自分思考

著者 :
  • 講談社
4.29
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本棚登録 : 608
感想 : 97
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062171694

作品紹介・あらすじ

やりたいことを見つけ、一歩踏み出し、続ける。私の行動の裏側にあった思考。背伸びをしたり、見栄を張ったりせず、素直に、そして正直に、夢を見つけ、一歩踏み出し継続する過程で自分自身と対話してきた心の変化。ベストセラー『裸でも生きる』著者の初エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 大きな夢を発信することと、大口を叩くことの違い。
    簡単には諦めない、実現までのプロセスの重要性。
    56/100

  • 自分の中で考えること=主観力
    失敗は挑戦することをやめたときに初めて失敗になる
    動くことは夢をみつけるチケット代
    夢をスケッチブックに描く…

    今自分が求めていたような生きるヒントがたくさん詰まっていた本でした。
    どの言葉も、自然体であって、常に自分自身で思考し、行動してきた山口さんの言葉だから、スッと心に届いてパワーをくれるんだろうなぁ。

    本を貸してくれた同期、ありがとう。

  • マザーハウスを立ち上げた社長の本。

    自分でなぜ?と思ったことはやりきってみないと気が済まない、という性格が、途上国発のビジネスを立ち上げることができた要因なのだろう、ということが強くつたわってきた。

    最近読む本は、「やりたいこと」を大人げなくでも良いから、ひたすら愚直にやるべき、というものが多い。
    将来のプランニングでも、「こうあるべき」より先に、「こうしたい」が来た方がよいのかもしれない、と最近考える。

  • 【この本を提供してくれた人】
    Yohei Katoさん
    http://www.facebook.com/heyy0

    【この本を読んでくれる人へ】
    「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」バングラデシュでたくましく生きる人々に背中を押され、起業した筆者。悩み苦しみながらも一歩一歩、自分の道を切り開いて来た筆者の生き方が「行動し思考し続けること」の大切さを教えてくます。

  • ・正しいかどうか分からなくて、そして、おかしく未完成であっても、とびきり強い主観に人は魅かれ、人は集まる。
    ・正しい答えなんてない。最後、進むかどうかを決めるのは正しさではなく、自分の心だということ。
    ・退路を断つこと。そこで、自然と覚悟と強さが宿ってくる。
    ・Larning by Doing


    山口さんの書く本を読むと、いつも自分を飾らない表現に等身大の悩みとか苦しみを感じさせられて、だからこそ自分もぬるま湯に浸ったままではいられないと思わされる。
    自分は何がしたいのか?
    自分はどう生きていきたいのか?
    何か正しいとかではなく、ちゃんと自分の声に素直になって、それを素直に表現する勇気を持たなきゃいけないね。
    辛くて当たり前。苦しくて当たり前。

    でも、その中に人生の醍醐味とか、意味とか、素晴らしさがあるのでしょう。

    ・ただ夢を追う。そのプロセスが、素敵なんじゃないか。

  • マザーハウス山口さんの著書、タイトル通り「自分について」「自分で」考える事の大事さが伝わりました。


    ▼以下メモ------------------------------------------------------------
    ・日本に帰るとものすごく頭が発達している人が多い、でも心が停止状態でどんどん頭に情報を入れるから、機械のように見える
    ★・そして、どんどん頭に入るもののほとんどが「ただの情報」

    ・大事なのは「自分」を持つこと。人の意見をたくさん聞きながらも最終的に判断する「自分」という個を持ち続ける事。
    ★・そしてその個は読書はネットサーフィンをしてもつくられない。自分の頭と心の中に存在するもので、その声に耳を傾けたり、心の本能的な叫びに素直に従うことで、自分思考の回路は作られていくものだと思っている。

    ★・「変化しないって、すごいリスクだよ」

    ・人間って不思議で、笑顔でいると自然と心からの笑顔が生まれるようになってくる。そんな輪には自然といい空気が流れる。

    ★・失敗は、自分自身が本来できたはずのことをやらなかったり、一歩踏み出せば何か見えたはずなのに踏み出さないこと。
    ★・だから「一歩踏み出して失敗した」は、失敗に入らない。むしろ前に進んだ印として記憶される。
    ・失敗が無いストレートな成功は成功じゃなくてただのラッキー
    ★・人の魅力は失敗したり転んだりして、また起き上がるたびに増していくのだと思う。人が生きてきた年数ほど魅力が増すのは、生きることを継続しているからなんだと思う。

    ★・考えることは基本的にめんどくさい。でも自分自身で時間をかけて悩み考えた答えは、自分の人生に一つの軸をくれ、個性をくれ、人を巻き込む力をくれるものだと思う。

  • ・「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」
    バングラデシュの人たちが、こう自分に問いかけているような気がした。
    他人にどう言われようが、他人にどう見られ評価されようが、たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く。

    ・動くって、夢を見つけるためのチケット代みたいなもの

    ・私が「失敗したらバイトしたらいいじゃない」と人に言うと、きっと頭では理解できても「そ、そうですよねぇ…」と、よく困惑される。失う怖さは「自分のプライド」を失う怖さなんだと思う。けれど、それが邪魔して、やりたいことがあるのに、一歩も踏み出さない人生だとしたら、人生の最期がきたとき、気持ちよく死ねないのでは?と思う。
    世界には、さまざまな価値観が存在する。日本という小さな島国の中で、隣の人が持っているものを、自分が失うことを考えれば、もちろん足がすくむ。けれど、日本という小さな枠から少し外れて、人間としての自分を見たときに、日本人ということだけで、どれだけラッキーな星のもとに生まれてきたのかと感じられる。失敗したって、じつは日本人であるだけで、とても社会から守られていることに感謝したい。

    →山口さんの本を読むと、もっと自分の人生に集中して全うしよう、と思う。日本に生まれただけで、とてもとても恵まれてるんだから、恐れずにやりたいこと、やるべきことをやっていくしかない。人生に無駄にする時間なんてない。

  • 【動くことは夢を見つけるチケット代】

     皆さんは、将来の夢ややりたいことはもう見つかっているだろうか。またそれに向かって行動できているだろうか。私はまだ自分のやりたいことも見つからないまま、いつの間にかインターンシップや就職について考えなければいけない時期になっていた。そんな時に出会ったのが、この本である。山口さんは、この本を通して私のようにやりたいことがわからず、何をしたらいいかわからない人に自分の体験談を踏まえて、将来について考えるきっかけを与えてくれる。
     まず大事なのは、原体験を振り返ることだ。原体験とは、自分の心が感じたり経験したりしたことの源となるのでヒントが隠されている。山口さんは、学校でいじめにあった経験から、もっと楽しい学校を作りたいと思い、将来の方向性が決まるきっかけとなった。もし、見つからなかったとしても悩むことや考えたことが一歩を踏み出したことになるからぜひ原体験を振り返る作業をしてほしい。自分自身のことを考えた時に、私はそろばんが得意であり、計算が早いと褒められたことが嬉しかったので、数字に携わる仕事がしたいと考えている。
     方向性が決まってから大事となるのが、行動することが鍵になるということだ。第一章のサブタイトルでもあり、おすすめの一言にもある「動くことは夢を見つけるチケット代」というフレーズが私はお気に入りだ。
     動いてみなければ、何も始まらないままである。山口さんは行動したことで次々に答えが導き出されていき、自分の夢へとたどり着いた。だから山口さんにとって、動くことは夢を見つけるためのチケット代なのである。また、最初から勇気をもって行動できるわけではないが、それを乗り越えた先にある新しい出会いや価値観、経験が自分の価値を高めるものとなる。そう考えると行動することは自分にとってプラスでしかない。
     この本を読んで、これからインターンシップが始まるが、たくさん応募してたくさん経験しようと思った。行動することが夢探しの始まりの一歩となり、それが失敗だったとしても成功に繋がる一歩だと著書は教えてくれた。
     私のように夢が見つかっていない人や何をすべきかわからない人は、ひとまずこの本を手に取ってみたらどうだろうか。その行動があなたの夢への一歩に繋がることだろう。

  • 心に響いた文章

    「動くことは夢をみつけるチケット代」

  • 裸でも生きる、裸でも生きる2、自分思考を2日で一気読み。とにかく動く!2018/7/5

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著者プロフィール

やまぐち・えりこ1981年埼玉県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程修了。大学のインターン時代、ワシントン国際機関で途上国援助の矛盾を感じ、当時アジア最貧国バングラデシュに渡り日本人初の大学院生になる。「必要なのは施しではなく先進国との対等な経済活動」という考えで23歳で起業を決意。「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念を掲げ、株式会社マザーハウスを設立。バングラデシュ、ネパール、インドネシアの自社工場・工房でジュート(麻)やレザーのバッグ、ストール、ジュエリーなどのデザイン・生産を行っている。2016年現在、日本、台湾、香港などで28店舗を展開している。Young Global Leaders(YGL) 2008選出。ハーバード・ビジネス・スクールクラブ・オブ・ジャパン アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2012受賞。毎日放送「情熱大陸」などに出演。著書に『裸でも生きる 25歳女性起業家の号泣戦記』『裸でも生きる2 Keep walking 私は歩き続ける』『自分思考』(いずれも講談社+α文庫)。

「2016年 『輝ける場所を探して 裸でも生きる3 ダッカからジョグジャ、そしてコロンボへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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