憂鬱でなければ、仕事じゃない

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 568
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170024

作品紹介・あらすじ

小さなことにくよくよしないで、大きな仕事ができるわけがない。「極端」こそわが命。憂鬱なことが三つ以上ないと不安になる見城徹と、たぎる情熱をクールなオブラートに包んで激しくスウイングする藤田晋-。ふたつの魂が交錯した瞬間、とてつもないビジネスマンの聖書が誕生した!何が大切で、何が無駄か?あなたの臓腑をえぐる35の言葉。

感想・レビュー・書評

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  • 出版社、幻冬舎の見城社長の言葉にアメーバで有名なサイバーエージェントの藤田社長が感想や解説をしていく形式の本です。

    面白い話はたくさんありましたが、最後のまとめでは

    たくさんの憂鬱を乗り越えてこられたのは、たくさんの希望を持っていたからです。

    でした。

    この藤田氏や堀江たかふみ氏はたぶん同じ年です。

    何か考えついたり、今の考え方だったりはそんなに変わらないような気がするのに、この差は何だろうとよく考えることがこれまでにありました。

    この本を読んで単純なことがはっきりしました。

    アイデアを出すだけなら誰でもできるし、何の価値もない。

    そこから先、仕事に命をかけて努力して全てを無くす覚悟で実行しているかどうか。

    この違いです。

    そしてもうひとつ、

    「無償の奉仕がどれだけできるか」と思います。

    人間の行動は貸し借りに大きく支配されるということを理解して行動できているかの違いです。

    どうしても目先の利益や自分の生活を重視して、人が困っていることやお願いされたことを全て引き受けることができないものです。

    成功している人はほぼ間違いなく、長いビジョンで見ていつか貸しに利息がついて戻ってくることを知っており、現時点の利益に一喜一憂せずに損をしてでも、自分の時間を削ってでも応えているものです。

    「100のお願いを聞くことができたら、1のお願いをする。これは必ず聞いてもらえる」
    というようなことを勉強しました。

    まだ遅くないと信じて、生まれ変わります。

  • これは面白かった。 最近、気になる幻冬舎の見城氏。思った以上の刺激。たまらない。 正直、本の題名があまりに啓発本っぽく、敬遠していた。藤田氏はネット業界では有名だったので知っていたが、見城氏を知ったのはごく最近。それは、森先生の著作で好きな企画や面白い企画が、幻冬舎に多かったためである。他社では出せないテーマが実に魅力的。 本作は、一つのテーマに対し、両氏が個々の見解を述べる形式。対談ではない。業界の先端で大手相手に結果を出してきた両雄の言葉は、鋭く突き刺さる。 「こんな本、これまでにいっぱいあるよ」

  • 仕事について知りたくて読書。

    幻冬舎社長の見城氏の言葉やコメントを藤田氏が受けて補足するという内容。見城氏の本や発言は初めて読ませてもらったが非常に個性豊かな人だと思う。

    編集者、出版会社の代表としての経験に基づく仕事観が面白い。

    どんな小さな約束でも守るなどまめな人間であることは、天才でなくても心がけ次第でできる。

    パーティへ頻繁に参加する人は例外なく仕事ができないは周辺で思い当たる特定人物が頭をよぎり1人で苦笑。一方で一期一会を大切にして、名刺を切らせていたら速達でもいいから送れなどが印象的。

    GNO(義理・人情・恩)を大切にしているという見城氏からGNOの大切さを再認識させてもらった氣がする。

    さすが出版社の代表だけあり、例えが豊富で分かりやすく読める。もっと運動量を増やさないと。

    読書時間:約55分

  • 見城氏の仕事観を知れるのにはいい本だと思った。なかなか人の仕事観とか聞けないし。

  • 2時間程度でさらっと目を通して、心に残るフレーズを
    ピックアップすることをお勧めします。

    見城さんは、ストイックです。自己顕示欲や、それに
    基づく自己認知願望が多々見受けられますが、補って
    余りあるほどのパワーを感じます。

    藤田さんは、スマートです。見城さんの太鼓持ちの感
    もありますが、解り易い言葉で「頑張る」ことの意味を
    教えてくれています。

    以下、特に心に残った2つのフレーズです。
    「努力して、成長し続けている会社は、外から見ると
    、安定しているように見えるものです。でも、それは
    錯覚にすぎません。静止して見える独楽が、実際は素
    早く回っているようなものなのです。」

    「・・・こと仕事に限っては、うまくいけばいくほど、
    やらなければならない課題は多くなる。ほどよいところで
    終わりにするか、さらにもっと高い壁を自分でつくり
    出して乗り越えるか。それは、その人自身に委ねられて
    いる。」

  • 第一章 人としての基本
     小さなことにくよくよしろよ 14
     かけた電話を先に切るな 20
     自己顕示と自己嫌悪は「双子の兄弟」 26
     努力は自分、評価は他人 32
     正直一番、正々堂々 38

    第二章 自分を鍛える
     スムーズに進んだ仕事は疑え 46
     パーティには出るな 52
     「極端」こそわが命 58
     苦境こそ覚悟を決める一番のチャンス 64
     これほどの努力を、人は運と言う 70
     ピカソのキュビズム、ランボーの武器商人 76
     ふもとの太った豚になるな。頂上で凍え死ぬ豹になれ 82
     憂鬱でなければ、仕事じゃない 88

    第三章 人心を掴む
     切らして渡せなかった名刺は速達で送れ 96
     天気の話でコミュニケーションを図るビジネスマンは最低である 102
     行く気がないのに、今度、飯でもと誘うな 108
     初対面の相手と、カラオケに行くな 114
     刺激しなければ、相手の心は掴めない 120

    第四章 人を動かす
     頼みごと百対一の法則 128
     無償の行為こそが最大の利益を生み出す 134
     天使のようにしたたかに、悪魔のように繊細に 140
     良薬になるな。劇薬になれ 146
     他者への想像力をはぐくむには、恋愛しかない 152

    第五章 勝ちに行く
     すべての道は自分に通ず 160
     顰蹙は金を出してでも買え 166
     打率三割三分三厘の仕事哲学 172
     「この世あらざるもの」を作れ 178
     無謀を演出して、鮮烈に変えよ 184
     ヒットは地獄の始まり 190

    第六章 成功への動機付け
     勝者には何もやるな 198
     ノー・ペイン、ノー・ゲイン 204
     スポーツは、仕事のシャドー・ボクシングである 210
     ワインは、働く男の「血」である 216
     「京味」に行けなくなったら、仕事はやめる 222
     男子たるもの、最後の血の一滴が流れるまで、戦い抜け 228

  • "サイバーエージェント社長
    幻冬舎社長?" 横井さんのお勧め "小さなことにくよくよしろよ
    小さなことだけどとても大事なことがある。なぜその小さなことが大切か、藤田さんと見城さんがそれぞれのエピソードを書いてわかりやすく書かれた本。ちいさなめちゃくちゃわかりやすい。本の構成としても◎" "努力は自分、評価は他人
    35ページ" 無謀を演出して、鮮烈にかえよ "仕事上の人間関係は、貸しと借りのバランスで成り立っている

    (タイトルじゃない)" 8 "スムーズに進んだことは疑え。
    極端こそわが命
    普段何気なく言っていることでもかなり損につながることがある。
    無償の行為こそ最大の利益を生み出す
    この世あらざるものを作れ"

  • 見城さん、藤田さんタイプは違えどひりついた現場をくぐってきた経営者だなーと思った。しかし見城さんの意見を見るにつれ、今回のツイッター騒ぎはあえてリスクを負って部数公開をしたのか、つい喧嘩腰になったのかどっちなんだろうと。。真相が気になる。部数公開する事で変えたい事があったのかな。

  • サイバーエージェント 社長 藤田氏と、幻冬社 社長 見城氏の2人による共著。
    仕事の流儀を、師匠の言葉(見城氏)と弟子の言葉(藤田氏)でまとめた一冊。
    経験に裏打ちされた言葉が多く、まさに「実学」という感想。机上の理想論ではなく、実践論。

    以下に響いた言葉を抜粋する。

    「小さなことにくよくよするな」これは人生訓としては、その通りだろう。しかし、こと仕事においては、小さなことでくよくよしなければ、相手の心は掴めない。
    ましてや大きな仕事など、できるはずがない。
    p17

    しかし、大変な努力をしても、そのことを知っているのは自分しかいない。結果を評価するのは、上司や取引先や世間である。つまり努力する側とそれを受け止める側は、何ら共通認識のない、まったく別の主体なのだ。両者の間には、どうすることもできない、絶望的な溝がある。
    p35

    仕事も同じである。どんなに長時間働いても、簡単な仕事ばかりこなしていたのでは、結果は望めない。
    大事なのは!費やした時間ではない。仕事の「質」である。多くの人が「無理」「不可能」と考えることに身をよじって立ち向かい、克服する姿勢が大切なのだ。
    それがいつか必ず、目に見える形で大きな実を結ぶ。
    p49

    苦境に立たされると、人は腹を括り、覚悟ができる。腹を括るという行為は、長い人生の中で、一度きりのものではない。辛酸をなめると、そのたび、一つ覚悟ができる。その積み重ねが人間力を作り、ぶれない経営者を育てるのだ。
    p67

    僕の信念は、「二十一世紀を代表する会社を作ること」。その信念をしっかり見据えていなかったため、まわりに翻弄され、迷走していたーーー。僕は、一瞬にして初心に立ち返ることができました。
    その時の苦境で、僕は腹を括りました。たったひとつ、これに命を懸けていると言えるほどのものを持つこと。それが信念の意味です。
    信念を持っていると、どのようなトラブルに見舞われても、ドンと構えていられる。どこかから強いプレッシャーをかけられても、右往左往せず、「だから何なんだ?」とはねつけられます。
    p69

    彼らは、本当の努力をしたことがないのだ。
    結局、人は自分のスケールでしか、物事をはかることができない。
    圧倒的な努力は岩をも通す。
    そのことを彼らは知らないのだ。
    知らないなら、知らないで結構。仕事とは、つまるところ、競争である。多くの人がこのことを知り、圧倒的な努力を始めたら、僕との差がつかなくなってしまう。
    p73

    天使のようにしたたかに
    悪魔のように繊細に
    p140

    キリスト教の世界観によれば、
    悪魔とは、堕落した天使のことである。
    悪魔と天使は、本質的には同じものなのだ。
    私たちもまた、時と場合により、
    どちらにでもなればよい。
    p141

    人を動かすことが、あらゆる仕事の原点である。そのために必要なものは何か?
    他者への想像力である。
    自分が何かを言った時、相手はどう取るか?傷つくか、刺激と取るか。そういうことをヴィヴィッドに感じ取れないと、相手の心は掴めない。
    他者への想像力がある人は、人を惹きつけることができる。気持ちがわかってもらえたと思うと、その人は損得を越えて、相手のためになることをしようとする。それが結果的に、予想を越えた実りにつながるのだ。
    p154

    すべての道は自分に通ず
    p160

    ローマ人が、徹底して道路を整備したのは、
    辺境にすみやかに派兵するためだ。
    人間関係でも、多方面に円滑なルートを作れば、
    ローマ帝国のような安泰を築ける。
    p161

  • 幻冬舎社長見城徹氏とサイバーエージェント社長藤田晋氏によるビジネス書。見城さんの言葉と解説に藤田さんが自分の体験談を交えて解説していくという少し変わった形式のビジネス書。そこまでガチガチではないので読みやすいとおもいます。

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著者プロフィール

見城徹(けんじょう とおる)
1950年静岡県生まれ。株式会社幻冬舎代表取締役社長。慶應義塾大学法学部卒業後、廣済堂出版に編集者として入社し『公文式算数の秘密』でベストセラーに。
その後角川書店に転職、『野性時代』副編集長を経て、『月刊カドカワ』編集長。つかこうへい『蒲田行進曲』など多くの直木賞作家・ヒット作を手がけて41歳で取締役に昇進したが、1993年退社、そして幻冬舎設立。多くのヒット作を生み出した。
主な著書に『憂欝でなければ、仕事じゃない』『人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない』、『編集者という病い』『たった一人の熱狂』『読書という荒野 』など。

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