吃音センセイ -桜舞う校庭で

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 49
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062169431

作品紹介・あらすじ

ひとりの少女が、ハンデを克服して成長していく実話をもとにした心温まるストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 「桜が好きな女性教師の青春物語」ということで、
    表紙には桜が描かれた優しいイラスト、印刷された字体もふんわり優しい感じのフォントが使われているのが、
    また物語の繊細さをふんわり包み込んでくれます。

    *あらすじ
    主人公の京子は、幼い頃に母親が病気になった(ただし今は快復している)というショックで、声が思うように出せなくなり、吃音気味になってしまう。
    京子の吃音をからかったり避けたりする同級生が多い中で、そんな京子のことを受け入れ、真っ直ぐに見てくれる友人や教師と出会い、やがて教師を目指すようになる。
    そして時は経ち、初めて6年生の担任を任された京子は、かつての自分とも重なる、孤独な少年に出会う。

    「声が出なくなったヒロイン」というのは、子どもの頃に読んだ『ハッピーバースデー 命かがやく瞬間』(青木和雄・著)の主人公・あすかを思わせるところがありますね。
    あすかの場合は、母親からの虐待(というか言葉の暴力)を受けたショックで……ということでしたが。

    あすかも、そしてこの作品の京子も、苦難はあれど、最終的にそれを乗り越えてハッピーエンドを迎えられたのがよかったです。
    思ったより暗い話じゃなく、ほんわかとしたあたたかい雰囲気なのがまた良かった。

  •  「人に好意をもつことって,伝染するのかな」。

     見方が変わればこそ,見えてくるものもある。それは良く分かる。世界を形作るのは,世界そのものではなく,己自身でしかない。

  • 吃音持ちの京子は暗い学生時代を送る毎日だったけど、人との出会いで少しでも頑張れちゃったり、うまく話せない自分には絶対無理だと思っていた学校の先生になれたりと、吃音だから、できたことだってある。それを今度は、自分が生徒達に教えてあげている。

    その生徒に対する京子の一生懸命さは、必ず生徒に伝わるし、そういう先生が一人でもいたら、学校が楽しくなるだろなと思った。

  • 2011.11.10. 一生懸命です。

  • 吃音症を抱えた先生の物語です。
    吃音症の為、小さいころからつらい経験してきた先生、複雑な家庭事情を抱えた不良少年タイジと先生のエピソードは胸にきます。

    【熊本県立大学】ペンネーム:アルピノ

  • 吃音でずっといじめられてきた主人公が学校の先生になって、クラスになじめない子どもに何とか寄り添おうとする。そのときの子どもの気持ちとか、先生の気持ちとか、良かったな。
    周りの大勢に理解されなくても、たった1人でも気にかけてくれる人がいれば…。
    それにしても、吃音で高校でもいじめられるかな…そんなことは関係なしにつきあえる友だちがいそうなもんだけどなあ。大学ではすんなり受け入れられたのに。
    実話に基づいて書いたものだそうです。

  • 吃音に悩む主人公がコンプレックスと向き合いながら成長する物語です。実話をもとにしているらしいです?

  • 自分には言葉の出ない甥っ子がいて、
    現時点では吃音ではないようだけれど、
    小学校、中学校と成長していったとき、
    いじめられませんように、劣等感を持ちませんようにと願っています。
    いい先生に恵まれますように、いい友達ができますようにと願っています。

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