パワードスーツ

著者 :
  • 講談社
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062171069

感想・レビュー・書評

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  • 出張途中の電車内で読了。ま、面白くは読めます。

  • パワードスーツが実用化されて、それをセールスに回る営業員が事件に巻き込まれる物語。冒頭に「この作品にはある仕掛けがあります」という記述があるんですけど、これはない方が楽しかったかも。多少ミステリを読み込んでいる人だったら誰でも気付くでしょう。仕掛けはありきたりだし投げっぱなしのエンディングも気に入らないけど、今まで読んだこの人の作品の中では一番かな。

  • SF仕立ての話ですが、基本設定についていけなかった。どうももうひとつ、面白さが感じられなかった。次回作に期待。

  • 最初にあった仕掛けってまさか叙述トリックのコト言ってるんだろうか。
    割とあっさり1人称かわってたけどな。
    つーか叙述トリックもラストで一気に設定持ってきて種明かしした気になってるのがダメすぎると思うが。

    登場人物も、妙に自己中心的な奴が多くて好きになれないし。
    アーマードスーツも頭文字でガンダムもじってるのはいいけどそれぞれが適当すぎるネーミングだし。

    色覚異常を要所要所に使ったところが効果的に感じたたけど基本的には人に勧められない。

  • 仕掛けあります、と謳わん方が良かったんかもしれませんな。
    こうなる未来も考えられなくないですよね…むむ。

  • 20年ほど先の未来、リハビリ利用や介護士の作業補助ために開発された
    パワードスーツを売り込むために、岩戸市を訪れた大和健斗は、
    老人が次々と行方不明になるという事件に巻きこまれた。

    この時代は高齢化がさらに進み、高齢者は大事にされなくなり、
    行方不明の高齢者は、真剣に探されない社会になっていた。

    そんな中、元小児科医の由香里だけは、
    親身になって高齢者の話を聞く数少ない人間だった。
    しかし、由香里が接触した老人が次々と居なくなってしまった。

    病院への接待の席で由香里と知り合った大和は、
    強引な由香里に引っ張りまわされ、どんどん事件の深みにはまっていった。

    現代社会の問題点を指摘しつつ、ありえない展開で
    事件の解決に向う大和と由香里。
    気がついたら、一気読みしてました。

  • 実際に装着するパワードスーツというか筋肉補助みたいな製品はありますよね。
    それの本格的な物で力が半端なければ、犯罪で使われること必死です。
    映画、エイリアン2の最後でリプリーがエイリアンと戦う重機の軽量版かなとイメージしてみました。
    内容は読んでいて、自分にはチョットかったるく犯人像もコイツかな?と浮かんできました。

  • 「本書には、ある仕掛けがあります。注意してお読み下さい。」という製薬会社のコマーシャルのような注意書きで始まる。
    よし、騙されないぞ。と、読み進んだのですが、すっかり仕掛けにはまりました。残念です。

    筑波大学で開発したHALや、老人医療費問題などをベースにしたお話です。

  • 未来の世界をベースにしているが,こんな時代になってほしくない部分が多くあった.カイワレ系人間など.犯人は意外な人物だった.

  • ひょっとしたらこんなこともありうるかもしれない? 近未来を舞台にした、ちょこっと捻りのあるミステリ。ちなみにこの捻り部分については、最初からある程度明示されているので分かるのだけれど。それでも引っかかっちゃいますねえ。
    高齢化社会とか、無気力な若者とか、スリーノックダウン制とか。ありえないって言い切れないのが怖いなあ。犯人の動機も薄ら寒いながら、これまたありえない話ではないのかも……。

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著者プロフィール

1966年長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
2009年『プリズン・トリック』で第55回江戸川乱歩賞を受賞。著書に『トリック・シアター』、『天命の扉』、『原罪』、『龍の行方』など。

「2014年 『現調』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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