京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのか

著者 : 堀場厚
  • 講談社 (2011年10月19日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062173681

作品紹介

景気の変化や市場構造の変化など外部環境が移ろいやすい現代において、事業経営を安定させるために最も重要なことは、他社に追随したり、他社と競争を繰り返したりすることではない。自分たちの価値観や信念を明確にして、わが道を歩むことが大切になる。そしてその秘訣が、歴史はあるが土地は狭いという京都の特殊な環境で育った企業に凝縮されている。

京都の企業はなぜ独創的で業績がいいのかの感想・レビュー・書評

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  • 講演会でお話を聞き、本書を手にしました。序章で書かれている「京都企業の四つの感性」は短期利益追求型の組織へ対抗するためのフレームワークとして大いに感銘を受けました。グローバルか、ローカルか、という軸ではない日本発のグローバル経営のお手本がここにはあると思います。室町時代から続くモノづくりの職人文化の場しての「家」をいかに今の「会社」は取り戻すことができるのか?「家」としての「会社」と「会社」の紐帯をいかに日本全体で育んでいけるか?ニッポン京都化プロジェクト、ちょっと妄想してしまいました。

  • 京都企業"HORIBA"の社長さんが書いた京都式経営に関する考察本。良書です。

  • 2012.06.26読了

  • 「見えない資産」への投資を重要視する京都企業。「変えるべきもの」と「変えてはいけないもの」のセンスが問われている。

  • 《大事なとこリスト》

    「不易流行」…芭蕉の言葉を引用し、企業理念や価値観という軸を持ちながら時代のニーズを汲んだ商品を供給しないといけない。

    「おもしろおかしく」…顧客満足と従業員満足は自転車の両輪みたいなもので、駆動輪は従業員満足だから「おもしろおかしく」な仕事ができないと顧客も満足しない。

  • 著者が堀場製作所の社長ということもあり、主に堀場製作所についての話が多く、期待していた内容とは少しズレていた。
    京都企業としてオムロンや日本電産、ローム等の企業があがっていた。

    京都企業の強みとしては、長期的視点にたった経営や、職人技の工業化などがあげられているが、いまいちしっくりこなかったというのが正直なところ、

    また、本書の本題とはズレた内容であるが、ためにあることも記載されていた。

    真にグローバルな人間とは、自国の文化や歴史、成り立ち等を知らない人は、海外では認められない。これは、中田英寿もインタビューの中で同じことを言っていた。
    アメリカの大学では、理系でも国の文化を学ぶことが必須になっているとのこと。
    確かに、海外の人の方が日本について関心があり、我々日本人よりも文化などについて詳しく、非常に恥ずかしい非常に恥ずかしい思いをしたことがある。日本人は、自分を含め自国の文化を知らない人が多いと思う。自国の文化を誇る誇らないは個人によるが、教養として自国の文化や歴史は知っておく必要がある。

    「やらざる罪」
    新しいことをやるにはリスクが伴い7割方は失敗すが、失敗から得るものは大きい。若いうちに失敗をしておくことが大切。重要なのは、失敗が出来るのは若いうちだということ。さらには、失敗から学び二度と繰り返さないこと。アメリカでは、社会全体で失敗を財産としていく風土がある。日本は減点方式で、失敗しない人が出生してく。このことを批判して、やらざる罪と評している。それに対し、加点方式を採用し、やらなかった人より評価し、やらざる罪を問うようにしている。これはモチベーションを維持する上で、非常に大事なことだと思う。

  • ・変えるべきものと守るべきもの、それを的確にかつ明確にすることでブランドが守られる。
    ・目に見えない資産を大事にする。企業文化や働く人の気持ち、そして顧客との信頼関係。それによりブランドが守られる。
    ・不易流行、風雅の誠。新しきものと旧きものってのは表裏一体。
    といったところがキーワードとして残りました。
    守るべきものというのは何なんだろう、ということを個人から国家まで真剣に突き詰めていかないと生き残れないです、このご時世。

  • 機軸と応変。
    やっぱり大切なんだと再認識。
    おもしろおかしく、っていう社是も素敵!

  • 目に見えないものを重視し、
    ホンモノを追求する職人気質の企業が林立する京都。
    変えていくべきものと変わらずに受け継いでいくものを取捨選択し、
    今の京都がある。

    モノ作り大国にほんのプロトタイプである京都式経営について、
    実例を述べながら解説されていた。

    この時代、これから日本の企業はどうあるべきか?
    どのような経営をしていくべきか?
    京都式経営をもちいてそれを解決しようとする堀場社長の思いが詰まった一冊。

    後半は堀場製作所の話が大半だった。

  • 本棚に残しておきたい1冊。特に《「人財」の育て方》の章は参考になった。

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