ルシッド・ドリーム

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 66
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062168472

作品紹介・あらすじ

オフィス街の小さなビルの一室で、夜な夜な不思議な講座が開かれている。老若男女、職業もさまざまな人々が甘い蜜に誘われるようにそこにはやってくる。彼らの願いはただ一つ、楽しい夢の中で永遠に暮らす方法を身につけること。ここは、夢を我がものにし、現実をすてるための学校、ルシッド・ドリーム・スクール。うるさい家族、めんどうな恋人、すべてを捨てれば有り余るほどの幸福が受講生たちを待っている。悲しくもおかしい、怖いけれど魅力的な物語の始まりだ。

感想・レビュー・書評

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  • 明晰夢にまつわる短編集。普通に明晰夢を見ることができる私には、何故こんなに人々が夢に拘るのかまったく理解できない。

  • 自分の思い描いていることを夢で実現する。

    電車の運転手になれずに駅員として働く男の踏み外しかけた道を夢によって軌道修正したこと。

    舞台で演技するよりもドラマーになりたいのに家業ゆえにどうにもならない不満を夢で叶えようとした男子中学生。

    夢の中で作り上げた架空の彼氏によって現実を直視する勇気をもらった女。

    ルシッドドリームの講座の先生をする息子をひっそりと見守る、元マジシャンだった男。

    読みやすい。

  • 中島さなえさんの『ルシッド・ドリーム』を読了。夢を我がものにし、現実をすてるために現実夢を見る事を指南する学校ルシッド・ドリーム・スクールに通うちょっと現実の世界では生きにくい人たちの悲喜こもごもの日々の様子を描いた小説で、ちょっとシニカルでかなり哀しいお話がプロローグからエピローグまで6編の構成で語られている。まあ軽く読める小説だが、他の作品が楽しみになるような読後感ではなかったかな。まあこれも読書、しかたない。

  • 明晰夢のことらしいです。
    ともすると夢に逃げ込みがちになるけど、この作者、現実の厳しさもきっちりと思い知らせてくれて。
    現実が甘くないからこそ、その先にあるものに意味が生まれてくるのだと思うけど。
    そしてそこにこそ、ドラマは生まれるものだと思う。

  • 自分の思うままに夢見る方法を教えてくれる、不思議な講座とそれを巡る人々の物語。

    彼らが見る夢の内容が、ごちゃごちゃしていて結構濃ゆい。
    連作短編になっているのだけど、なかでも「Written by RYUKA」の夢と現実の境目が曖昧になっていく感じが面白かった。ネットの世界に逃避する娘や心が壊れてしまった母親が、やけにリアルに感じられて怖い。特に母親の言動にはゾッとした。

    人生の3割は寝ているわけだから、どうせ見るなら自分の好きな夢を好きなように見たい。とはいえ本当に夢を自由自在にコントロール出来てしまったら、現実世界に戻れなくなってしまいそう。
    現実への手助けとして夢見る事は私には出来ないなぁ。でも夢日記つけるくらいは実践してみても良いかも。

  • 資料ID:92111890
    請求記号:

  • 面白い題材だった。しかしお互いの章の関連が、もう少し濃くてもよい。物足りない。また夢のコントロールをすると、人生どうなっていくのか。これまた物足りない。

  • 自覚夢――これは夢だと自覚し、夢を操る技術を身につける学校に通う生徒たちの連作集。
    夢に溺れる第1話はありきたりですが、2話以降はなかなか面白いです。
    ネット依存性のノアたんの話はなかなかのぶっ飛び具合で楽しかったです。2話に出てきたすごくマトモな友達の家庭が、まさかこんなのとは。

  • 扱っている題材が面白い。
    夢を自由自在に操る…
    実践してみたいけど、ちょっと怖いからやめとこ。

    最近短編ばかり読んでいるから長編が読みたいと思い選んだのに
    実際は連作短編でしたー。
    どの話も雰囲気がそれぞれ全然違うから不思議な感じ。

    あと、装丁がとても可愛い。
    装丁って大事だなぁ。

  • もうひとひねり欲しいと思うのは欲張りでしょうか? ホロッとさせるようでいて、それも中途半端な感じがします。妄想恋愛にはまる女の子のエピソードが一番面白くリアルでした。

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