自分思考

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062171694

感想・レビュー・書評

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  • 大きな夢を発信することと、大口を叩くことの違い。
    簡単には諦めない、実現までのプロセスの重要性。
    56/100

  • マザーハウスを立ち上げた社長の本。

    自分でなぜ?と思ったことはやりきってみないと気が済まない、という性格が、途上国発のビジネスを立ち上げることができた要因なのだろう、ということが強くつたわってきた。

    最近読む本は、「やりたいこと」を大人げなくでも良いから、ひたすら愚直にやるべき、というものが多い。
    将来のプランニングでも、「こうあるべき」より先に、「こうしたい」が来た方がよいのかもしれない、と最近考える。

  • マザーハウス山口さんの著書、タイトル通り「自分について」「自分で」考える事の大事さが伝わりました。


    ▼以下メモ------------------------------------------------------------
    ・日本に帰るとものすごく頭が発達している人が多い、でも心が停止状態でどんどん頭に情報を入れるから、機械のように見える
    ★・そして、どんどん頭に入るもののほとんどが「ただの情報」

    ・大事なのは「自分」を持つこと。人の意見をたくさん聞きながらも最終的に判断する「自分」という個を持ち続ける事。
    ★・そしてその個は読書はネットサーフィンをしてもつくられない。自分の頭と心の中に存在するもので、その声に耳を傾けたり、心の本能的な叫びに素直に従うことで、自分思考の回路は作られていくものだと思っている。

    ★・「変化しないって、すごいリスクだよ」

    ・人間って不思議で、笑顔でいると自然と心からの笑顔が生まれるようになってくる。そんな輪には自然といい空気が流れる。

    ★・失敗は、自分自身が本来できたはずのことをやらなかったり、一歩踏み出せば何か見えたはずなのに踏み出さないこと。
    ★・だから「一歩踏み出して失敗した」は、失敗に入らない。むしろ前に進んだ印として記憶される。
    ・失敗が無いストレートな成功は成功じゃなくてただのラッキー
    ★・人の魅力は失敗したり転んだりして、また起き上がるたびに増していくのだと思う。人が生きてきた年数ほど魅力が増すのは、生きることを継続しているからなんだと思う。

    ★・考えることは基本的にめんどくさい。でも自分自身で時間をかけて悩み考えた答えは、自分の人生に一つの軸をくれ、個性をくれ、人を巻き込む力をくれるものだと思う。

  • ・「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」
    バングラデシュの人たちが、こう自分に問いかけているような気がした。
    他人にどう言われようが、他人にどう見られ評価されようが、たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く。

    ・動くって、夢を見つけるためのチケット代みたいなもの

    ・私が「失敗したらバイトしたらいいじゃない」と人に言うと、きっと頭では理解できても「そ、そうですよねぇ…」と、よく困惑される。失う怖さは「自分のプライド」を失う怖さなんだと思う。けれど、それが邪魔して、やりたいことがあるのに、一歩も踏み出さない人生だとしたら、人生の最期がきたとき、気持ちよく死ねないのでは?と思う。
    世界には、さまざまな価値観が存在する。日本という小さな島国の中で、隣の人が持っているものを、自分が失うことを考えれば、もちろん足がすくむ。けれど、日本という小さな枠から少し外れて、人間としての自分を見たときに、日本人ということだけで、どれだけラッキーな星のもとに生まれてきたのかと感じられる。失敗したって、じつは日本人であるだけで、とても社会から守られていることに感謝したい。

    →山口さんの本を読むと、もっと自分の人生に集中して全うしよう、と思う。日本に生まれただけで、とてもとても恵まれてるんだから、恐れずにやりたいこと、やるべきことをやっていくしかない。人生に無駄にする時間なんてない。

  • 心に響いた文章

    「動くことは夢をみつけるチケット代」

  • 裸でも生きる、裸でも生きる2、自分思考を2日で一気読み。とにかく動く!2018/7/5

  • 自分に向き合って考える筆者の考え方の本。
    会社が傾くと去って行く人もいれば残ってくれる人もいる。
    比べるものによって見え方が変わる。良いものと比べるのではなく、過去の同じものと比べる。

  • 立て続けに山口さんの書籍を読んでいるので重複している感じが否めなかった。ただ「裸でも生きる」で述べられている行動の背景にある心理状況が述べられている。

    言われれば「そうだよね」と思える様な思考を、行動に結びつけてしっかりと実践出来ている点がすごいところ。頭では分かるが、行動するかしないか、0か1かの差がとても大きいと思う。

  • ふと読み返した。ボランティアやフェアトレード嫌い、純ビジネス好きタイプなので会社としてのマザーハウスはわりと好き。
    いろんな方面、かっ飛んでいかないと人生面白くないよなあ。

  • [2013.4]マザーハウスの社長兼デザイナー山口絵里子さんのエッセイ。成功とはなんなのか?失敗とはなんなのか?なぜ人は悩むのか?それらについてマザーハウスを成長させてきた山口さんなりの考えが書かれている。『裸でも生きる』、『裸でも生きる2』などでマザーハウスの生い立ちを知っていると、この本に書いてある山口さんの苦悩や行動から感じ取れることが増えると思う。

著者プロフィール

やまぐち・えりこ1981年埼玉県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程修了。大学のインターン時代、ワシントン国際機関で途上国援助の矛盾を感じ、当時アジア最貧国バングラデシュに渡り日本人初の大学院生になる。「必要なのは施しではなく先進国との対等な経済活動」という考えで23歳で起業を決意。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を掲げ、株式会社マザーハウスを設立。バングラデシュ、ネパール、インドネシアの自社工場・工房でジュート(麻)やレザーのバッグ、ストール、ジュエリーなどのデザイン・生産を行っている。2016年現在、日本、台湾、香港などで28店舗を展開している。Young Global Leaders(YGL) 2008選出。ハーバード・ビジネス・スクールクラブ・オブ・ジャパン アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2012受賞。毎日放送「情熱大陸」などに出演。著書に『裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記』『裸でも生きる2 Keep walking 私は歩き続ける』『自分思考』(いずれも講談社+α文庫)。

「2016年 『輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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