僕は君たちに武器を配りたい

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170666

感想・レビュー・書評

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  • 筆者は、東大法学部出身卒業後マッキンゼーで働き、現在は独立して投資家としての活動を行いながら京大で教鞭を取っているエリート中のエリート。筆者は資本主義の時代に「投資家的に」生きることの重要性を様々な事例をあげながら説明しています。

    内容自体は非常にわかりやすく説明されているし、多角的にビジネスを見ていて具体例も豊富なので、教養本としては勉強になります。しかし、筆者の提案する投資家的思考を実際に実践することは非常にハードルが高く、「現代の若者一般」に武器を授けうる内容ではないと思います。これらの武器を使いこなし大成功を納めうるのは、筆者が教える京大医学部のような超エリート人材だけではないでしょうか。

    不況の中でどんどん保守化する大学生や若手社員に、疑問を投げかける、という意図もあったのかもしれません。

    読み手のレベルによって大きく受け取られ方は変わりそうですが、読んで損はない内容だと思います。個人的には参考にしたい視点が多々ありました。

  • インターネットによって知識獲得コスト、教育コストが激減し世界的な競争にさらされ、最低賃金が下がっていく
    これからも生き残っていけるビジネスマンのタイプ①マーケター②イノベーター③リーダー④投資家
    ①マーケター=既存の要素の組み合わせで差異を作り出し顧客の需要を満たす
    ②イノベーター=自分の働く業界について人物金の流れを研究する。徹底的にパクると逆の発想
    ③リーダー=駄馬を使いこなす。クレイジーになれ。コンプレックスを活かせ
    ④投資家=リスクの大きさを見積もり、責任が取れるなら臆せず行け。選択肢は多めに。長期的収益性と、人が信頼できるかの2点で投資を判断。
    株式以外の投資で身の回りのインサイダー情報にかける
    トレンドとサイクルを見極める

  • 資本主義がますます強まるこれからの時代を若者がサバイブするために知っておくべきこと、って感じ。要するに、自分の頭でしっかりと考えて希少価値の高い人材になれ、ってことだと理解した。主張はすごくわかりやすくて納得もでき、ためになった。

  • 英語・IT・会計は奴隷の勉強と言い切るのも、乱暴かと思いきやその理由もうなづける。

    自分で考えることが大切ね。

  • 書評ブログでのオススメにつられて、衝動買い。半日で読める、内容の薄い一冊。
    述べられている内容は確かにその通りだけど、今さらながら述べることか?しかも、こういった内容を、K大講義で行われているのかと思うと、ちょっと…
    無駄に煽っているだけで、これといって示唆を受けることが少ない。


    とはいえ、あらゆる場面でコモディティ化が進んでいるのは確か(自分自身も、我が業界も)。だからさ、みんなやりがいとか、やる気とか見出しにくいのかな。

  • もっと早く読むべき本。

  • RIPの意味で購入した本。
    亡くなるまでこの方のことは全く知らず、やや胡散くらい人だと思っていたけど、要領のいい頭のいい学生が読むにはいい本。
    ただ、記載内容に「?」と感じる箇所も相応にあり、やはりどういう方だったのかよくわからない。合掌。
    ・ブームになってから投資すると死ぬ。これから伸びていき、多くの人が気が付いていないニッチな市場に投資する
    ・世の中で新たに始まりつつある、かすかな動きを感じ取る感度の良さが必要
    ・アドバイザリー等業務は労働集約的で、レバレッジをかけて少ない労力で大きな利益を得ることは難しい
    ・ホリエモンは自身の「信者」を作り出すことに長けている
    ・成功報酬ベースの仕事をする、たくさんの部下を自分で管理する、というところに付加価値。資格だけでは意味ない
    ・起業家が新しいビジネスを見つけるときの視点として、「しょぼい競合がいるマーケットを狙え」という鉄則
    ・世のほとんどの人は凡人。凡人をうまく管理するのがいいマネジメント。そこそこの給料で、やる気を出してもらう
    ・クレイジーでない人は、リーダーのサポート役になれ
    ・投資家的に働く、会社としての成果に連動する形で自分も成果を得られること

  • 【本当のマネジメントとは】
    世の中に傑出した人物などほとんどいない。-世の中のほとんどの人は凡人なのだから、その凡人をうまく使うスキルことが大切なのである。

    【クレイジーな人だけだリーダーになれる】
    マイクロソフトという会社があそこまで大きくなった理由は、コンピュータ業界において「こうあるべきだ」という正しい理想の姿を実現するために、必要な事業活動を猛スピードで実行し、さらに競合となる企業を徹底的に叩き潰してきたことにある。

    理想を語るビルゲイツ+冷徹で残酷な決断をできるスティーブパルマ―。

    カルロスゴーン:優れたリーダーには「自分はすごい」という勘違いが必要。

    【リーダーの多くがコンプレックスを持っている】
    ・コンプレックス
    ・人格の破綻
    ・極端な自己愛
    ・クレイジー....

    ・スリッパの法則―プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方
    ・藤野英人、投資を検討中の企業を訪問した時に「この社長はどういうコンプレックスに突き動かされているのか」ということをまず分析する。

    ・権力と人間 (現代社会科学叢書) H・D・ラスウェル
    ・どのような人間が権力者をめざすか
    ・政治家の多くが幼少期に、権力に屈服させられたよな嫌な記憶を持っており、その反動e自分が権力者になることを目指す。望みを挫折させられて、その恨みを社会に晴らすために政治権力を握ろうとする人が多い。

    【リーダー気質じゃないときは、”翻訳家”になる】
    ・リーダーの言葉を翻訳して仲間に伝える
    ・成功した起業家の多くが、自分とは正反対の性格を持つ人をビジネスパートナーとして雇っている

    【投資】
    ・中国、長期的には普通の資本主義国になるだろう
    ・できるだけ長い目で見て伸び続ける産業を選べ

    【リベラルアーツ=自由人の勉強】
    人類が歩んできた歴史や、過去の叡智の結晶である哲学、芸術や文学、自然科学全般について勉強する。

    幅広い学問領域を横断的に学ぶことにより@物事を様々な角度から批判的に考える能力」「問題を発見し解決する能力」「多様な人々とコミュニケーションする能力」「深い人格と優れた身体能力」などの力を身に着けることをめざす。

     自分が長年興味と関心を抱いていた何かに、凍路から打ち込んでいるうちに、たまたま現在の状況につながっていった、というケースが多い。
     社会に出てから本当に意味を持つのは、自分が動いて夢中になりながら手に入れた知識だけだ。

  • 基本中の基本。細部に異論はあるけれども、書いてあることを一通り理解し、著者の主張を踏まえた上で批判できる程度の知識は持っておきたい。

  • 追悼の意を込めて拝読。労働力がコモディティ化する社会において生き残れる6つのタイプがあり、特にそのうちの4つにならないと買い叩かれてしまう。自身のキャリアを考える上で非常に参考になる本だった。できれば大学生の頃に読みたかった。

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著者プロフィール

瀧本哲史(たきもと てつふみ)
?(生年月日不明) ~ 2019年8月10日
京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授、経営コンサルタント。東京大学法学部で民法を専攻し、卒業と同時に同大学大学院法学政治学研究科助手に。アカデミズムで大変評価されていたが、マッキンゼー&カンパニーに入社を経て、投資家として独立。若い起業家を支援するエンジェル投資家として活動しながら京都大学で教鞭をとり、多くの著名人に影響を与えてきた。著書に、『僕は君たちに武器を配りたい』(ビジネス書大賞2012受賞)、『君に友だちはいらない』『ミライの授業』(以上、講談社)『武器としての決断思考』(星海社)など。2019年8月10日、47歳で逝去したことが16日に報じられた。

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