誰でもよかった

著者 :
  • 講談社
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062169325

感想・レビュー・書評

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  • 2016.1.14

  • 本当に無差別殺人って事件としてあるだけに警察怖くなります。
    対応の仕方、マスコミの報道、全て本当のことって何だろうと考えさせられます。

  • 渋谷の交差点に車で突っ込み、人を殺し、喫茶店に立て籠もった犯人と説得を試みる警察側の交渉人。
    その戦いを描く。

    最後の後味の悪さも含めて面白かった!
    期待を裏切るような展開はなかったが、実際に起こりうるので、上手く描かれていたと思う。
    この作者の本は以前にも交渉人シリーズを読んだことがあるのだが、こういった作品を書くのは上手いですね。

  • どんな結末になるのかなと期待をしていましたが、ひねりもなく、結構あっさりしていました。

  • 五十嵐作品らしい作風だなと思う作品でした!内容的には普段、目立たない孤独な男性が渋谷で無差別殺人を犯し、そのまま立てこもり事件を起こし、警察の交渉人とのやり取りの末にある結末とは?という話です。
    秋葉原で起こった無差別殺人事件をモチーフとしているような作品でしたね。
    但し、このタイトルである「誰でもよかった」というのが、実はこの本のキーポイントになっているとは、なかなかひねられてました。
    ただ全体的には、事件が世間を震撼させるようなスケールの大きな内容を扱ったわりには、やや気薄というか?軽い感じだったのが、読んでいて物足りなさを感じました。

  • だれでもよかったと言って
    人を殺してしまうなんてとても悲しい。
    最近そういうニュースの報道がされただけにとくに。

  • フィクションの推理?
    ありそうだもんねえ

  • ずっと読み進めていて、ただたんに事件の事実だけが書かれており、登場人物の感情の山も谷も、深く入り込んだところもなにもなく、ただ淡々と・・・
    最後はちょっと嫌な終わり方。
    事件の内容は細かくリアルに書かれているのでそこは読み応えがあるが、ちょっと乾いた本だなぁと思いました。

  • 図書館。リアルな無差別殺人の描写にちょっと引いた。
    犯人との切羽詰まった交渉が続くが、結果的にはみせしめとして犯人射殺で終わってしまった。
    最後に残った人質の事情聴取のとき、車に乗る際の犯人からの説明のところで、実は悲しい過去があったとか、ココになにかある!と思って読んだが何もなく。。。。

    ただ、前線本部もだましながら、犯人射殺に踏み切ったというだけの内容で、胸に響くものが何もなかった。
    孤独な現代社会では、こんなことが起こってしまうよという警鐘を鳴らすだけの作品。

  • 完結したようなしてないような。
    解決したようなしてないような。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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