グッバイ・ヒーロー

著者 :
  • 講談社
3.44
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本棚登録 : 368
感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062169790

作品紹介・あらすじ

「困っている人がいたら助けなければいけない。それが俺のルールなんだ」-ピザと音楽を愛する人気配達人"亮太"と、立てこもり事件の人質"おっさん"が運び届ける、謎と絆の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読み終えた。
    この作者が描くキャラクターは本当に魅力的で、この本に登場する人物も実に魅力的に描かれている。内容も面白いのだが、キャラ作りが上手く、読者を一気に読ませてしまうのだろう。
    さて、物語はアマチュアバンドを組んでいる人気のピザ配達人である亮太が指名を受けて届けた先が立てこもり犯がいる店だったところから始まる。その店には人質であるおっさんがいて、亮太にメモを渡すのだが、そこから亮太とおっさんの物語が展開されていく。
    実は、おっさんは闇の世界の運び屋で、立てこもり犯は依頼人でもあったのだが、おっさんにはどうしても逃げ出して行かなければならない場所があった。
    この作品を一言で言うなら絆の物語。一気に読んでしまうこと間違いなし。

    • 杜のうさこさん
      ひとしさん、こちらでもこんばんは~♪
      この作品も良かったですよね~
      レビューを拝見して、また読みたくなってしまいました。

      それと、...
      ひとしさん、こちらでもこんばんは~♪
      この作品も良かったですよね~
      レビューを拝見して、また読みたくなってしまいました。

      それと、私前回フォローさせていただいたつもりが…さっき気づきました。
      フォローさせて下さい!
      こんなうっかりですが、これからもよろしくお願いいたします(^^♪
      2018/06/06
  • 青少年漫画的な展開がなかなか楽しませるエンタメ小説です。
    プロデビューもそう遠くないミュージシャンが、ピザ配達のバイトで事件に巻き込まれ、その生来の正義感と自己犠牲の精神でどんどん深みにはまっていき、大事なライブに間に合うのか間に合わないのかドキドキ・・・。
    結構重厚な表紙の雰囲気と中身の対象年齢が合っていないというのが残念と言えば残念。人が困っているといえば考える前に体が動いてしまう性格の主人公は、まことに青少年向けの熱いヒーロー像にぴったり。
    人物像がまっすぐで鬱屈も無いので、読んでいてちょっと背骨の弱さを感じました。なかなか悪くない材料を揃えたのにぼんやりした味付けになってしまっている感じです。

  • う~ん。一応最後まで読んだけど、意外な展開もなければ感情を動かされる場面もなかった。

  • ピザ屋でアルバイトをしながら、バンド活動を続ける亮太と、ある事件で知り合ったおっさんの物語。
    さらっと流せば、青春あり、美談ありって感じで、楽しく読めるんだけれど、なんだか現実味がないっていうか、色々気になっちゃうトコがあるんだよな。

  • 話のテンポがよくて読みやすかった
    最後はちょっと泣けてしまった。

  • バンドでのデビューを目指しながら、ピザの宅配でバイトをしている亮太。

    困っている人は助けるという父からの教えを守っている日々だが、ある日立て籠り事件の現場にピザを届けることになる。

    そこで人質にされているおじさんから頼みごとをされて...

  • 2021.10.26-458

  • 「困っている人は助けなければならないし、困っている人に何か頼まれたら絶対断っちゃいけない。」(56ページ)

    バンドのボーカリストをする傍ら、ピザ屋でアルバイトする主人公。
    ちょっとしたデリバリー先で事件に巻き込まれても、
    困っている人がいたら助けなければならないのだ。

    そんな彼の物語り。

  • 10年近く本棚で眠っていた本をようやく読みました。

    デビュー間もない頃に一作目の「再会」を読んで、そこそこ面白いけどすぐに次を読みたいとはならず、ずっと放置していました。

    時は流れ、半年くらい前だったか、ルパンの娘とキワドい2人-K2、がドラマ放送されていた時に、原作が横関大さんだと知ってビックリ!10年前、東野圭吾さんのような人気作家にはならないだろうなぁ、なんて失礼なことを思っていましたが、今をときめく作家さんになられていたとは!!グッバイ・ヒーローも読まなくてはと思い、図書館本が途切れた時に手を伸ばしました。

    感想は、色々うまく行きすぎて現実感はないけれど、エンタメ感満載のヒーローもので、楽しく読めました。

    3作目以降もそのうち読んでみたいです。

  • エンターテイメントって感じがした。
    なにも考えずにとにかく楽しめた。
    疲れた頭と心にちょうど良く、
    スッキリした気分で本を読み終えた。

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著者プロフィール

1975年静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒。2010年『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞。著書に『ルパンの娘』『ピエロがいる街』『沈黙のエール』『チェインギャングは忘れない』『スマイルメイカー』『グッバイ・ヒーロー』『炎上チャンピオン』『仮面の君に告ぐ』『いのちの人形』などがある。

「2023年 『ゴースト・ポリス・ストーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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