簡素なる国

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 18
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062169608

作品紹介・あらすじ

産業革命から始まった近代は、「無限の経済成長」という旗を掲げ、二〇世紀前半に爆発的な開花を見せました。しかしながら、その原理の致命的な欠陥ゆえに、その後急激な衰退の道を辿り、今や死の淵に追いつめられた。私はこの状況を、人類を閉じ込めている「四面の壁」と表現し、四つのテーマを取り上げて説明しました。…それにしても、この危機からどう説出するか?私の答えは「貪欲と競争」から「少欲知足」への価値観の転換、「グローバリズム」から「ローカリズム」への社会システムの転換です(「始業チャイム」より)。

感想・レビュー・書評

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  • シンプル、ミニマム。70過ぎのお年寄りでもちゃんと分かってる人がいることに安心。頭かたい人多すぎるから。

  • ◎戦争を推進、黙認する人は、経済の拡大と成長だけが人間を幸福にすると狂信し、もっとも手っ取り早い戦争に突っ込んでしまう。(略)大きな経済を目指せば、大きな戦争が起きる。
    つまり、この世の最大の悪、戦争が経済のために起きていたとは。。。

    ◎明白なる運命:キリスト教徒による新大陸の獲得と開拓は、神に与えられた明白なる運命である。
    その神とは一体何者?

    ◎米国は頼りの経済政策だったマネーゲームに失敗した。瞬間的にバブルを起こせるのは戦争しか無いそうだ。
    米国が再起できる道があるとすれば小国主義に向かって歩き始めることだけだそうだ。

    ◎地球温暖化からの脱出は、価値観の転換、節約社会の構築、自然エネルギーの大胆な採用にかかっているという。正に現在のテーマだ。やはり、自然に対する畏怖。地球に生かされているという認識が必要だと思う。

    ◎政治をよくするために「小選挙区制」を廃止すれば新党を作るチャンスが与えられるそうだ。地域主権が叫ばれて久しいが、環境重視の地域政党が誕生し、国政に影響が与えられるようになれば世の中もよくなるだろう。

  • 110509 Buy
    210266 借本 何か読んだかなと思いつつ借りたが、10年前にちゃんと買って読み終えていた

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著者プロフィール

1940年東京生まれ。俳優、作家、日本ペンクラブ理事・元参議院議員。1972年放映の「木枯し紋次郎」が空前のブームになり、数多くのドラマで主演をつとめる。海外取材を基に書いた小説「チェンマイの首」がベストセラーとなり、国際小説ブームの火付け役となった。この成果から84年には、TV情報番組「地球発22時」のキャスターに起用される。政治的発言が多くなり、98年、参議院東京選挙区から立候補して当選。2000年、「さきがけ」代表に就任。02年には党名を「みどりの会議」に変え、日本最初の環境政党を作ろうと全国の組織化に奔走。07年から3年間、同志社大学院・総合政策科学研究科で講師を勤め、環境社会学を講義。現在は日本ペンクラブ理事、環境委員を務める。

「2018年 『朗読劇 線量計が鳴る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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