傾国 もうひとつの楊貴妃伝

著者 :
  • 講談社
2.89
  • (0)
  • (1)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170178

作品紹介・あらすじ

宮廷内で最高の権力者にまで上りつめたものの、閹人にされ性器を持たない力士は、奴隷も同然だった。貴妃を幸せにすることで得られるという丸薬「玉茎丹」。それさえ手に入れれば、男に戻って自由の身になれるのだ。道士の言葉を信じて、力士は貴妃に忠節を尽くし続けた-。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 二人の王女に続く時代の話で、興味もてた、が、なんか軽い話だなあー。楊貴妃の何が良かったのかしら、力士は。

  • 楊貴妃を見守り続けた高力士という宦官の話。

  • 時代の流れが早すぎてあっさりしているなと思いました。もう少し濃くても良いかな・・・

  • 楊貴妃を慕う宦官が、貴妃を幸せにするために迷い悩み行動を起こしていく話。楊貴妃の(一応の)最期のシーンはさすがに心揺さぶられたが、読んでいる間あまり楊貴妃が魅力的に思えなかったのが残念。

  • 玄宗皇帝に召され安禄山の乱で死を賜ることになった楊貴妃の生涯を、側近の宦官高力士の視点から語る。貴妃を幸せにすることで得られるという丸薬「玉茎丹」を手に入れた彼がしたことは……。

    表紙がとても美しい。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

中路啓太
1968年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得の上、退学。2006年、「火ノ児の剣」で第1回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞、作家デビュー。2作目『裏切り涼山』で高い評価を受ける。綿密な取材と独自の解釈、そして骨太な作風から、正統派歴史時代小説の新しい担い手として注目を集めている。他の著書に『うつけの采配』『己惚れの記』『恥も外聞もなく売名す』など。

「2022年 『南洋のエレアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中路啓太の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×