誰が殺した? 日本国憲法!

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 76
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062169967

作品紹介・あらすじ

人権尊重は完全なる建て前!東大教授の好みで解釈も歴史も改変!そのうえ制定直後から違反の連鎖!「国を滅ぼす日本国憲法」の真実。

感想・レビュー・書評

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  • とっつきにくかった日本国憲法をどのような経緯でつくられ現在に至ったのかが良くわかる。この本は憲法について、なんでそうなったかについての原因についてまで掘り下げているので大変わかりやすい。

  • 憲法は条文に書かれてあることだけではなく、憲法の精神と運用が大事。
    憲政の常道は政権担当能力がある野党があって初めて成立する。

    なるほど~!
    日常生活でも明文化されてないんだから何やってもいいじゃないか、みたいな態度の人がいますね。アメリカ人の主婦が電子レンジに濡れた猫を入れて乾かそうとして猫が死んで会社を訴えた事件がありました。説明書に「猫を入れてはいけません」って書いてないのが悪い!という主張だそうです。
    そんなことわざわざ文字にしなくてもダメだと分かるじゃないですか。
    これはアメリカの話ですが日本でも常識やモラルの崩壊、価値判断が出来ない人はたくさんいますね。

    説明書、法律=憲法の条文
    常識、モラル=憲法の精神

    と言い換えられるかもしれないと思いました(乱暴かもしれませんが)。常識やモラル、何が大事で何が大事じゃないかを国民全体で身につけることが憲法改正の出発点ということでしょうか。上記の「アメリカ人の主婦」みたいな精神を正し、日本人の常識に則った上で憲法を改正しないといけませんね。

  • 合憲と立憲。吉野作造と大正デモクラシー。憲政の常道。東京大学法学部と宮沢俊義の巨悪、等々。
    倉山先生の主張が満遍なくまとめられていると思ったが、単著としてはこれが初だったのね。
    原点だったわ。

  • 日本国憲法の成立過程における真相、最高裁の不備、東大憲法学の真相、日本式平和主義の問題点、日本国憲法の問題点とそれに伴う、現代日本政治の混迷の原因、などについてかなり突っ込んだ内容が、かなり噛み砕いて分かり易く解説されています。

  • 二回目、読んでいます。

  • 日本とはどんな国なのか?3.11の後の政府の動きを見ているとなんとも情けないと思っていたが、じゃあ、あなたが舵を取って日本を回復させなさい。と言われたら、もっとひどい事になっているかもしれない。日本が戦争に負けた後アメリカのGHQが日本に行ったのは、国際法に違反した憲法の押し付けであった。日本人はデモクラシーを持っていない野蛮な国だと言う理由で行った事だが、実は日本ほど倫理のしっかりした国はあまり無い。天皇であろうと、殿様であろうとむやみに人を殺したらそれなりの罪を受ける。古くから日本は潰れそうになると救世主が現れて助けてくれる。こんな国世界のどこを探しても見当たらない。日本を見損なっていた時、苫米地秀人氏の本の中で、「憲法を知らないのに憲法批判をするのは間違っている。一度読んでみる事が必要だ。」と書いてあったので、たまたま読んでみた本で、日本を見直すきっかけになった。日本は実はすごい国であり、一人一人がもっと自分に自信を持ったらまた日本は助かる。次に日本を救うのはこの文を読んでいるあなたかも知れない。

  • 日本国憲法は誇れるものだと思ってただけに、アメリカからのしかも法律に素人連中によって色々な憲法のいいとこ取り的な継ぎ接ぎ憲法だと知って、残念な気持ちになってしまいました。まあ、筆者の書いてあるコトが100%真実だとしたら、どうにかしたい、改憲したいと思ってしまいます。
    ただ言えるのは、文明人なら自分たちでつくった憲法を持つべきなんだろうなぁ。

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著者プロフィール

憲政史家

「2023年 『これからの時代に生き残るための経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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