人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する!

制作 : 神田 昌典 
  • 講談社
3.53
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本棚登録 : 620
レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062171458

作品紹介・あらすじ

実際に商品の売買を伴わなくても、売り上げをあげるような商取引でなくても、現代人はかなりの時間を、他人を動かして影響を与えることに費やしている。

具体的には、相手を説得したり、容認を求めたり、あるいはなにがしかの資源(リソース)と引き換えに利益を提供したりしている。

つまり、現代人は誰もがセールスパーソンなのだ。

『モチベーション3.0』のダニエル・ピンクがおくる、21世紀版「人を動かす」3原則!

感想・レビュー・書評

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  • 現代人の活動は、人を動かす、ことが大部分=売らない売り込み。

    他人が望むこと、自分が与えられる影響、のバランスをとりながら、説得して行動を変えさせること=売らない売り込み

    映画「摩天楼を夢見て」、「ティンメン ことの起こりはキャデラック」

    情報の非対称性がなくなった世界でのセールスの手法=ひたすら公開する。
    買主に注意が必要、なのではなく売主に注意が必要。
    値切り交渉は一切なし。透明な歩合制。顧客に積極的に情報を与える。

    セールスに必要な資質
    同調=交渉相手の猿真似。観察し、真似る。些細な共通点を探す。
    浮揚力=疑問文でセルフトークする。私にできるか?その結果、ポジティブな力が働く。
    明確性=少ない選択肢。体験を共有する。

    その気を1から10までで表してもらう。どうしてもっと低い数字を選ばなかったか、質問する。そうすると、自ら、高い数字を選んだ理由を探り始める。

    なぜ?を5回繰り返す。

    ピッチ=一言で表すと。メールのタイトルで練習する。

    目的を明確にする

    よりサービスに徹する=アップセルではなくアップサーブ。本当に優秀なセールスパーソンは、顧客に奉仕することを望む。

  • 売り手と買い手が持っている情報が非対称だった昔、優秀なセールスパーソンは情報を"入手"することが得意だった。同等レベルの情報が容易に手に入り、さらに買い手自身が情報の発信者になりうる現在、優秀なセールスパーソンは情報を"監督"(膨大なデータを選別し、最適かつ明確な情報を提示)することに長けていなければならない。そのような状況で人を動かすために必要となる3つの特質は、他者や集団との調和をもたらすための「同調」、拒絶の海に溺れない精神的強さと楽観的見通しをもつための「浮揚力」、不透明な状況を理解し問題を発見するための「明確性」であると説く。
    本書は三部から構成されていて、それぞれのテーマが微妙にかみ合ってなくて全体の統一が取れていない感じはあるけど、各所に参考になりそうなネタがあり面白かった。

  • 共感が大事的な?
    ざっくりしか読んでないので思い出す。

  • 彼の著作はどれも素晴らしかったので、かなり期待して読んだのだけど、わかり辛くボリュームのある文章を飛ばし読みして終わった。

  • 人を動かすのではなく、人が自分のために勝手に動いてくれるのが理想で、そのためには常日頃の自分の売り込みが大切で、でもそれは伝統的なセールスとは全く違う“売らないセールス”が重要、という本。基本的には、日頃の自分の行いを反省・改善していく話 (なのでタイトルはミスリーディング)。
    伝統的セールスの標語である「ABC (Always Be Closing)」に変わる新しい「ABC (Attunement/Buoyancy/Clarity)」が紹介されているが、日本語にするとひどくカッコ悪い。

  • 評価が低い理由がわからない。
    神田氏があとがきで書いているように、「セールス」というテーマで手に取るのに読み始めるのに時間がかかったが、期待は裏切られなかった。
    ここには、人に何かを売りつける方法だけが書かれている分けではない。
    よく考えると、営業だけでなく、育成、依頼、相談、恋愛、結婚などあらゆる物事が、人を動かすことを考えながら成り立っている。それら全てに役立つ原理が書かれている。

    〈他人を動かすには、同調、浮揚力、明確性の3つが大切〉
    〈同調とは、自分の行為と見解を、ほかの人とも自分自身が置かれた状況とも、調和を図る能力〉
    これと同義なのが、視点取得。視点取得を効果的に行う原則は、
    1、力を減らすことにより力を増やす
    2、心と同じくらい頭を使う
    3、戦略的に模倣する

    〈三人の研究者により「疑問文形式のセルフトーク」の有効性が確認された〉
    疑問文だと答えを引き出す役目を果たし、さらに内発的動機による、目標追究の理由を考えるように促す可能性を秘めているから、らしい。
    自問自答をすることが大切だとは考えていたが、ここを細かく分解して、理由づけすることはしていなかった。

    〈ポジティブな感情とネガティブな感情は両方必要〉
    ポジティブな感情の比率が高すぎる場合は、低すぎる場合と同様非生産的になる。適切なネガティビティは必要だと言われると、なんとなくわかる気がする。しかし、ここまで言語化して明確にはしていなかった。

    〈人を動かす問題を認識するためには、2つのスキルを今までと逆さまにする必要がある。1つは、かつて優秀なセールスパーソンは情報〝入手する〟ことに長けていた。現在は情報を〝監督する〟ことに長じていなくてはならない。2つ目は、かつて優秀なセールスパーソンは疑問に〝答える〟ことに長けていた。現在は、〝訊ねる〟ことが得意でないといけない〉
    見えている事実だけでなく、思いもよらない問題、隠れている問題を見つけ、問いを立て、相手に解決させることが必要。

    〈娘が勉強しないときに言うべきことは、「さあ、勉強するんだ」「頼むから、勉強してくれ」ではなく、「〝1がこれっぽっちも勉強するつもりはない〟で10が〝勉強する気満々〟だとしたら、1から10の間の筋で表すと、どのくらい勉強するつもりがある?」と質問する。これに答えたら、「どうしてもっと低い数字を選ばなかったの?」と質問する。〉
    イエス、ノーの質問をしてはいけない。たいていのことが、イエスか、ノーの二元論ではない。相手の行動したい欲求が0ではないことを引き出し、内発的動機を発動する。これは具体的な質問として非常に有効なのではないかと予測できる。

    〈私たちの起点は競争に偏っている〉
    二人一組を作り、「お互いの右手の指を握って、親指だけ立てる。相手の親指を倒すように」と伝えると、ほとんど指相撲が始まる。他にも、丁寧に頼む、お互いに指を下げるなど、方法はたくさんあるのに。
    人を動かすには様々な方法があり、Win-Winの方法もあるはず。これは打ち手に走ることの象徴でもある。

    〈二つの問いをいつも投げかける〉
    1、自分の売り込むものを相手が受け入れると承諾した場合、その人の人生は向上するだろうか?
    2、このやり取りを終えたとき、世界は当初よりよいところになるだろうか?
    質問に対する答えがどちらか一つでも「ノー」ならば、あなたは間違いを犯しているのだ。

  • 【読書メモ】
    疑問文形式のセルフトーク
    フレドリクソン
    ポジティブな感情: 喜び、感謝、安らぎ、好奇心、希望、誇り、愉快、鼓舞、畏敬、愛
    適切なネガティビティ: 生産的な目的にかなう怒り、敵意、嫌悪、義憤を抱く機会

    ゲッツェルス
    発見された問題の質は、得られた解決策の質を予見させる

    膨大なデータを選別し、最適かつ明確な情報を他人に提示する。

    対比の原則
    少ない方が豊かになれる
    体験>物品
    ポジティブなレッテルを貼る
    利点を列挙し、ささやかな難点を付け加える
    今後達成するかもしれない見込みも強調する
    どのように行動すべきか明確に示す

  • おすすめだよと言われ頂いた。営業で使えそうな統計調査の結果や心理実験の結果がたくさん載ってておもしろかった。人を動かす3原則はあまり理解出来なかった。
    体系的を営業スタイルをつくりたいときやテンションを上げたいときには不向きかも。営業いくときのコネタを探したいときにオススメ。

  • 待望のダニエル・ピンクの最新作。セス・ゴーディンの本と勘違いして予約して、そのまま到着→読み始めて、やったらデータ検証が多いなと思っていて、始めて著者が違うことに気づく・・ この二人に共通する物凄いところは、一見全く関係ないであろうと思うトピックを、見事につなぎ合わせ、まったく違う価値観を紹介するところ。セス・ゴーディンはどちらかと言うと、たとえ話がとてもうまい右脳派、この本の作者のダニエル・ピンクはデータできっちり説明してくる左脳派といったところ。

    タイトルからして『人を動かす・・』なんてあるので、なんだか自己啓発的なかなり抽象度の高いものかなと思うと、かなりの肩透かしに会うことになる。この本は、旧体制の経済システムがうまく機能しなくなってきている現代社会における、かなり具体的な新しいスキルセットの提示だと思う。それを、ITやソーシャルメディアの発達によって誰でも起業できるような時代に、必ず必要な、そして若干ネガティブなイメージのついてしまった『営業』というものの文脈で、見事に体系化して、誰でも実践できる状態でプレゼンテーションされている。

    本文の詳細は控えるとして、3つの原則を『同調』『浮揚力』『明確性』と位置づけ、それぞれがなぜ今の現代社会において必要なのかを科学的データーに基づいて提示し、それぞれの章の最後に具体的に行動が始められるエクササイズで締めくくられている。


    一番、本質を付くのは最後のしめ。

    1.自分の売り込むものを相手が受け入れるとと承諾した場合、その人の人生は向上するだろうか?
    2.このやり取りを終えた時、世界は当初よりよいところになるだろうか?

    質問に対する答えがどちらか一つでも「ノー」ならば、あなたは間違いを犯しているのだ。

  • ダニエル・ピンク氏の新作。
    邦題はちょっとアレだしテーマがセールスということで期待をせずに読んだけど、きちんとこれまでの著書の延長線上に乗る内容になっていて良かった。

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著者プロフィール

Daniel H. Pink
1964年生まれ。米国ノースウエスタン大学卒業後、イェール大学ロースクールで法学博士号取得。米上院議員の経済政策担当補佐官を務めた後、クリントン政権下でゴア副大統領の首席スピーチライターなどを務める。フリーエージェント宣言後、経済変革やビジネス戦略についての講義を行うかたわら、「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・タイムズ」などに寄稿。著書に、『ハイ・コンセプト』(三笠書房)、『モチベーション3.0』『人を動かす、新たな3原則』(ともに講談社)など。

「2018年 『When 完璧なタイミングを科学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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