カラフル

著者 :
  • 講談社
3.88
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本棚登録 : 2182
レビュー : 131
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062173629

作品紹介・あらすじ

一度死んだぼくは、天使業界の抽選に当たり他人の体にホームステイすることに。そして気がつくと、ぼくは小林真だった…。デビュー20周年、新しくて、温かい、もう一度読み返したい森絵都作品。

感想・レビュー・書評

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  • カラフルというタイトルの由来が最後腑に落ちた!
    個人的に、真の絵を汚そうとしたひろかの、「三日にいちどはエッチしたいけど、一週間にいちどは尼寺に入りたくなるの。十日にいちどは新しい服を買って、二十日にいちどはアクセサリーもほしい。牛肉は毎日食べたいし、ほんとは長生きしたいけど、一日おきに死にたくなるの。」ってセリフが好きだった。
    一人の人間の中にもいろんな面=色があるっていうこの本のテーマをよく表してるな〜と。
    文体もテンポがよくてプラプラとの掛け合いも楽しかった。
    清々しい気分になれた本。

  • 自殺志願者が猶予をもらって、死んだつもりで人生をちょっとだけやりなおしてみる話しです。
    お決まりですが人生捨てたもんじゃないですね。

  • サクッと読めた。

  • 最後の、パチン!と結論に至った瞬間に心がはじけて涙。さらりと読みやすい。

  • 本のタイトルの
    カラフルという言葉が
    文中に出てくるところに
    うるっと来た。
    沁みたね

    落ち込んでいる時に
    読むと元気になる
    ヒントをくれる
    そんな本だと思う

  • ボクが高2ぐらいまでだったなら、いたく感動して読後に自転車で全力疾走してしまいそうな話だった。そして、そうならないぐらいに老いてしまった自分に悲しみを感じつつ、高1までに読むとすげーいいと思うよ、と素直に薦められる本だと思うんだ。

    高2までのボクなら全く疑問に思わないけど、ひろかの後半は着地がイマイチかと今のボクは思う次第。

  • 前世で大きな過ちを犯した魂が、神様の抽選に当選して下界で再チャンスの機会を得る。前世の記憶を取り戻すまでのホームステイ先として選ばれたのは、自殺して死にそうになっている14歳の少年の身体だった。

    ほんの少し読むつもりが、手放せなくて一気に読み切った。「魂」が誰なのかはわりと早く検討がついたけれど、それでも何度か涙が出たし、最後はぐっときた。

    世界は白黒二色ではなくて、人もみんな一色ではできていない。人も世界もカラフルで、なろうとすればどんな色にもなれる。

    新潮社の100冊にいつも入っていた理由がよくわかる。思春期のこどもに読ませたくなる。

  • *

  • 年初に『クラシメイツ』を読み、再び森絵都さん。
    こちらのほうが、より心にぐっときました。

    人から見られている・思われている自分は本当の姿ではないかもしれないのと同様、自分が見ている他人の姿や、勝手に抱いている印象は、実は正しくはないのかもしれない。

    自分も他人もそれぞれ個性的な色を発している。時には素敵だけど、きつい色を放っているときもあるかもしれない。でも一人ひとりが違うことや、いいところも悪いところもあるがままに受け止められる度量の広さ、そして、周りと比べず「これでいい」と自分を肯定できる強さ、みんなと仲良くやってみようと踏み出すちょっとした一歩が下界を生きていくのに必要なチカラなのかな。

    友達関係で悩む年頃の子どもたちに、ぜひ手に取ってほしい本です。

  • この作品に出会ったことで、人生が明るくなった人が、きっといっぱいいると思う。いろんな角度で自分を見つめるって大切!

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著者プロフィール

森 絵都(もり えと)
1968年、東京都生まれの小説家、翻訳家。早稲田大学第二文学部文学言語系専修卒業。
1990年、『リズム』で第31回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞を受賞し、同作は2008年に映画化もされた。2006年、短編集『風に舞いあがるビニールシート』で、第135回直木賞を受賞。
その後も活躍を続けており、2017年『みかづき』で第12回中央公論文芸賞を受賞、2017年本屋大賞2位。同作は2019年にNHKでドラマ化された。それ以外にも、多数の文学賞を受賞している。

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