の方針転換について本人の口からは何の説明もなくてモヤモヤ。
    ラスト→裏金告発はどうなった、何もかも中途半端で唐突に終わる、すっきりしない。
    期待しただけにがっかり感がすごい。

  • や〜っと読み終わった。
    三島は人質を早く助け出したいのに、人質の父親である本部長は人質の命より犯人逮捕を優先させよという。他の捜査員は上には真っ向からは逆らえないから、三島に協力したくても大っぴらにはできない。それでなかなか人質救出までいかなくて、とにかくひたすらもどかしかった。

    裏金作りへの協力を拒んだ三島が受けた、見せしめ嫌がらせのような扱いが結構陰湿。それに屈しなかった三島。よく耐えたなぁ・・・。

    本部長さん、権力って、そ〜んなに手放したくないものなの?娘の命よりも大事? 価値観の違いを感じた。

  • 長いのだが、主人公の独白が多いせいもあって、とても疲れる。
    主人公の刑事の心理を描きたかったのかもしれないが、そのせいもあって謎解きも中途半端、事件の原因も中途半端。
    ちょっと雑かなと思った。

  • ドラマ化後、「警官魂」に改題して文庫化。

    緊迫感が最後まで長々と続き、一気読みはしたが疲れた。裏金を隠蔽するために手段を選ばない官僚、というのはまぁいいとして、実の娘を誘拐され、生きているのにわざわざ逮捕最優先捜査が断行されるのは何かやり過ぎのような。現場の捜査員も皆が皆、仕方なくながらも結局は従っているのも変。特に、自分のやり方があるにしろ、両角が突っ込んでいく場面は明らかに暴走だし、あるまじき危険行為だと思う。三島の正義を強調するにしろ、何か色々やり過ぎなところが見えて、興醒め感も拭えなかった。

  • 初めて読む作家なのであまり期待していなかったのだが本屋のPOPに惹かれて図書館でリクエスト。誘拐事件のネゴシエーターの仕事ぶりを始めて知ることができると同時に、警察上層部のお金と地位への執着心のしつこさを描いていた。

  • ゴチッとした警察小説。
    県警本部長の娘が誘拐される。
    閑職に追い込まれていた刑事に白羽の矢が立てられる。
    主人公は、警察をも敵に回しながら人質の救出に孤軍奮闘する。

    主人公三島の”正義”は時として、周囲に敵を生む。
    それでも曲げず歪まず己の”正義”を貫く。

    2段組みのボリューム故、読了まで若干時間を要したが(まとめて読めなかったのも残念だたが)、全然飽きない。

  • 次はどうなる次はどうなる?
    ページをめくる手が止まりませんでした。
    地方都市を舞台にした、警察幹部を巻き込んでの少女誘拐事件。
    主人公が実直すぎる。家族はどうなのよ!と言いたい。

  • 主人公だけではない刑事魂に泣けた。。

  • 裏金作りを拒否して警察学校に飛ばされた刑事が、飛ばした本人の娘の誘拐事件捜査に加わって…。とにかくテンポが悪い。進捗が遅くてイライラします。加えて主人公の愚直なまでのかたくなさにまたイライラ。結末も大団円にはほど遠くてイライラ。自分の正義を貫くためなら同僚や家族を犠牲にしてもかまわないって、人としてどうなの?

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著者プロフィール

1965年、福島県生まれ。福島大学経済学部卒業後、地元の銀行に勤務。’89年退行後、文筆活動に入る。92年、『エノラゲイ撃墜指令』(新潮社)が日本推理サスペンス大賞佳作となる。著作に、『摘出』『非常線』『核の柩』『刑事魂』(以上、講談社。『刑事魂』は文庫化にあたり、『警官魂』に改題)『導火線』『警視庁特捜官魔弾』(徳間書店)がある。

「2019年 『ワンショット ワンキル 警視庁特捜官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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