- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062171434
作品紹介・あらすじ
被害者は呪い殺されたのか!-謎が謎を呼ぶ、呪術ミステリーの快作。変死体のそばで見つかった「呪術符」の意味は?呪いと殺人の謎に文化人類学者が挑む!第57回江戸川乱歩賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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昆虫法医学シリーズで大ファンになった川瀬七緒さんの江戸川乱歩賞受賞作でありデビュー作の作品
呪いです!呪術ミステリー!
呪術専門の文化人類学者・仲澤の元にやって来た女性・砂倉真由。
何者かに祖父を殺された彼女は縁の下から呪術符を見つけ、仲澤に協力を求めて来ます。
呪い詳しくないけど、藁人形に五寸釘くらいしか知らないけど面白かった〜‹‹\(´ω` )/››
ちょっとした手がかりを頼りに村から村へ。
寂れた神社、無数の地蔵、祠…
地味に繋がる50年前の何か…
デビュー作なんで文章がちょっと読みにくかったり、
くどいかなぁという表現もありましたが、最後まで一気に読ませる内容とラストは良かったです♪
下村敦史「闇に香る嘘」を読んだ時、巻末に選考委員である作家さん達の選評があって、凄く辛辣で面白かったんですが…今作もありました〜♪
内田康夫、京極夏彦、桐野夏生、今野敏、東野圭吾
錚々たるメンバーです♪
土瓶師匠の大好きな京極さんの選評載せますね〜
「作品の根幹を成すだろう知見に対する無理解や誤謬が散見し、それは致命的なレベルにまで達していた…」厳しい笑
京極先生からしたら大抵の人が致命的ですけど⁈
でめ最後にちゃんと褒めてます笑
「致命的な瑕疵を退けるだけの筆力と構成力を備え持っていた。表現力、構成力、キャラクター、題材、すべてが作品のために貢献している」
京極先生…難しい漢字読めないって(꒪⌓︎꒪)
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呪いというキーワードに引っ張られ
続きが気になり、一気読みでした。
犯人が明らかになってみると、
なるほどとは思うものの、
ちょっと疑問点も出てきたり、
物悲しさを感じたり。。
他の作品も読んでみるつもりです。 -
よろずのことに気をつけよ
そのタイトル通りの物々しさがずっと続き最後まで怖さを引きずりながら読んだ。
呪い 怨念 儀式 そうせざるを得ないまでに掻き乱される残された者の憤り
悔い改めそして懺悔 残された者の後悔
川瀬さんは法医昆虫学捜査官シリーズで好きになってそれ以外も何冊か読んでいるけど、読んだ本すべてが面白い。 -
第57回江戸川乱歩賞受賞作。
コンセプトは嫌いじゃないんだけど、何故か、物語に入り込めず、ボリュームの割には終わり方も微妙。 -
ついさっき読了。江戸川乱歩賞、昔はかなり読んでいたのですが、近年受賞作はあまり読んでいなかったので、楽しみに期待しつつ本を開きました。確かに巻末選評通り、とても文章の読みやすい作家さんで、最初の呪いと殺人のインパクトといい、かなり次の展開が気になり、どんどん先が読みたくなりました。ただ、オチへと向かう後半の展開ですが、やや急ぎすぎ、唐突感アリ。ここから盛り上がらねばどうする?!というところで強引にまとまってしまったのがやや残念かと。復讐の動機や展開が、ありきたりすぎるのも残念さに拍車が…。ところどころちりばめられた不気味なガジェット(お札やタイトルにまつわる念仏、朽ち果てた地蔵や風車、鷹鉈等)は、想像力を掻き立て、本当に怖かったのですが、全体的にもっともっと陰惨な雰囲気が出ているとさらに好みだったかも…。(でも、これくらいだから、多くの読者さんに支持されるとも言える?)あとは、主人公の先生、もっと飄々としたキャラクターかと思っていたのですが、意外と(?)熱い男でしたね(笑)今後、ヒロインに振り回される事、間違いなしです。
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四日間家族がよかったので他の作品もと思い読んでみたら、呪術や昔の風習、自分の好きな分野てんこもりだった!
なんだか終始薄気味悪くて怖かったけど、著者の文章かなり好きかも。
呪いって今でもあるんだろうか?
色々調べたくなる。 -
江戸川乱歩賞受賞とか川瀬七緒さんとか因習とか呪術とか民俗学とか惹かれる要素てんこ盛り。
凄まじい怨念が読んでるこちらにも乗り移りそうな程血生臭い描写でとても良かった。
ところどころ真由の言葉がハリウッドの吹き替え的な所がちょっと面白かった。 -
文化人類学がベースになっているということで、自分が専攻していた分野でもあって楽しく読めた。
でも、やっぱり付け焼き刃の知識というか……物足りない。
呪いと実際の殺人は、同一人物がやってはダメだと思う。
呪いの深さや重さが薄れる。
呪いが深ければ深いほど、リアルなものに繋がってはいけない。
憎悪の深さが、実際に殺人を行ったことで白けるというか。
今ひとつだな。 -
2011年江戸川乱歩賞
35歳、そこそこイケてるが金には縁のない民俗学者のもとに、祖父を殺された若い娘が相談にやってくる、なんだかガリレオ系?と思わせるオープニング。
最初 もたもたするが、呪術関係の話がつながりはじめると調子がでてきて面白かった。
○○するときは よろずのことに気をつけよ ですね。
腱鞘炎にならないように୧⃛(๑⃙⃘⁼̴̀꒳⁼̴́๑⃙⃘)୨⃛
腱鞘炎にならないように୧⃛(๑⃙⃘⁼̴̀꒳⁼̴́๑⃙⃘)୨⃛
「でた~」って感じで。
「でた~」って感じで。