僕は君たちに武器を配りたい

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 734
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062170666

作品紹介・あらすじ

これから社会に旅立つ、あるいは旅立ったばかりの若者が、非情で残酷な日本社会を生き抜くための、「ゲリラ戦」のすすめである。20代が生き残るための思考法。

感想・レビュー・書評

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  • てめえの代わりはいくらでもいる。ただ働くだけじゃ買い叩かれるぜ。という警鐘を促す本。

    財産を築き続けているトレーダーが推薦していたので読んだ。
    面白いとかどうこういう話ではなくて、知っているか知らないかで働く人の今後が大きく分かれる事実が書かれている。
    資本主義を生きる上で投資家的な視点を持つことの重要性を説いているが、先に読んだ『マンガ財務諸表入門』は補足になるし、成毛眞『このムダな努力をやめなさい』のジャスダック上々前のユーグレナをどう見込んだかの話はためになる。

  • 「学び」
    近年言われている事が多かったが、投資とリターンという切り口から整理することで頭にスッと入ってきた。

    ITが今後さらに加速し、本当の意味での資本主義社会が進むなかで、投資家と投資家のルールの元で搾取される者に分かれる。ここがこの本の本質。

    今言われているようなIT英語ファイナンスのような知識はそれができる人ならとってかわられるコモディティな能力。じゃあどうすればいいかというと“スペシャリティ”になる、つまり独占市場を自ら作ってしまうことが大切。

    「言葉」
    “武器”コモディティ化しない、自分だけの強み
    “投資家”リスクを自ら背負い、ヒトモノカネを投資できる人間

  • 「むき出しの資本主義」「本物の資本主義」が到来した日本社会では、労働力すらもコモディティ(日用品)化している。自分の労働力を安く買い叩かれないためには、「マーケター」、「イノベーター」、「リーダー」、「インベスター=投資家」の4つのタイプを目指せという、これから社会に旅立つ若者に向けた指南書である。
    特に「投資家」としての視点は重要で、およそ資本主義社会に生活している以上、投資からは逃れることはできない。何しろ銀行にただ預金されているお金でも、銀行によって投資に向けられている。よく週刊誌に出る就職人気ランキングの上位企業も20年、30年後に倒産する会社が少なくない。一生サラリーマンの道を選ぶのは、ハイリスク・ローリターンの道を自ら選んでいる。リスクを他人に丸投げするくらいなら、自分で考えて投資をせよ、と呼びかける。
    内容がわかりやすく、現在の時代状況を的確に捉えて、明確な方向性を示している。これらから社会に出る人のみならず、社会人でもここらで人生を見直したい人にもおすすめな良書であると思う。
    特に興味深かったのは、”大学では「奴隷の勉強」に時間をかけず、自由人になるための「リベラル・アーツ」を学べ”という呼びかけである。「奴隷の勉強」とは「英語・IT・会計知識」で、これらは「人に使われるための知識」である。「リベラル・アーツ」とは”人類が歩んできた歴史や、過去の叡智の結晶である哲学、芸術や文学、自然科学全般”を指す。横断的な学問領域を学ぶことこそが、「物事を様々な角度から批判的に考える能力」「問題を発見し解決する能力」「多様な人々とコミュケーションする能力」「深い人格と優れた身体能力」を身につけるのだと力説する。
    今大学では、企業と共同研究できる理系分野と違い、お金にならない教養課程や文系分野は風当たりが強く、予算削減の対象になっている。経済界でもビジネス書でも「リベラル・アーツ」の重要性を唱えるものは少ないのではないだろうか。その意味で瀧本氏の主張は貴重であると思う。
    99%納得の書であるが、一つだけ気になることがある。これからの若い人たちの長い人生を考えた場合、果たして資本主義がずっと続いていくのだろうか。次なる社会がどのようになっているのか、そのことを見据えることも必要ではないか。そのためにも「リベラル・アーツ」こそが重要なのだと思う。
    (ちなみに氏は「英語のスキル単体では売り物にならない」と言っているのであって、英語の勉強に意味がないとは言っていない。誤解がないように申し添えておきます。)

  • イノベーションのチャンスは「今しょぼい業界」にある
    トレンドとサイクルを見極めろ
    公開されている情報に「一手間」を加える

  • 13/11/06僕は君たちに武器を配りたい 瀧本哲史
    29勉強ブームの壁には(不安解消マーケティング)ある。勉強すれば大丈夫と安易に思うな!
    インターネットによって、知識獲得コスト、教育コストが激減し、世界的な競争にさらされるなど、急激な社会変化に注視せよ!
    41全産業で「コモディティ化」が進んでいる。賃金を下げないためにはコモディティーになるな!
    生き残るためには「スペシャリティー」な人間になること。 「唯一の人」になれ!
    56 一部の「頭がいい人」ではなく、 「より安く、より良い商品」を作る人間が、社会を進歩させるシステムが資本主義。
    70国がどうにかしてくれるだろうと状況が変化することを待っていてはいけない。
    71資本主義には3つのモデルチェンジ、 「略奪」 「交易」 「生産性革命」があった。
    日本支えてきた「擦り合わせ産業」はもはや通用しない。
    「ものづくり」にはこだわるな!国に頼るな!
    93金融業界など高級で知られる会社ほど、変化が激しく、短命な商品の寿命がそのビジネスの寿命になる。
    日本の国内市場は先細り間違いなし。海外で働くことも考えよ!
    103マクロな視点持ちつつ、 「これから伸びていき」「多くの人が気づいていない」ニッチな市場に身を投じることが必要。
    105大量のコマーシャルを売っている会社、 「今流行っている」商品・サービスを売る会社には気をつけよ!
    生産性の低い40代、 50代社員が幸せそうにしている会社には入るな!
    112儲かる6つのタイプ
    ①商品を遠くに運んで売ることができる人(トレーダー)
    ②自分の専門性を高めて、高いスキルによって仕事をする人(エキスパート)
    ③商品に付加価値をつけて、市場に合わせて売ることができる人(マーケター)
    ④全く新しい仕組みをイノベーションできる人(イノベーター)
    ⑤自分が起業家となり、みんなをマネージしてリーダーとして行動する人(リーダー)
    ⑥投資家として市場に参加している人(インベスター)
    ただし①と②のタイプは今後生き残っていくのが難しくなる。
    127マーケターとして重要なのは、売るものは同じでも「ストーリー」や「ブランド」といった一見とらえどころのない、ふわふわした付加価値や違いを作れること。
    133例えばパナソニックのレッツノート。「できるビジネスパーソン」というイメージを乗せて売っているため、低価格のモバイルノートが数多く販売されるようになっても価格を維持できている。
    138ブランドに「ストーリー」「イメージ」を載せる。

  • 120103-120119
    働く上でのヒントが詰まっていて面白かったのと同時に、どうせゲリラ戦なら自分1人が生き残るのではなくみんなで日本を良くするヒントが書かれていたらよかったのに、と感じた

  • 日本人は気づいてない人が多いけどグローバル市場の中にすでに日本は取り込まれていて大勢の人がコモディティ化している。英語IT会計は奴隷の学問。それらを頑張るだけではコモディティから脱することはできない。リベラルアーツを学び自分なりの視点とビジョンを持て。トレーダーとエキスパートを目指すな。コモディティになる。売れるストーリーがかける人はマーケター、枯れた技術を水平展開して新しい価値を今ショボいマーケットに投入して稼げる人はイノベーターになれ。クレイジーはリーダーになれ。マクロな視点を持つことができリスクを管理できる人はインベスターになれ。武器とは自分の頭で考えられること。

  • 学生向けのビジネス書。今のところ(たぶん)成功している人が、自分の経験から(自分の経験だけで)、いろいろなことを知らない若者に断定的にアドバイスする。著者の語ることも一面の真実ではあるだろう。しかし、それが全てではない。投資家的でなければ奴隷的になるしかない、というメッセージは刺激的だが、それはやはり現実を極端に描きすぎだと思う。この本に煽られて突っ走る野心的な若者には、余計なお世話かもしれないが。

  • 学生~社会人歴の浅い20代を中心とした若者層に向けて書かれた著書のようですが、どんな人が手にとっても手遅れではない、社会を生き抜くいていくための考え方(武器)が記されています。

    社会の情勢をみて、安易に寄らば大樹とする(例えば、ITや英語などをとりあえず勉強してみるなどの)考え方では、人並みに過ぎず、なんの武器にもなりません。
    そこで必要となってくるのがマーケティングの力、ニッチを探る力、自分の特性を生かせる場所を見つける力…。時に、潮流に逆らい、反対へ進む力なども。
    それらと合わさることで、初めて自分の身につけているスキルが輝きだすのだということなのだそうです。
    確かに、「英語は手段であって目的ではない」なんてよく言われていますものね。

    私が最も興味深いと感じたのは、第4章でした。
    次のようなことが書かれています。

    1.商品を遠くに運んで売ることができる人(トレーダー)
    2.自分の専門性を高めて、高いスキルによって仕事をする人(エキスパート)
    3.商品に付加価値をつけて、市場に合わせて売ることができる人(マーケター)
    4.まったく新しい仕組みをイノベーションできる人(イノベーター)
    5.自分が企業家となり、みんなをマネージ(管理)してリーダーとして行動する人(リーダー)
    6.投資家として市場に参加している人(インベスター=投資家)

    瀧本氏は「資本主義社会の中で安い値段でこき使われず(コモディティにならず)に、主体的に稼ぐ人間になるためには、この6タイプのいずれかの人種になるのがもっとも近道となる」と述べています。

    ただし、そのうちの「トレーダー」と「エキスパート」は価値を失っていくだろうとも言っている。
    なぜなら、事物を右から左へ移動させるだけのトレーダーは既にネットにとって代わられつつあるし、産業構造の激しい時代にひとつの分野でエキスパートとして暮らせる可能性は低いからだそうです。

    だからこそ、3・4・5・6の存在になっていかなくてはならない。
    現在の私はどうなんだろう…と自分に問いつつ、不安をも覚えました。
    少し甘えすぎているのではないか。
    既存のシステムに安住して、何も変えようとはしていないのではないか。
    ただし、今の自分はできていなくても、向いている方向や行っていることは必ずしも間違いではないとも思っています。

  • ■本の概要
    今の世の中、安い賃金でこき使われず、主体的に稼ぐ人間は、以下の6タイプ。
    1.商品を遠くに運んで売ることができる人(トレーダー)
    2.専門性を高めて、高いスキルで仕事をする人(エキスパート)
    3.商品に付加価値を付けて、市場に合わせて売ることができる人(マーケター)
    4.新しい仕組みをイノベーションできる人(イノベーター)
    5.みんなをマネージしてリーダーとして行動する人(リーダー)
    6.投資家として市場に参加している人(インベスター=投資家)
    ただし、今後生き残るのは、マーケター、イノベーター、リーダー、インベスターの4つのタイプの考え方・行動ができる人材である。

    ■感想
    最近NHKのコメンテーターでよく見る 京大の瀧本哲史先生が、グローバル社会で勝ち抜く人材になるための方法を学生に伝授する、という趣旨の本。でも、そこまで具体的な手法は書かれてないです。各タイプの紹介の中で出てくるアップルやユニクロ等の先進企業の事例は豊富で面白いので、そこから吸収しろということなんでしょう。

    自分に役立ちそうだと思ったことをいくつか。

    【マーケターの発想】
    ・ある分野ではコモディティ化して価値を失った技術でも、まったく別の分野に応用することで新しい価値を生み出す可能性がある。(自動車部品のゴム製品を携帯電話の稼働部品に使った例など)
    ⇒ 今自分たちが当たり前のようにやっている仕事のやり方も、他の業種や地域に持っていったら価値のあることもあるかも、という発想を持つ。

    【イノベーターの発想】
    ・ゼロから新しいことを考えるのではなく、複数の専門技術を組み合わせること(新結合)で新商品・サービスを生み出す。
    ・業界で「常識」とされていることの反対を考える。

    【リーダーについて】
    ・優秀なリーダーは皆クレイジー。常識人は「リーダーの言葉を翻訳して仲間に伝える」サポート役として組織を運営しろ。

  • 1.ブームとなってから投資すると死ぬ
    「地面に死体が転がっているような不景気の時に投資をし、まだ早すぎるというタイミングで売り抜ける」

    2.資本主義社会の中でコモディティにならず(安い賃金でこき使われず働かず)、主体的になるためには、下記タイプのいずれかになる必要がある
    a.遠くに商品を運んで売る(トレーダー)
    b.専門性を高めて高いスキルで仕事をする(エキスパート)
    c.商品に付加価値をつけて売る(マーケター)
    d.新しい仕組みをイノベーションできる(イノベーター)
    e.自分が起業家となり、みんなをマネージする(リーダー)
    f.投資家として市場に参加(インベスター)

    3.資本主義社会の中で生きる以上、株主(投資家)の意思のもとに生きざるを得ない。それならば、自分自身が投資家として積極的に資本主義に参加したほうがよい。

    4.リスクをとる
    ローリスク・ローリターンの安全策を選んでとるより、ハイリスク・ハイリターンの投資機会(件数)をなるべく沢山持った方がよい

    5.サラリーマンはリスクを取っていないだけでなく、リスクを預けっぱなしの状態である。自分の人生を預けっぱなしにしていると言え、自分でリスクをコントロール出来ず、非常にリスクがある状態。

    6.上記の考え方で、フランチャイズ加盟は危険。本部はリスクを加盟店に押し付け、本部だけが儲かる仕組み。(ハイリスク・ローリターン)

    7.新聞には誰かが「アナウンスしてほしい情報」が載っている。(孫正義、堀江貴文)

    8.公開株に投資するのはカモネギ
    一般投資家が株式投資で儲けるのはほぼ不可能。、機関投資家(会社にて仕事として投資をしている人)と一般投資家は情報量に圧倒的に差があるため。

    9.投資家は調べる一手間を惜しまない
    実際に自分の手足を使って行動する。
    例:あるパソコンが売れている→家電量販店に電話してみる。実際に品切れまで売れているのか、単に在庫が豊富なだけなのか?

    10.投資先をズラす
    例:Windows95が売れている
    ×メモリメーカーに投資する(大半の人が考える)
    △モデムによってNWに日常的に繋がる時代がくるので、NW関連企業に投資する(何人かが考える)
    ○光ファイバーのメーカーや、敷設工事会社に投資する

  • 少し古い本ではあるが本質は今でも十分に伝わるし、本質の重要性はより増していると思う。この手のことを述べている本は最近増えてるがこれを2011年にすでに書いていたことがすごい。

    2018.10.27

  • この本が世に出た2011年は景気が低迷してた。(2008年リーマンショック、2011年東日本大震災)

    【要約】
    自己啓発や資格取得がブームになっているが、勉強ブームの壁には「不安解消マーケティング」ある。しかし勉強すればなんとかなると思ってはいけない。実際に勉強して億万長者になった人はいるだろうか、いやいないだろう。

    経済学でコモディティ(commodity)とは「スペックが明確に定義できるもの」=個性のないものはすべてコモディティ。市場に出回っている商品が、個性を失ってしまい、消費者にとってみればどのメーカーのどの商品を買っても大差がない状態を「コモディティ化」と呼ぶ。
    コモディティ化の最大の弊害は「買いたたかれる」こと。(消費者にしてみれば牛丼チェーン店の牛丼はどこで食べても同じだから価格競争がおこる)これと同様のことが人材でも起こっている。たとえばTOIEC900点以上等の条件を満たせばだれでもいい。条件を満たす人材をどれだけ安い給料で働かせることができるかしか企業は考えていない。生き残るためにはスペシャリティ(Speciality)になること。

    イギリス→アメリカ→日本と、世界の製造業の最先端を行く国は移り変わっていったが、もうすでに日本は時代遅れで中国に取って変わっている。これからだらだらとものづくりにこだわっていても将来性はない。

    生き残るタイプ
    1.商品を遠くに運んで売ることができる人(トレーダー)
    2.自分の専門性を高めて、高いスキルによって仕事をする人(エキスパート)
    3.商品に付加価値をつけて、市場に合わせて売ることができる人(マーケター)
    4.まったく新しい仕組みをイノベーションできる人(イノベーター)
    5.自分が起業家となり、みんなをマネージ(管理)してリーダーとして行動する人(リーダー)
    6.投資家として市場に参加している人(インベスター)

    上記のうち1と2は未来がほぼない。3~6のどれかを目指すのではなく、接する人によって3~6を使い分けれる人になるとよい。

  • コモディティー化すると買いたたかれるという事実から、そうならないための人材としてマーケター、イノベーター、リーダー、インベスターを目指せと説く。

    作者が投資家だけあって、何をめざすにしても投資家視点で自分の資本(時間に白、能力にしろ)をとらえてベットする対象を決めろというメッセージはその通りだと思った。
    分母を大きくしろとか、お金をかけない限りインサイダーにならないからお金以外をかけろといった話は投資家ならではで面白いと感じた。

  • 2017/04/30 読了

    社会状況を考えながら転職を繰り返す
    奴隷にならない
    投資家の視点を持つ
    社会経験なくいきなり起業すると失敗しやすい
    英語のスキル単体では使い物にならない

  • この世の中をどう生きていくべきか考えたくて読んだ。
    不安解消マーケティングに騙されずに、
    自分でマーケティングしてコモディティから抜け出すことが重要だと知った。

  • 投資家的に考えれば、社会の見方も変わってくる。確かにそう、情報を多面的に見ることは大事。

  • 京都大学で起業論の授業をおこなっている著者が、資本主義のルールとその行方について解説しながら、これからの社会の中で生きていくために必要な考え方について分かりやすく解説している本です。

    著者はまず、労働の「コモディティ化」によって、これまで安定して収入が得られると思われてきた職業の多くがダンピング競争にさらされることになると論じています。その上で、これからの社会を生き抜くためには、自分自身の商品としての強みを考える投資家的な発想が求められるという主張が展開されます。

    自分自身をも再帰的に資本主義的な価値とみなすことについて、社会学的な観点から批判的に考察する本はこれまでいくつか読んできましたが、まさにそうした再帰的な資本主義のシステムの中で成功するための心構えを説いた本はあまり読んでいなかったので、新鮮に感じられました。むろん本書は理論書ではなく自己啓発本に近いスタイルで書かれており、本書の内容と直接の関係はないのですが、いわゆる「社会的包摂」の概念に抱いていた違和感を見なおすきっかけをつかんだような気がしています。

  • 読了。

     この種の本にありがちなのだが、本当に大切なこと、必要なこと(タイトルにある「武器」のこと)は書いていない。
     すなわち、どのようにして、ニッチを見出すのか、あるいは非コモディティ化を実現するのか等の点は、そのさわりを述べるものの、明示はしていないのである。
     もっとも、これを書いてしまったら、その時点で陳腐化し、著者の言うコモディティ化してしまうのだろうが…。

     ともあれ、現状の社会分析・近年の変化は読みやすく書けており、さらっと読み飛ばせるので、読んで損はないとは思う。

  • 京大の准教授の著者が資本経済の変化とこれからどのように生き抜いていくかについて書いた2011年に執筆した作品。

    本書を読んで資本主義の本当の姿やトレーダーやエキスパートなどの今後存続が苦しいものやマーケター、イノベーター、リーダー、インベスターなど今後に期待できるものなどを漁師に例えて説明していたり、企業を例にとって説明されていたりと非常にこれから先を生きていくうえで学んでおくべき知識を身につけることができました。

    これから先について自分で考えること、それに基づくリスクに耐えうる力ををしっかり持っておくことが非常に大事なこと。そして、この変革している日本で生き抜くうえで大切なことを学べた一冊でした。

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著者プロフィール

瀧本哲史(たきもと てつふみ)
?(生年月日不明) ~ 2019年8月10日
京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授、経営コンサルタント。東京大学法学部で民法を専攻し、卒業と同時に同大学大学院法学政治学研究科助手に。アカデミズムで大変評価されていたが、マッキンゼー&カンパニーに入社を経て、投資家として独立。若い起業家を支援するエンジェル投資家として活動しながら京都大学で教鞭をとり、多くの著名人に影響を与えてきた。著書に、『僕は君たちに武器を配りたい』(ビジネス書大賞2012受賞)、『君に友だちはいらない』『ミライの授業』(以上、講談社)『武器としての決断思考』(星海社)など。2019年8月10日、47歳で逝去したことが16日に報じられた。

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