- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062169165
作品紹介・あらすじ
家業を継がれている方、職関係の仕事をされている方を中心に昭和の頃食べた料理の思い出をインタビューし、その料理を再現する。
感想・レビュー・書評
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単なるレシピ集じゃなくて
「思い出」のほうに比重がある。
主に東京で自営業をしている人たちに
子供の頃の思い出の
たべものについて語ってもらい
著者が再現してみたものが載ってます。
家で食べていた日々のごはんと
おでかけの時に楽しみだった
ハレの日の食事と。
思い出は、さまざま。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私の昭和時代は、ちょうどファミリーレストランブームで、ピザとかチキンバスケットを好んで食べていたような。
今の食生活のほうがよほどレトロです。おばあちゃんの手作りのものがいっぱい食べれるから。漬物、野菜の煮付け、甘酒。他あげたらきりがない。 -
東京の職人にどんなものを食べていたのかをインタビューする。
読むと改めて、「東京の食」であることを実感する。だって地方じゃ食べないものがほとんどだから。 -
表紙を見ると懐かしいレシピ集にしか見えません。しかし中身は、レシピも少々あるものの、ほとんどはインタビュー集です。ポン菓子屋さんや金魚屋さんなどの、昭和っぽい仕事をしている人に、思い出の食事を聞いています。
全体的にチグハグ感があります。それは、職業のピックアップとレシピにあまり深い関係がないことと、デザインによるものが大きいと感じました。やたらと斜めの写真が多くて、カラーページの色使いも良くない。色はあえて野暮にして、昭和っぽさを狙っているのかもしれません。
また、かなり多くの写真が、素材集からのものです。多少ならいざしらず、モノクロページの写真はかなりの割合です。これは内容の良し悪しに関係ないかもしれませんが、見たことのある写真ばかりで、僕にとっては興ざめの要因でした(同じ素材集に頼っているので、人のことは言えませんが…)。
素材はよいが、調理に失敗した感が残ります。