司法記者

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 168
感想 : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170130

作品紹介・あらすじ

「騙されるな。気合を入れて叩き割れ!」「…そんな供述のどこが真実なんだ」美貌の女性記者はなぜ殺されたのか?口を閉ざし続ける容疑者の守り通す秘密とは…。特捜検事が、巨大組織の壁の中で、孤独な闘いに挑む。

感想・レビュー・書評

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  • やや、都合良く偶然が重なり過ぎ。
    正義の要の検察が本当にこの様だったら最悪。

  • 読みにくい文章で挫折しそうになった。
    正義とは何か、権力とは何か。
    与えられた力を自分のものと勘違いして傲慢になる。
    検事にしろマスコミにしろ、作中ではうまく描かれていた。
    組織が描いた絵図を満たすためならば、ヤクザまがいの恫喝も辞さない検察。「正義の味方」と持ち上げながら、不祥事があると手の平返しのマスコミ。嫌だ。どちらにも上級国民と愚民の意識が見える。
    取材源の秘匿や記者の矜持で、罪を負ったり、命を落としては意味がない。誇り高い検事や記者もいると、対比を狙ったのかもしれない。現実はそうではないのだろうなあ。
    暗証番号をサウナで盗み見てピーターラビットの封筒を盗む。謎解きはいまいちだった。

  • 殺人事件と、特捜部の捜査。
    ふたつの事案がからんでいく物語。
    元東京地検特捜部だけあって、検察、特に特捜部の体質と手法がよく描かれている。
    ただ、特捜部の証拠改ざん事件が記憶に新しく、織田と共に驚くことはできなかった。
    発売当時ならまた、感覚が違ったのかも。

  • 検察、マスコミ、警察のそれぞれの思惑が重なり最後に真相。面白くて一気だったけど、もう少しドロドロ感も欲しいかも(笑)

  • 昨今の検察の不祥事を思い出させる作品。「検察は権力ヤクザ」権力に胡坐をかくとはこういうことだな‥さすが元検察の小説。衆愚に陥らないよう常に考えるクセをつけないと。

  • あこがれの特捜検事に異動した織田俊哉は,ゼネコン汚職疑惑に関するその強引な捜査手法に疑問を抱き,成果をあげられずに担当を外される。
    一方,司法記者岡野靖之が,神奈川の自宅から同じく司法記者でライバル会社の桜井智子の遺体が発見されて逮捕されるという事件が発生する。

    著者の略歴が元特捜検事ということで,特捜部のあらかじめ描いたストーリーに合わせて証拠をとっていく捜査手法や司法記者クラブとのなれ合いなどに,もしかしたらリアルなのかなと思ってしまうが,実際のところどうなんだろうか。

  • ミステリーとしては★3くらいですが、検察の捜査の描写が非常に迫力があり、読み応え十分で面白かったです。

  • 星四つ半かな。著者は検事の経験があるとのこと。司法記者が殺人事件容疑者として捕らえられるところから話が始まる。容疑者である記者の部屋はセキュリティが厳重で、本人は否認をするがどう見ても彼しか殺せない状況しか見えてこない。時を同じくして主人公の検事が特捜部に配属され収賄をきっかけにしついには大物政治家の逮捕をすべくえぐい捜査をすすめていく。主人公は捜査手法や上司の姿に相容れるものを感じ捜査がうまく進まない。そんななかつかまった司法記者が自分が語った情報をかたらずに苦境にいることを知ることとなる。とてもよくできたサスペンスであっという間に読み進んだ。お勧めです。

  • 特捜検事の自白強要捜査
    巨悪を裁くための焦り

  • 元検事が描いた本格司法小説。
    殺人事件に巻き込まれた司法記者と特捜に配属されたばかりの検事の二人の視点で物語は進む。
    一見、全く関係なさそうな二つの点が交わる時、物語は大きく動く。
    最初、少し解説が多く、読みにくく感じたが、慣れてしまえば、一気読み。
    普通の感覚では、あり得ないけど、小説なら有りなのかも。

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著者プロフィール

1977年東京大学卒業、民間会社勤務を経て、1983年検事任官。
東京地検特捜部、法務省法務総合研究所等に勤務。
2006年に退官、弁護士登録、東京都内で法律事務所開設。
大学教授として研究・教育にも従事。

「2014年 『司法記者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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