愛を知らなかった子 ネグレクトされた少女が家族を得るまで

  • 講談社
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本棚登録 : 35
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062169837

作品紹介・あらすじ

8歳まで、言葉を発したことがなかった。抱きしめられたことがなかった。トイレに行って用を足すことも、食事の仕方も知らなかった。母からも世間からも見放されて生き延びた少女ダニー。わたしたちは、この子の家族になれるのだろうか?ピューリッツア賞受賞の実話を元にした感動のノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 実の母親に8歳まで育児放棄されて、言葉も喋れずトイレトレーニングもできていず、発達年齢はほとんど1歳以下、という少女を養子にした家族の実話。
    非常に心打たれる話ではあるんだけど、アメリカとの文化の違いに驚くことが多かった。3回めの結婚でようやく安定した家庭を築き、自分の子と相手の子合わせて5人を育て上げ、その上さらに養子がほしいという気持ち。犬や猫をもらうみたいに(実際には本書にある通りそんな簡単なことではないのだけど)顔写真とアピールポイントを示し、話を進めることが可能な子には"Available" と表示されるインターネットの養子斡旋サイト。
    でもとにかく、この夫婦と末息子の愛情深さと根気には本当に頭がさがる思い。子供たちに幸あれ。

  • 図書館で何となく手に取った本。
    以前読んだ「タイガーと呼ばれた子」「シーラという子」などの著者、トリイ・ヘイデンのシリーズもの?と思って借りた本だったが、全く違った。

    衝撃的な内容に、時にユーモア(アメリカン・ジョーク?)を交えた内容に、ぐいぐい引き込まれた。
    その時の情景が目に浮かぶような描写に感動し、泣いたり笑ったり。

    素晴らしい本だったが、あまり読まれていない(レビューが少ない)のが残念。
    ぜひもっと読まれるといいなと思った。

  • 母親が境界知能(ダニエルの母親の知能指数は77)で、父親までいないと、子供は生存に必要な最低限の世話も受けられない場合がある。

    父は親としての役目を果たしていたとは言い難いが、父がいた分、私は幸運だった。

    http://www.danisstory.org/
    写真だけだと本当に、普通の子にしか見えない。

  • 泣きながら、読んだ。それは壮絶なネグレクトを受け、心もカラダも傷ついたダニーへの同情の涙ではなく、無償の愛に溢れたリーロウ夫妻や、幼き兄ウィリーの優しく、暖かな言動すべてに感動して流した涙。傷つき、怯えた少女ダニーの、(野性児と言われながらも)誰より人の温もりを求めた姿はもちろん、無垢で可愛らしいところをこれほど表現できる、家族の愛の強さに心動かされない人はいないと思う。
    打ちのめされそうな程の壮絶なネグレクトの話でもあるけれど、暖かな春の陽射しのように、ゆっくりと柔かな時間を与えてくれる一冊。

  • トイレの仕方や、歩き方、話し方、箸の持ち方、その他沢山の事を親が教えてくれた。仕事上でも新人さんに教える事に至難するけど、何の術もない子どもを育てるのは最も難しいだろうと感じた。しかも、この本の主人公ダニーのように、人間が社会で生活する為の基本的能力を、習得すべき時期に習得できなかった見捨てられた子どもを再び育てるのは想像を絶する。
    しかし、読み終えた後はそれが不可能では無かったことを証明してくれました。本当に良かった(^ω^)

  • 長い時間、ネグレクトされてきた女の子。
    8歳まで、言葉も発せなかった。

    里親にきて、受入れてもらって、成長するということが、どうゆうことか。

    ピューリッツア賞受賞の実話です。

  • 君の名を呼ぼう。
    君にふれて、君と同じものを見よう。
    いつか気持ちが繋がるまで。

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