僕は君たちに武器を配りたい

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 734
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170666

感想・レビュー・書評

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  • 京大瀧本教授の元コンサルタントであり、教授としての視点どちらも備えたビジネス本。
    要点としては、コモディティ化しない(ありきたりなものにならない)、リーダー,マーケター,イノベーター,インベスターの4つの意識が必要であるというその二点。
    自分が特異な存在になることで市場価値を上げることは業界を限定した話でなく普遍的。ただこういった本は鵜呑みにしがちなので、客観視も必要か。

  • これから社会に出る人向けの話。もし学生時代にこの本を手に取っていたら、社会に出るのが怖くなっただろうな。著者の訴えたい事は理解できたけど、実際に行動できるかは別問題だが、社会に不必要な人間にならない様日々努力していかないと。

  • 2015/04/24
    「コモディティ化」という概念がこの本を読んで初めて得られた。このグローバル化していく社会において自分の価値は一体何なのかということを日々模索していき成長していくことが重要だと思った。これからの社会で生き残れるタイプの人間は、マーケター、イノベーター、リーダー、インベスター(投資家)の4種類である。いずれにおいても人とは違う何かの価値を見いださなければ生き残ることができない。その他大勢の人となっていっては、生き残ることができない。繁栄を極める大企業に入ることも、もはや安定とは言えずむしろハイリスクな選択とも取れる。自らの市場価値を高めていける選択をするべきであると感じさせられた。それを考えたときに、今の自分にある価値とは一体何なんだろうと考えさせられる。受験勉強のように何点取ればいいだとかこれをやればいいだとか決められていないこの社会において何が必要なのか何が必要とされているのかということを見極め発見していくスキル。この答えのない問題に立ち向かっていく事を多くの人は避け続けているのではないか。そこに真摯に向き合うだけでもその他大勢の人間とは差別化できるのではないだろうか。とかくこれからの社会要するにどう他者と差別化をしていくかということが生きる本筋となるのではないかと感じた。例外的であれという、ナンパ師の間では当たり前となっているこのスローガンがこれからの社会では求められているのではないだろうか。

  • キャリア志向の若者向けの本です。
    僕は単なる読書好きな凡人なので、本書に書いてある武器を装備することはできません。
    ですが、投資家的に生きるという方法は面白いなと思いました。
    著者がプロフェッショナルの投資家なだけあって、その説明も具体的。
    他にも松下幸之助やアップルのティム・クックなど、有名な経営者のエピソードも散りばめられているので、普通の読み物として楽しませてもらいました。
    自己啓発ものとしては、大学一年生におすすめ。

  • 流されて生きていると見失いがちな本質的なことに気づかせてくれる本。ブラック企業やホリエモンのことを名指しで痛烈に批判したり、かつて学習ブームがおきた「英語・IT・会計知識」は「奴隷の学問」と言い放ったり(※この3つが大事、と大々的に取り上げたのは大前研一さん)、メディアの業界人も淘汰される、自分の勤める会社をぶっ潰すためのライバル企業をつくれ、などなど辛口な批評も多々あり、とても刺激的です(根拠のない誹謗中傷ではないのでなおさら)。ちょっと上から目線と言いますが、エリート的な物の見方が鼻につく方もいるかもしれません。

  • 得られることは多々あれども、ちょっと想像と違う感じ。全てが投資に結論していた。そこが目的で、本当に書きたいところだったのかもしれないし、投資家に関するイメージも良い方向へ変わったけれど、知りたかったのはこれじゃない。

  •  ビジネス書って感じな1冊。会社、資本主義という点で現代にはこういう人間が生き残るみたいなことを書いている。この本に書いていることを、そのまま実践に移そうとは思わないが、現代において重要だと共感できることもあった。
    以下のことである。

    ・勉強=就職、出世できる構図は古い。現代の資本主義において、勉強だけすれば、よいということではなく、要領よくこなすことが重要。
    ・差異を築くこと。
    ・差異を築くためには、物事をさまざまな角度から批判的に考える能力、問題を発見し解決できる能力、多様な人々とコミュニケーションする能力、深い人格と優れた身体能力を身につける必要がある。
    ・これらの能力を身につけるために。リベラル・アーツを学ぶ必要がある。

     大学院においても、批判的な思考、問題解決能力などは必要とされる。そして、自分はこれらの能力が足りない。なぜ、足りないか、勉強不足というものもあるが、リベラル・アーツをほとんど身につけていないからだ。過去の歴史から学ぶことはで、視点を広げることができると思う。
     今ははっきりいって、自分はコモディティ化した人間なような気がする。今後、要領を気にし、リベラル・アーツを身につけ、差異をつけられる人間になろうと思う。
     そういった点で、自分に刺激を与えてくれた一冊である。
     
     一点疑問を持った点。
    ・会社は株主のものという考え。
    きわめて投資家的な考え。たしかに株主のものとも言えなくないが、それでいいのか?そもそも社会が成り立たずして、会社は存在できない。社会ありきの会社、つまり会社は社会のものといっていいのでは?

  • この本の中でコモディテール化という言葉を認知した。 価値のない数多くの物・人になってしまうこと。 そうならないように常日頃から自分自身を特化しておこう。

  • 本書で終始強く訴えているのは「コモディティな人材になるな」ということ。
    つまり、個性のない代替可能な人材、誰でもできる仕事しかやれないような人間になるなということ。

    誰でもこなせるような仕事しかできない、つまり特別なスキルや能力があるわけではない人材は、雇う企業側からすれば誰を雇っても一緒。

    重要なのは、そんなコモディティな存在にならず、厳しい社会をサバイブしていくための力を身につけること。

    すなわち、本書のタイトルにもある「武器」を手に入れることが大切になる。

    そのためのノウハウとして、本書ではトレーダーを始めとする6種類の「特別な」仕事をこなせるタイプを紹介している。
    ただし、その中でも今後生き残っていけるタイプとそうでないタイプもある。それくらい今の日本経済を取り巻く環境は変わってきている。そのために何をすべきかが、本書の後半の核。
    本書を読めば、今後どういう人たちが搾取され、どういう人たちが上へと登っていくかというのが面白く簡単にわかる。しかし、読みながら私が感じたのは、すでに上に登れる人たちはもう絞られていて、本書を手に取るような人でも指を咥えて眺めているしかない状況がやってくることは変えられないのではないかなという危機感。
    いずれにせよ、今後の経済の中で生き残っていく武器としては十分な火力を持った本と言えそう。使いこなせるかは別として。

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著者プロフィール

瀧本哲史(たきもと てつふみ)
?(生年月日不明) ~ 2019年8月10日
京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授、経営コンサルタント。東京大学法学部で民法を専攻し、卒業と同時に同大学大学院法学政治学研究科助手に。アカデミズムで大変評価されていたが、マッキンゼー&カンパニーに入社を経て、投資家として独立。若い起業家を支援するエンジェル投資家として活動しながら京都大学で教鞭をとり、多くの著名人に影響を与えてきた。著書に、『僕は君たちに武器を配りたい』(ビジネス書大賞2012受賞)、『君に友だちはいらない』『ミライの授業』(以上、講談社)『武器としての決断思考』(星海社)など。2019年8月10日、47歳で逝去したことが16日に報じられた。

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