誰でもよかった

著者 :
  • 講談社
2.84
  • (2)
  • (23)
  • (68)
  • (37)
  • (6)
本棚登録 : 271
感想 : 59
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062169325

作品紹介・あらすじ

「明日。昼。渋谷で人を殺します」インターネット掲示板"ちゃんねるQ"に書き込まれた犯行予告。翌日、一台のトラックが渋谷のスクランブル交差点に突入した。死者は11人。惨劇の犯人は、人質をとり立て篭った。極限の緊張状態にある犯人に対し、事件の早期解決を求める捜査本部。全ては交渉人・渡瀬に託された-。世間を震撼させた大量殺人事件、驚倒の結末。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 渋谷のスクランブル交差点で起こった無差別殺人事件。
    犯人は事件後直ぐに、近くの喫茶店に立てこもった。
    犯人対警察の攻防戦。
    結末は…

    秋葉原の事件を彷彿させる事件描写。
    こんなことが二度と起こって欲しくないとは、誰もが思うこと。
    それを一番思っていたのが横川課長だったということなのですね。

    読みやすくてグイグイ行きましたが、結末は虚しいばかり。
    凶悪犯罪がこの世から無くなることを祈るばかりです。

  • 序盤、実際にあった秋葉原の事件を連想。
    で・・・その事件をただ客観的に書いてあるだけの内容でした。

    ストーリーは単調。
    長々似たような場面が続いて飽きます。
    犯人と交渉人のこの会話もう何回目だよ…とイライラしちゃいました。
    じりじりとした緊迫感とか臨場感を出したいようですが、さほどなく。
    警視庁の上層部と現場の刑事たちも意見の食い違いや、両者譲れない部分があってこちらもなかなか進展せずイライラ。

    もっとこの犯人の心理とか家庭環境とか職場や学生時代のいじめ経験とか幼少期のトラウマとか、とにかく胸をえぐられるような過去や背景があって、深くて重たい内容でこの本の厚さなんだ…と期待していたけど全然違った。
    ただ事件をなぞらえるだけなら、例の事件をノンフィクションで書いたら良かったのに。

    最後のオチだけひねられていて「おお!」と唸ったけど、読みどころはそれだけでした。
    本当はこのオチだけやりたかっただけなんじゃないの~。

    淡々とした意味のない会話が続くのが苦手。
    と思いながら、その後この著者の「リカ」シリーズを読むことになります(笑)

  • [2011.06.19]

  • 秋葉原の事件がモデルか。

    渋谷のスクランブル交差点に車で突っ込み
    その後次々と無差別にナイフで殺す。

    殺される人たちの視点や
    犯人の視点
    交渉していく警察の視点など

    事件をリアルタイムで体験しているかのような
    臨場感と緊張感があった。

    交渉していく中で
    上司がなぜか犯人の気持ちを逆なでするような指示をしたり
    だんだんイライラしてくる。
    この上司みたいな人、本当にいるんだろうか。
    昨今の政治家見てると
    いるんだろうなって気がする。
    もちろん犯罪は悪で、このような犯人は許せないが
    この横川課長みたいな人が
    社会を仕切ってるから
    こういう追い詰められる人が生まれる気がする。

  • 2018.3.7 読了

    なんやこれーーー!

    突如 起こる無差別殺人。
    渋谷のスクランブル交差点に
    軽トラックで 無差別に人を轢き、
    そのまま 近くの喫茶店に こもる犯人。

    そこからの 交渉人とのやり取りで
    話が進むんだけど、
    ほとんど 待機だの 待つしかないだので
    読んでて イライラする。

    犯人の動機もイマイチ よくわからんし。

    ジリジリ、イライラしながらの
    突然の幕切れ!


    そして、最後は モヤモヤ。。。
    読後感ワルーーーー!


  • タイトルの別の意味がラストに分かっておお!となった。面白かった。

  • ◎落ちは非常に面白い
    △内容としては短編に凝縮したほうが完成度が高かったのではないか。

  • 渋谷のスクランブル交差点で起きた無差別殺傷事件。男が軽トラで交差点に突っ込み人をはねた後、負傷者をナイフで刺し殺すという凶悪な手口で、死者は11人に及ぶというまれにみる大量の犠牲者をだした。
    前線本部に派遣された『渡瀬』は、喫茶店に立てこもった犯人との緊迫した交渉を続ける。


    社会から弾きだされ孤独感を抱えた男が引き起こした無差別殺傷事件。
    タイトルの『誰でもよかった』はもちろんこの犯人が言ったことだが、ラストには別の主題にすり替わる。この事件の犯人は射殺されたわけだが、このような心理を内包する人間は増えており今後も起きるであろうこの手の事件への見せしめのためではなかったかと。つまり射殺される犯人は誰でもよかった、という警察上層部の人間の言葉となる。
    中々良い手法だけれど、進展のない交渉が長々と続いていたのに比べ、最後の返しの部分があっさりとし過ぎていて、少しインパクトは弱かったように感じた。

  • 渋谷の交差点で大量虐殺を行った若者と,説得する警察の攻防劇。
    言うほど衝撃的な結末ではなかった。

  • 2016.1.14

全59件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

小説家

「2022年 『スタンドアップ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

五十嵐貴久の作品

ツイートする
×