チェインギャングは忘れない

著者 :
  • 講談社
3.79
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  • (1)
本棚登録 : 188
レビュー : 53
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062173728

作品紹介・あらすじ

護送車が襲撃され、五人の男が脱走した。脱走した男の一人である大貫修二は、記憶を失い停車中のトラックの前で眠っているところを、ドライバーの早苗に蹴り起こされた。その頃、数日後に迫った連続殺人鬼「サンタクロース」対策配備の準備をしていた池袋署の神崎と黒木は、大貫が脱走したという知らせを聞き、秘密裏に捜査をはじめる。軽快なテンポに乗せて鮮やかに展開される横関ミステリー、驚愕必至の最新刊。

感想・レビュー・書評

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  • ★3.5

    二年連続クリスマス当日の正午に女性を殺害ネット配信した連続殺人鬼「サンタクロース」
    犯人を逮捕できないまま、次の犯行日を三日後に控えたある日、
    一台の護送車が襲われ、五人の囚人が脱獄したー。


    脱走した男の一人である大貫修二は記憶を失い、守谷SAで停車中のトラックの前で、
    眠っている所をドライバーの早苗に蹴り起こされた。
    早苗は、ヒッチハイカーまがいの男が記憶喪失と聞き、半信半疑ながらも、
    どこか憎めない雰囲気にお金を貸し、連絡先を教えてしまう。
    その頃、数日後に迫った連続殺人鬼「サンタクロース」対策配備の準備をしていた
    池袋署の刑事・神崎と黒木は大貫が脱走したという知らせを聞き、捜査を始める。
    神崎は以前の捜査で修二と面識があり修二が逮捕された二か月前の事件が気になっていた。
    チンピラだが、度胸もあって腕も立ち、人望も厚い。
    そんな修二が麻雀で金を払わない男に暴行を加える。
    その短絡的な行動がどうしても人物像に合致しないのだった。
    そして、自ら自首してきたため、懲役1年6月なのに、何故修二は逃げているのか?
    捜査を進める内に、護送車の襲撃は修二を救い出すためのものだった。
    何故、修二は護送車から逃げる事を企てて、何をしようとしているのか?

    早苗は夫を亡くし、トラックドライバーをして小学四年生の航平と暮らしてる。
    航平と修二の関係が微笑ましかった。
    修二は、とっても人懐っこくて魅力的で惹かれていく早苗と航平に胸が痛かった。
    修二は脱獄囚なのにって…。
    途中から、修二の目的は何となく見えてくるのですが、
    どう繋がっていくのか、わからなくって捜査する刑事・神崎と黒木と共に謎を追いかけていた。
    二人の刑事コンビも良かったなぁ♪
    テンポよく、軽快に進むのでドンドン引き込まれていきました。

    プロローグの高校生の淡い恋。
    どうして早苗は修二に気付かないのだろうって思っていましたが、
    ラストには、本当に驚いたーΣ(,,oΔo,,*)
    え(゚○゚)! 修二…全く気付かなかった…。
    黒木も女性大好きで少し軽いなぁって思ってたけど、凄くカッコ良く思えた(*´˘`*)♡
    早苗と航平も幸せになれるね(๑´ლ`๑)フフ♡
    読後感は、とっても爽やかでした。

    チェインギャング…絆で結ばれた集団
    絆ってやつはさ、絶対に忘れちゃいけないものなんだよ…。

    • ひとしさん
      私はこの本で横関大を好きになりました。修二もニセモノ修二も良いですよね!
      私はこの本で横関大を好きになりました。修二もニセモノ修二も良いですよね!
      2016/03/12
    • しのさん
      ひとしさんコメントありがとうございました(*´︶`*)
      最近横関さんの作品を読み始めましたが、大好きな作家さんになりました♪
      (´ー`*...
      ひとしさんコメントありがとうございました(*´︶`*)
      最近横関さんの作品を読み始めましたが、大好きな作家さんになりました♪
      (´ー`*)ウンウン 二人の修二どちらも素敵でしたね~ (*´ー`*)
      2016/03/13
  • 横関大2冊目。
    やっぱり面白い!好きな作家だなぁ。
    内容は、初恋の相手を連続殺人鬼に狙われていると知った男、大貫修二が護送車から脱走し、その相手を護りながら犯人を見つけるという。しかし、違和感は最後になってスッキリ!なるほど。そうきたか!とニヤリ。
    とにかく大貫修二という男の魅力的なこと。それから大貫修二を、名乗っていた男。その2人がなんとも魅力的で読み手をグイグイ引っ張っていく。
    簡単に読めるが、とにかくページをめくる手を止められない。そんな作家の1人です。

  • 「お話」の楽しさを堪能できる作品。
    前作「グッバイ・ヒーロー」もそうだったが、横関さんの描く男の子はかっこいい。「こんな人がいたらいいなあ」と心から思ってしまうようなキャラクターなのだ。
    「修二」と名乗る男が早苗の生活に入り込んでくるあたりのやり取りが、楽しいんだけどかすかに不穏な雰囲気を漂わせていて、読んでいてドキドキする。
    同時進行で進められる「サンタクロース」の事件とはどんなふうにつながるのか、なかなか全貌が見えなくてページをめくる手が止められない。
    プロローグでさらっと描かれる人間関係が、最後にかちっとハマるあたりは快感である。
    現実味は薄いけれども、「いい話だったなあ」と思ってしまう。
    もう少しチェインギャングについて書きこんであったらもっと満足度が上がったかも。

  • こちらにも池袋署の神崎・黒木が登場していました。長い仕掛けでした。黒木が企むことは、同僚の神崎にとって、真意をはかりかねる、といった関係性はずっとそのままで続いて欲しいです。そこが物語の面白いところです。

  • 美しすぎるトラックドライバー
    麻雀のつよい小学生
    無実の逃亡犯
    チェインギャングたち
    いかにもいい人そう、が出てこない。笑
    犯人を追う警察官でさえ、ヒトクセあって。

    エピローグとプロローグ、あいだの四章のタイトルもいい。
    章ごとの内容がいちいち小気味いい。

    見ず知らずの男を、仕方なしでも自宅に入れちゃう
    そこが無ければ始まらなかったかもしれない?
    あこがれの連鎖が、あたたかな事件解決へと導く。
    まさかの展開は横関マジックだ。
    ご都合主義といわず"すべて運命だった!"とニマニマしよう(*´-`)

  • 初めて著者の作品を読んだけど、テンポがよくてドキドキハラハラしながら一気に読んだ。
    皆の絆がが熱くてとてもよい!私も仲間に入れて欲しい!

  • 読みやすい上に、物語として苦しい部分に上手く理由付けがなされていて気持ちが良いです。勢いも感じる作品で「◎」です

  • 数年前に乱歩賞を獲った作家の名前が高校の同級生と同じ名前だなーと思った記憶が確かにあるんだけど、まさか本人だったとは(^^;

    それが最近判明したので、とりあえず一番近刊を読んでみました。

    テンポよく読める系の作品で、ラスト付近の一捻りもよかったです。

    やや、いい感じにランディングさせすぎかなー、と感じないでもないけど、スッキリはするね。

  • 面白く一気に読める。
    登場人物もいいし、テンポ感もいい。
    どんでん返しで「おぉ、そうくるか」と思った。

  • 登場人物がみんなサバサバしていて情に厚くて好感がもてる。
    最後のどんでん返しは、頭が「?」になって2、3回読み直した。

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著者プロフィール

1975年、静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒業。2010年『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。著作として、フジテレビ系連続ドラマ「ルパンの娘」原作の『ルパンの娘』『ルパンの帰還』『ホームズの娘』、TBS系連続ドラマ「キワドい2人」原作の『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』をはじめ、『グッバイ・ヒーロー』『チェインギャングは忘れない』『沈黙のエール』『スマイルメイカー』(以上、講談社文庫)、『炎上チャンピオン』『ピエロがいる街』『仮面の君に告ぐ』『誘拐屋のエチケット』『帰ってきたK2 池袋署刑事課 神崎・黒木』(以上、講談社)、『偽りのシスター』(幻冬舎文庫)、『マシュマロ・ナイン』(角川文庫)、『いのちの人形』(KADOKAWA)、『彼女たちの犯罪』(幻冬舎)、『アカツキのGメン』(双葉文庫)がある。 


「2020年 『ルパンの星』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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