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本 ・本 (282ページ) / ISBN・EAN: 9784062173629
作品紹介・あらすじ
今もなお、新しくて、温かい。もう一度読み返したい森絵都作品
森 絵都 debut 20周年
YA小説の金字塔! 森 絵都 再読!
※本書は1998年7月に理論社から刊行された『カラフル』を加筆修正したものです。
感想・レビュー・書評
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私たちは白と黒だけではなく沢山の色が混ざり合っていて、しかも同じものを見ていても人によって見える色が違う不思議な世界で生きています。
自分が見えている色と他人が見えている色は異なっているので、時に自分が傷付いたり人を傷付けたりしてしまいます。
「お互い見えている色は違うけど、どちらも大切な色だよね」って、お互いが見えている色を尊重しあえるようなコミュニケーションが取れるようになりたいと感じました。
思春期の自分に読んでもらいたい一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これは面白い!亡くなった人が天使から「抽選に当たって1年間他の人の身体に魂を宿して生きる」と言われて…?
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若い頃はなんだが色々歪んで見えたりするもんなんだなぁ。
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「人の心は、思っているよりずっとカラフル。」
誰もが抱える弱さや秘密に気づいたとき、自分も少しだけ許せる気がした。
人生の色は一つじゃないと、
そっと背中を押してくれる物語。
#読了 #読書感想 #森絵都 -
すばらしい
ちょっと読んで
アレッ、読んだことあったかな
と思っていたら
アニメ映画で観たことあったわ
とにかく
表題の「カラフル」が
この言葉しかないよな
とすばらしい
誰でも感じたことがあるのでは
ないだろうか
毎日の平凡な暮らしの繰り返し
いつの間にか
日常に何も感じなくなって
モノトーンの白黒の世界で
何となく生活を送ってしまっている
ただ、
何かに気づいた一瞬に
自分はこんなにも
カラフルな世界にいたのかと
ハッとさせられる
この小説でそんなことに
改めて気づかされた
色んな人の思いが
明らかになったとき
パァっ
この感覚をこの小説ではカラフルと
表現してるんだな
と思い
君はこんなにも
カラフルな世界にいたんだね
良かったね
と目頭が熱くなった
何もスーパースターだけが
カラフルでなく
普通の人にもカラフルは
たくさん転がってる
そんな当たり前のことを
思い出させてくれて
勇気をもらえるすばらしい作品です -
つい漫画の絵を想像してしまった物語の始まり。
若いストーリー展開についていけず、ああ、知らぬ間に私も歳を重ねてしまったのねえ...もう読むのやめようかなあと思いながら、半ば無理矢理勢いで読んでいくと…中盤以降からは引き込まれてなんと一気に読んでしまった。読後には、作者の伝えたかったテーマ(間違ってなければ)がどすんと心にきた。主人公と同じ中学生時代に読めれば、また違う捉え方しただろうな。人生にとって結構大事な本になるかも。
生きているうちに、生きている人とお互いに、ちゃんと言葉で素直な気持ちを伝えておかないといけないなあ。人は「言葉」を使えるんだから。でもその伝える言葉が難しいんですよねえ。 -
人生をホームステイだと思えばいい。
たった数十年。好きなようにやって、戻ってけばいい。
段々身動きがとれなくなくなってきてる年頃なので、心が軽やかになるお守りみたいな本になった。
ストーリーの流れは、見え透いてしまったんやけど、細部ではやっぱり驚きの連続で、真の家族や世界の見え方がゴロゴロ変わっていくのが、とても面白かったです!
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この本が今年最後の読書になるかな?
ずっと読みたいと思っていたので、今年中に読了出来て良かったです^_^
人生には上手くいかないことも嫌なことも沢山あるけど、そう悪くもないんだよっていう作者からのエールをしっかり受け取りました。
題名の『カラフル』に込められた意味も良かった。人間色んな色を持っているのは当たり前だし、それでいい。
ぜひこれから思春期を迎える時期に、息子にも読んで欲しい一冊だなぁ。 -
自分のこととなるともったいなくて、失敗したくなくて、石橋を叩きすぎて壊す感じ。よくわかる。
この本読んで何を学んだかな?
仮ものだと思って、思いっきり、何にも縛られずに、守りに入らずに動いたら、もっと楽しい。かもしれない。
著者プロフィール
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