カエルの歌姫

著者 :
  • 講談社
3.71
  • (12)
  • (16)
  • (16)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 118
感想 : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170123

作品紹介・あらすじ

「アイドル志望の女子を紹介してくれ」校内放送で学校のアイドルをプロデュースする企画を立ち上げた幼馴染から、そんな相談を持ちかけられたぼくは、動画サイトに歌声を投稿している知り合いを紹介する。しかしその「知り合い」雨宮かえるには、とある秘密があって-誰にも言えない願いと初めての恋に揺れる少年の、さわやかなジュブナイルストーリー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  校内放送の企画、“スクールアイドル誕生プロジェクト”。“雨宮かえる”は、たちまち大人気に。しかし、その正体は男の子。成長とともに、自分の性別や容姿に何となく違和感を感じていた圭吾は、女の声も出せる“両声類”の声の出し方を練習していた。氷姫と称される無表情な水瀬さんが、校内放送でかえるの歌声を聞くと、わずかに表情を変えることに気付き…。
     “かえる”にかけて書いてある終わり方がいいなと思った。

  • 誰しも他の人には見せられない、見せたくない内面があって、仮面をかぶっている部分もあると思う。思春期ならなおさら。自分を理解してくれる真の友人と出会えることは幸せだ。

  • 大切なのは「自分にとって何がたのしいことなのか」、他人がどう思うかは指標にはなりません。紆余曲折をへて「自分らしくいられる瞬間」にたどり着く主人公、その勇気に乾杯。

  • 装画/丹治陽子
    装丁/田中久子

  • 学校の放送部が「アイドル」を探していると聞いて、「覆面だけど……いい?」と聞いてみた。「かえるちゃん」はその歌声であっという間に学校のアイドルになったが、その正体は……「両声類」!男性が女性のような声を出すことを「両声類」と呼ぶらしいのですが、これが出来る少年が、アイドルとして歌うことを楽しんでいたのに……というお話。
    現代のサブカル(なんとエロゲも含めて)を取り入れた物語が児童書として出てくるとは、驚きです。主人公が女装をするには自分は身体がそぐわなすぎで、でも女の子に憧れてしまう……というのは、すごく自然な感情なんだろうなあと思いました。面白かったです。

  • 今時の要素が可愛かった。

  • 楽しい

  • さすがにここまで対象年齢が低いと感情移入は難しいところがある。
    でもまあ、たぶん中学生にはよい小説。流之介がいい奴すぎるところも、ルパンファンとしては次元を髣髴とさせ、好感が持てる。

  • 雨宮かえるはピコさんをイメージしました。
    動画投稿サイトはニコ動かしら。
    「ラビットヒーロー」に続いて如月さんの作品を読むのは2作目だけど、気弱な主人公を書くのがお上手。目立たない子がキラキラした友達に得意分野で頼られる、という展開は同じでしたがどちらも楽しめました。
    ただ、流之介くんは輪島くんとキャラ被りしていて残念。輪島くんは高校生で演劇部員であの口調も受け入れられたけれど、中学生の流之介くんではね…ちょっと口調に違和感。

  • ★★★★★
    友人の変人放送部部長に歌のうまい女の子はいないかと相談を持ちかけられた圭吾は、ある歌を渡した。
    雨宮かえるという少女の歌声はたちまち学校中の生徒たちをトリコにしていく。
    動画投稿サイト、放課後の図書室、仮面アイドル、クラスのクールな女の子、修学旅行、かわいいものが大好きで男子男子してきた自分を嫌いぎみの男の子。

    小道具や設定はイマドキですが、古きよき時代の少女マンガを読んでいるみたいで、楽しかった!
    (まっきー)

全23件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

如月 かずさ(きさらぎ かずさ)
1983年群馬県生まれ。『サナギの見る夢』で講談社児童文学新人賞佳作、『ミステリアス・セブンス』でジュニア冒険小説大賞を受賞。作品に「ミッチの道ばたコレクション」「怪盗王子チューリッパ!」、「パペット探偵団事件ファイル」、「なのだのノダちゃん」シリーズ、『カエルの歌姫』(日本児童文学者協会新人賞)、『給食アンサンブル』などがある。

「2021年 『うたうラッパ貝がら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

如月かずさの作品

ツイートする
×