さがりばな

著者 :
  • 講談社
4.06
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本棚登録 : 51
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062168328

作品紹介・あらすじ

沖縄・西表島の水辺に、一夜だけ花をさかせる、まぼろしの花。はかなく美しい営みをおさめた、命の循環をつたえる写真絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 夕方ごろ甘い香りとともに開花しだし、夜のあいだ魅惑的に咲きつづけ、翌朝にはもう花がポロッと落ちてしまう。一夜の儚い営みですが、その姿はとても美しく、水面に落ちた花々が彩る景色もきれいです。鶏卵ほどの大きさの果実は水の流れに身を任せて旅をします。たどり着いた先で、運が良ければ、また命を巡らせるそうです。そんなサガリバナの花言葉は『幸運がおとずれる』。なんて素敵なんでしょう。
    この写真集でサガリバナの物語を見て、幻想的で不思議な気持ちになりました。

  • 「沖縄・西表島の水辺に、一夜だけ花をさかせる、まぼろしの花。はかなく美しい営みをおさめた、命の循環をつたえる写真絵本。

    幸福がおとずれるという花言葉をもつ「さがりばな」。夏の夜に一晩だけ花を咲かせ、次の朝には散りながらも命をつないでいくのです。」
    (村上淳子『その本読みたい!』の紹介より)

  • 夜に、さがりばなは、川辺で花を咲かせる。甘い香りに誘われて、虫がやってきて、めしべに花粉をつけると、一夜限りの花が咲く。朝、花が落ちると、川を流れていく。花があった場所に残っためしべが実になり、また、新しい命を生み出す。
    (31ページ)
    ※白とピンクの花がすごく美しい。写真がどれもきれいで、癒される。

  • 沖縄・西表島の美しい一夜だけの花

    川の水面に浮かぶ白とピンクの綿毛はさがりばなの花
    夜に花を咲かせ、甘い香りをただよわせて虫を誘い、夜明けに花を落とします。

    さがりばなの木についた実もやがて、水面に落ちて辿り着いたどこかで根をおろします

    〇全てのページが美しい写真絵本
    花言葉は幸福がおとずれる→この本を手元に置いておくだけで、幸せだ

  • 水の中に浮かぶ花
    美しいなぁ

  • こんな花が存在してることを知らなかった。
    綺麗で、儚く、それでいて、強さを発している。
    不思議な花だ。
    実物を見てみたいなあ。

    美しい写真をながめているだけで、楽しい。
    一方で文章はあまり好みでは無かった。

  • ★★★★★
    西表島のマングローブの林の中で、一夜だけ咲くさがりばな。
    あまい香りをただよわせ、朝になると、川面にぽたりぽたりと落ちていきます。
    さがりばなが流れてゆく様子が天の川のよう^^
    写真絵本
    (まっきー)

  • キレイだなー
    見てみたい。

  • 沖縄で、一晩だけ咲く花・さがりばな。
    その開花から、散って、またそれが新しい命になる過程が写真絵本で描かれている。

    きれいな花で、ぜひ実物を見てみたい。

  • とても美しい写真に魅せられました。

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著者プロフィール

横塚眞己人(よこつか・まこと)
写真家。1957年横浜市生まれ。雑誌編集者を経て、現在はフリーランスの写真家として多方面で活躍中。日本写真家協会会員。ボルネオ保全トラストジャパン会員。著書に、日本絵本賞を受賞した『ゆらゆらチンアナゴ』(ほるぷ出版、江口絵理・文)、『ゾウの森とポテトチップス』(そうえん社)、『どこにいるの イリオモテヤマネコ』(小学館クリエイティブ)、『マングローブの木の下で』(小学館)、『季節のごちそう ハチごはん』(ほるぷ出版)など。

「2022年 『屋根のうえのバトンリレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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