スティーブ・ジョブズ II

制作 : 井口 耕二 
  • 講談社
4.29
  • (715)
  • (597)
  • (216)
  • (18)
  • (6)
本棚登録 : 4804
レビュー : 544
  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062171274

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ○スティーブ・ジョブズの伝記の後半。ピクサーでの成功からアップルでの再登板を経て晩年までのレコード。
    ○幅広い視野と実行力が凄い。それは、表面的なものではなく、彼が持つ本質的なもの、個性なのだということが分かる。そのため、「一貫性」というものが、生活でもビジネスでも、良くも悪くも現れている。
    ○彼の感性と行動力、それを実現する精神力はまさに賞賛されるべきと感じる。
    (ネタバレ)
    ○私は、次の3箇所が特に印象的。この部分は大切にしたい。
    ・スタンフォード大学卒業式(P-265)
    ・結婚20周年のローリーンへの手紙(P-372)
    ・最後の言葉(P-424)

  • いい意味でも悪い意味でもすごい人。
    悪い意味では、この人と一緒に仕事をするのは勘弁して欲しいし、個人的には係わり合いになりたくないと思わせる。
    いい意味では、卓越したカリスマによるものであれば独断・トップダウンの方がビジネスはうまくいくという見本。
    普通の会社のように、会議を重ねて収益性だのなんだのを議論していたら、あのように画期的な製品は生まれなかっただろう。
    最初にアップルというPCを生み出しただけでもすごいが、会社を追い出され復帰した後にも携帯音楽プレーヤー、携帯電話、携帯タブレット端末などを世に送り出し、我々の日常生活そのもを変えている。
    彼がいなければ、我々はいまだに小さいボタンがいっぱいついた携帯電話を使っていただろう。

  • せっかく1を読んだから・・・というノリで読んだ本。
    だけど読んでいる内に、やっぱりこれを読んで良かったと思いました。
    1を読み終えた後、私の中のスティーブ・ジョブズは「すごい人だけど、人間性に問題がある人」でした。
    そしてどちらかと言えば、問題性がある方に評価が傾いていた。
    この本を開けてすぐのカバー部分に、
    『人生を左右する分かれ道を選ぶとき、一番頼りになるのは、いつか死ぬ身だと知っていることだと私は思います。
    ほとんどのことが-周囲の期待、プライド、ばつの悪い思いや失敗の恐怖など-そういうものがすべて、死に直面するとどこかに行ってしまい、本当に大事なことだけが残るからです。自分はいつか死ぬという意識があれば、なにかを失うと心配する落とし穴にはまらずにすむのです。
    人は脆弱なものです。自分の心に従わない理由などありません』
    という本人のスピーチした言葉が載っています。
    これだけを読んだら、こんな事を言う人は人格者だろうと思う。
    そして、これは自伝であると共に素晴らしい自己啓発本だ!得るものが多い本だと思い興味をもつ。
    だけど、1を読んだ後にこの言葉を見た私には、あの人が言った言葉か・・・くらいでした。
    それが、この2を読んでいる内に、これはスティーブ・ジョブズという複雑な人物の一面であり、そんな彼の真実の言葉だと思えました。
    ただ恐い人だ、私とは全く別世界の人だと感じていたのが、この人も私と同じ人間だなんだ、そしてとても人間くさい人なんだ・・・と思えました。
    それと同時に、やはりこの人はすごい人だと思いました。
    その仕事ぶりを見ていると私は総指揮者をイメージしました。
    技術的なことも、芸術的なことも、両方に精通していて、全てにおいて妥協せずにとことん追及する。
    他のメーカーでは製作者はどちらかにしか知識がないし、各部門に分かれていて、その中でいい物を作ればいいという事になる。
    だからテクノロジーとデザインの融合-それは彼のような天才・・・人に嫌われる事など恐れずに完璧を追及する情熱をもつ人でなければ出来ないことなのだと思いました。
    この2では、1に比べるとなじみのあるソフトの名前やハード、エピソードが出てきて、単純にその裏側を知るという楽しみもありました。
    今までそれほど興味はなかったけど、改めて製品を見てそのこだわりを目にしたいと思いました。

  • 本書を読み終えると、ただ、ただ、残念で仕方ないという気持ちが残った。と同時に、死について深く考えさせられる。

  • 前後編を通じて強烈に印象に残るジョブズの「こだわり」と「感性」。後編では、その「感性」のすごさを実感した。
    それはひとつには、PCメーカーだったアップルが、PCだけでなく音楽端末、携帯電話、タブレットと対象を拡大するところを描いているからだろう。私は特にマック好きでもないので、マックのPCを持ったことはないが、iPodは持っている。iPod、iPhone、iPadの流れは、一般のコンシューマもかなり身近な話題であり、その開発過程の話はかなり引きこまれた。
    そもそも、音楽端末、携帯電話の業界を、芸術性がない分野だと切り込んでいった感性もすごいし、その形状やインタフェースについて、ジョナサン・アイブら側近とともに、自分の感性をひたすら追い求めていく姿勢もすごい。そこは前編でも見せた「こだわり」がひたすら効いている。
    伝記なのでもちろん多少の誇張はあるのだろうが、アップルがすごいというよりはジョブズがすごいんじゃないかと思う。ジョブズの感性とこだわりが、アップル社員の才能を最大限に引き出していたんだろう。

    それと、「やっぱりそうなのか」と思った話がひとつ。
    東芝が超小型の大容量小型ディスクを作ったが用途が思いつかないと言っていたところ、アップルがそれを使ってiPodを作ったというくだり。よく言われるが、日本には発想力が足りないと、まさにそうなんだなと実感した。ジョブズのように「理系と文系の交差点」たる人材が少いのだろうか。

  • 2013/6/3

  • 余談だが、iPad(iPhone)にしようかか、アンドロイドにしようかと悩んでいる人も、この本を読むといいかもしれない(笑)

  • 後半の方が断然面白い。
    この本を読むとapple製品を買いたくなる。
    シンプルさと素材のへの妥協を許さないこだわりのストーリーを読むと悪いわけがないし、魂が宿ってる。

  • 下巻はApple復帰からiPod、iPhone、iPadなど革新的製品の開発、病魔との闘い、そして死に至るまでが描かれている。
    本人も語っているようにAppleを追放されたことが結果的に後の成功につながったのだろう。この巻でのApple復帰後から更なるイノベーションが次々と生まれていく。信念を貫くことはとても大変だが、何事か成し遂げるためには不可欠な要素であることを教えてくれている。

  • iPod、iPhone、iPadが、デジタル社会を代表する会社、人物との関係に影響し、今の機能となった経緯などが解り面白かったです。

全544件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

1952年生まれ。ハーヴァード大学を経て、オックスフォード大学にて学位を授与。英国『サンデータイムズ』紙、米国『TIME』誌編集長を経て、2001年にCNNのCEOに就任。ジャーナリストであり伝記作家。2003年よりアスペン研究所理事長。ベストセラー『ベンジャミン・フランクリン伝』『アインシュタイン伝』『キッシンジャー伝』などがある。

「2015年 『スティーブ・ジョブズ 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

スティーブ・ジョブズ IIのその他の作品

スティーブ・ジョブズ II Kindle版 スティーブ・ジョブズ II ウォルター・アイザックソン
ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 2 単行本(ソフトカバー) ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 2 ウォルター・アイザックソン

ウォルター・アイザックソンの作品

ツイートする