ぴんぞろ

著者 : 戌井昭人
  • 講談社 (2011年8月17日発売)
3.17
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  • (3)
  • 本棚登録 :120
  • レビュー :26
  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062171977

作品紹介・あらすじ

浅草・酉の市でイカサマ賭博に巻き込まれた、脚本家の「おれ」。まるでサイコロの目に導かれるように、流れ流され辿り着いた先は、地方のさびれた温泉街。「おれ」はなぜか、そこのひなびたヌード劇場で前説をする羽目になってしまう-。三味線弾きのルリ婆さんと、その孫のリッちゃん、現実感のないまま三人での奇妙な共同生活が続いてゆくが…。パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」で活躍中の新鋭が描く、平成"チンチロリン"放浪記。第145回芥川賞候補作。

ぴんぞろの感想・レビュー・書評

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  • 浅草・酉の市でイカサマ賭博に巻き込まれた、脚本家の「おれ」。流され辿り着いたのは、地方のさびれた温泉街。「おれ」はなぜか、そこのヌード劇場で前説をする羽目に…。表題作ほか全2作品を収録。

    2011年、作者2度目の芥川賞候補作。表題作は例によって「しょーもない」男とクセのある登場人物たちの織り成す話。読みだすと止まらないのはおそらく文体のリズム感のせいなのだろう。
    (B)

  • 芥川賞候補作ということで読んでみたが、まったく題材も設定も登場人物もだめ、受け付けなかった。

  • 修羅場・山場をいくつも乗り越えてきた
    めちゃくちゃで適当でだらしない人々。
    世の中を形作ってるのは
    正義や真実や美しいものだけじゃないよね。
    (ト)

  • 根拠なきポジティブ思考
    「なんとかなるさ」のいきあたりばったり路線でも
    みんな幸せになれる
    ラヴ&ピースを信じてネ
    ……そんなお人よしが夢を見た時代もあったのだ
    昔の話だ
    オウムの連中がそれを台無しにした、とは必ずしも言い切れまい
    もともと、世間はそんなに甘いもんじゃなかったんだ
    筋肉少女帯の「サンフランシスコ10イヤーズアフター」の世界である

    リッちゃんというひとりの天才ダンサーが
    あのころの、世紀末アングラ芸能の空気感を
    2011年に接続する
    そんなイメージ
    そんなことが可能なのだろうか?
    うーむ

  • 流されるままサイコロは転がり続け結局は目が出ない。流れに身を任せ自然体に生きていく。まことに羨ましい生き方を再び追体験させてもらった。死さえも恐れることのない、とるに足らないことのようにさえ思える。無理矢理サイコロの目を出す必要はないのだ。

  • 嫌な展開になりそうと覚悟すると、スルリとスマートに話が進む。心地よかった。

  • あくまでも受け身だ。

    受け身で流されながら生きていく主人公の枠のない人生がよい。

    作中に登場する人々のキャラクターが濃いのも良い。

    舞台となる浅草や鬼怒川や熱海を思わせる温泉地のうらびれた街、ドロドロとした濃度の濃い街も良い。

  • おかしな人がたくさんでてくる。

  • 設定古いので読みづらくまたなにを言いたいのかまったくわからない

  • ギャンブルのイカサマで死ぬとか、温泉街のストリップ嬢との交流とか、ずいぶん古典的というか古臭い話だなあと思ったら、最後にスカイツリーが出てきて、現代の設定だったという事がわかり、驚いた。「ぐらぐら一二」の方も裁断屋で指を落とすとか、時代設定がよくわからない。
    2作読んだだけだが、どうやらこの著者の作風は、現代に生きる底辺の人々の優しさというか屈託のなさというか、良くも悪くも葛藤や屈折のない自然体を描きたいのだろうが、どうも劇団率いる中年男がイメージする世界と私の住む世界が違うのかリアリティーを感じない。読後感は悪くないものの、悪くないのがいい小説とも限らないし、今時こういう小説がウケルのか?という疑問はある。

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戌井昭人の作品

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