転落少女と36の必読書(下)

  • 講談社
3.73
  • (5)
  • (6)
  • (11)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 72
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062173612

作品紹介・あらすじ

ハンナ・シュナイダーを取り巻くブルーブラッズの5人には、それぞれに秘められた過去があった。ハンナの自宅で不審な死を遂げた男の本当の姿とは何か。平穏なはずの日常の背後に、ブルーは自分が触れてはならない恐ろしい秘密の存在を感じる。さらなる事件によって、知とミステリーの迷宮に「転落」した彼女が見るものは、どこまでが作られた事実なのか。文学概論を模した「最終試験」に、驚愕の真相が。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 講談社のPR
    「20代女性作家が放った恐るべきデビュー作!

    世界中の読書愛好家に捧ぐ!
    現代のジェーン・エアか、ロリータか!? 知とミステリーの迷宮に足を踏み入れた主人公ブルーは、いかなる真実にたどり着くのか。

    小説巻末の「最終試験」までにこの謎が解けますか?

    ハンナ・シュナイダーを取り巻くブルーブラッズの5人には、それぞれに秘められた過去があった。ハンナの自宅で不審な死を遂げた男の本当の姿とは何か。平穏なはずの日常の背後に、ブルーは自分が触れてはならない恐ろしい秘密の存在を感じる。さらなる事件によって、知とミステリーの迷宮に「転落」した彼女が見るものは、どこまでが作られた事実なのか。文学概論を模した「最終試験」に、驚愕の真相が!

    ●ミステリーが予期せぬ展開を見せるにつれて、物語のトーンは暗く魅力的になったかと思えば滑稽で感動的になる。描写は、触れたら噛まれそうなほど生きがいい。――USA Today
    ●巻末の「最終試験」には、ぜひ取り組んでみてほしい。――The Christian Science Monitor
    ●本書を読み終えた人はだれでも、また最初から読み直したいと思うにちがいない。実際に再読すると、一度目には気づかなかったヒントや手がかりに必ず気づき、なぜ結末が予測できなかったんだろうと思うはずだ。――Los Angeles Times

    ニューヨークタイムズ年間ベスト5!(2006年)」

  • 謎が一つも解けてない感じ。
    ハンナの死因は?パパは?夜警団は?
    読者の想像にお任せします的な物語で、それはそれで楽しめた。

  • なんとか下巻まで読み終えたという感じ。上巻とは趣が異なってミステリー臭を帯びてくるけど、なんでそうなったのかよくわからない部分が少々。最後の「最終試験」などの試みは面白かったと思う。ぱらぱらと流し読みしかしていなかった私には「最終試験」は解けなかった…2012/664

  • 下では、一気にミステリチックに。
    いやー、もちっと飛鳥部ふう先生と女生徒感があってもよかったですが、面白かった。
    しかし、友人との断絶など、主人公をこうまで残酷に追い込むなんて、欧米の小説は容赦ないな、と恐ろしかったです。こういうのを読むと、アメリカの社会ってなんて頼りなく不安なんだろう、と恐ろしくなる…。

  • ※上下通しての感想

    つ、疲れた……。
    これ以上ないほどに埋め尽くされた比喩表現にうんざりしながら読み進めた。
    どちらかというと無駄のない、「選ばれた言葉」を愛する私には、冗長としか思えない文体。いかに気の利いたことを書いていようと、美しさのない文章は嫌いだ。
    それでも読破したのは、終盤が面白いという評判と、あとは意地。ただの意地。

    終盤は確かに面白い。
    そんな話だったんかい!
    と、上巻丸々使った青春ストーリーは一体何だったのかという思いに愕然とする。
    そして一通りまた読み返したくなったり…いや、やっぱもういいや。

  • 最後に突き放される感じ、好き:3

  • かなりおもしろかったです。表現や言い回しがいちいち魅力的で、引用メモが膨大な量になった。内容もボリューミィです。視覚資料のインパクトは相当なもの。読み終わった今は、すごくすっきりとした気分。(迷路のような森を駆け抜けてやっと出口にたどり着いたような)真実がすべて明らかになったわけではないけれど、満足です。全体的に好み。本を投げつける場面は、投げた本の題名と著者名と出版年が丁寧に紹介されていて、シュールだった。それと、後半の、「ラドリーちゃんみっけ!」に異常にツボってしまった。そして「最終試験」ってなんだ?と思っていたら、これか!時間に制限がないところが、素敵。

  • ●各章タイトルにもなっている“36の必読書“は、知っていれば各エピソードの背景がぼんやりわかるかなという程度。というか、結構読んでなかったことに気付いた…ガク。

    ●母親は早くに亡くなり、転勤を続けるハンサムだが変人な大学教授の父親とともに、アメリカ各地を転々とする主人公ブルーは、おかげで学校の成績は超いいけど対人関係が苦手なダッサい女の子に成長。
    そんな彼女がハーバード大学へ入学する前、めずらしく1つの学校に9ヶ月もの長期に渡り在学することとなり、いつものようにそっと学生生活を送ろうとするものの、校内のセレブグループにしきりにつきまとわれる展開に。
    謎めいた美貌の教師ハンナ・シュナイダーの周りに集まるそのグループで、ブルーはお酒やパーティー、乱痴気騒ぎにその他もろもろこれまで味わうことのなかった体験をしていく…。

    ●……てなわけでイケてない女の子がビ×ヒル的集団内で右往左往する青春小説な上巻に対し、下巻はハンナにまつわる謎と事件を追いかけるミステリ仕立てというふれこみなのですが。
    ええと、ぜんぶブルーの妄想なんじゃね?? と言いたくなるような怒涛の展開。自分が巨大な陰謀に巻き込まれていると思い込む症状ってありますよね…(-ー;)
    まあ真相はやぶのなかだ。 

    ●いろいろ読み方のある作品はだいたいいい作品。ちょっと落ち着かないけどね。
    そしてたるいと言われてる上巻をけっこう楽しんだ私は少数派? じっくりした展開とかこまかい描写がわりと好きなもので。

  •  後半はオチの予想が出来てしまっていたので若干「長いかも」と感じるところが多かった。勿体つける割になぁ、と言おうか。
     しかしながら「仲間」の取り扱い方が面白い。
     何よりも主人公が格好よかった。

  • 上巻のYA向け青春小説から一転、主人公のブルーが自殺とされた事件の真相に臨む。

    ラストのどんでん返しは、あっと言わせます。父親は、こんな結末を予想して、ブルーを育てたのだろうか。

    分厚い上下本にめげずに、最後まで読みとおしていただきたい。

全14件中 1 - 10件を表示

マリーシャ・ペスルの作品

ツイートする
×