贖罪の奏鳴曲

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1508
レビュー : 286
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062173773

作品紹介・あらすじ

弁護士・御子柴礼司は、ある晩、記者の死体を遺棄した。死体を調べた警察は、御子柴に辿りつき事情を聴く。だが、彼には死亡推定時刻は法廷にいたという「鉄壁のアリバイ」があった-。「このミス」大賞受賞作家による新たな傑作誕生。

感想・レビュー・書評

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  • 御子柴弁護士のシリーズ最初の作品、ソナタ→ノクターン→レクイエムと続いているけど2作目3作目が面白かったのでこちらも読んだ次第。いやいや やっぱり1作目は面白かった!作者の狙い通りに一気読みさせられてしまった 笑。どんでん返しの帝王の異名が遺憾無く発揮されていて内容的には相変わらず辛く暗いけど運びの巧みさに引き込まれてしまいました。

  • 贖罪とは…。
    罪とは償いきれるものなのか…。
    また考えさせられました。

    始まりのシーンで、まず驚かされ、
    どんでん返しのお話だと聞いていたはずなのに、結末にあ然…。

    人生におけるさまざまな巡り合わせ、
    それをどう受け止め、どう生かせるかは、
    本当にその人次第なんだなぁ、とつくづく感じました。

    取り返しのつかない過ちを犯したとしても、
    それをただ後悔するだけでは、何も変わらない。

    自分の罪を忘れることなく、
    なにかを救うことで、いつか自らも救われる日がくるのかもしれない。
    一方的に奪われた命は、決して戻りはしないけれど…。

    それが彼の選んだ贖罪の道。

    弁護士・御子柴礼司。
    また、忘れられない主人公に出会えました。

    • けいたんさん
      こんにちは(^-^)/

      まずは、「葉桜」の事からこちらで書かせてね。
      先生と女の子の書道で書く和歌のやり取りは、和歌が好きな人には...
      こんにちは(^-^)/

      まずは、「葉桜」の事からこちらで書かせてね。
      先生と女の子の書道で書く和歌のやり取りは、和歌が好きな人にはドキドキすると思うよ。
      私は実はよく意味が掴めなかったんだけど。
      自分流で解釈したわ、旦那ちゃん大好きだからね(笑)

      「丹生都比売」読んでくれてるんだ!
      草壁皇子可愛いよね〜♪
      手をキュッと握ってあげたい。

      そして、この本はまた考えさせられそうだね。
      どんでん返し好きや〜(笑)
      この本はシリーズ化されてるよね?違ったかな?
      人気のある作品だよね。
      私もチャレンジしてみたい。

      では、またね(^-^)/
      2016/04/14
    • 杜のうさこさん
      けいちゃん、ごめんね~。
      あわててここも消しちゃってた。(>_<)
      あいかわらず、ドジです。
      昨日のは、もう読んでくれてたかな?
      一...
      けいちゃん、ごめんね~。
      あわててここも消しちゃってた。(>_<)
      あいかわらず、ドジです。
      昨日のは、もう読んでくれてたかな?
      一応書き直すね。

      この本、フォローさせていただいてる方が紹介してくれたの。
      贖罪の内容が重いから、面白かった~って言っちゃいけないのかもだけど、
      主人公も何とも言えず、味があるというか、クセがあるというか…。
      二転三転してすごく読み応えあったよ。
      私もどんでん返し、大好物だから!

      そう、シリーズ化されてるみたい。
      早くも次の作品読みたくてウズウズしてる。

      それでね、中山七里さんの作品って、
      登場人物がリンクしていることが多いらしいの。
      私、この本で2作品めなんだけど、どちらもわからなくて残念だったんだ。
      これはもう、順番に全作品読みなさいってことなんだね。(笑)

      では、またね~(^^)/
      2016/04/15
    • hongoh-遊民さん
      「忘れられない主人公に出会えました」!
      御子柴弁護士シリーズ、気に入ってもらえたようですね。
      推薦した甲斐がありました(笑)
      このシリ...
      「忘れられない主人公に出会えました」!
      御子柴弁護士シリーズ、気に入ってもらえたようですね。
      推薦した甲斐がありました(笑)
      このシリーズ、新作が出たようなので、さっそく読まなきゃ。
      2016/04/15
  • いきなり「死体」という言葉から始まる、1ページ目の生々しい描写に
    2段落目で早くもギブアップしそうになる心を叱咤激励して読み進める私。

    「死体配達人」として世間を騒がせた御子柴の心を解いた
    ベートーヴェンのピアノソナタ『熱情』に沿って
    前半の殺人事件の部分は第一楽章の冒頭のように重々しく始まり
    中盤の医療少年院での人生を変える出会いの部分は
    第二楽章の穏やかな変奏のように丁寧に描かれ、
    息詰まるような法廷シーンとどんでん返しの終盤は
    旋律が奔流のように加速する第三楽章そのままに波乱の展開を見せる、
    その構成に唸らされます。

    でも。。。
    この事件での脳性麻痺の少年幹也とその母の関係性が
    『おやすみラフマニノフ』の初音と祖父、という図式とあまりにも似ている上に
    これから先、人間をどうやって信じていったらいいの?
    と呟いてしまうほどの、なんともいえぬ後味の悪さ。

    御子柴の贖罪の方法も、なんだか上滑りで、「結局はお金なの?」と思ってしまって。
    そういう形で償うのなら、いじめの加害者少年を汚い手を使って無罪にすることで
    無駄な反感をかって、その母親を復讐の鬼にし、新たな犯罪者を生むというような
    そんな仕事のしかたをしちゃだめでしょう?!
    と、思わず問いかけたくなる。

    中山七里さんとは相性がいいのか悪いのか、
    なぜか必ず犯人が序盤でわかってしまったり
    心に響き渡るような音楽描写は大好きなのに
    ラストではいつも後味の悪さにどーんと落ち込んだりで
    追いかけたいけどちょっと戸惑ってしまう作家さんだなぁと思う、今日この頃。

  • どこかで「リーガル・ハイ」っぽいという感想を読んで、借りてみた作品。
    御子柴礼司、かっっっこいい!法廷でのやりとりはリーガルハイっぽいけど、感情ではなく論理で崩しているから違うかなと言う印象。
    主人公がヴィラン(悪役)なの?と思いながら読み進めていたけど、なるほどダークヒーロー。ブラックジャックの弁護士版というか。読み始めたときの印象と最後の印象が全然違う。ひんまがっているけど、真面目に、そして孤独に「生きている」人。
    事件が二転三転していくなかで御子柴の心中にもグングン迫っていって、すごいスピード感だった。
    ストーリーとはちょっとずれるけど印象に残ったのは、最初のほうで裁判員裁判について御子柴が依頼人に話しているシーン。あんまり考えたことのない視点での説明に衝撃を受けた。
    そんでもってドラマは三上博史が御子柴をやってるというね。気になる!早く続き読みたい!

  • 深いテーマ、魅力的なキャラクター、巧みな構成と、完成度が高く、強い感銘を与えてくれます。14歳で猟奇殺人を犯した「少年A」が生に目覚め、贖罪の道を歩みますが、それは彼にしかできない弁護士という道でした。「カエル男」の渡瀬と古手川も登場し、ある保険金殺人を巡りさまざまな思惑が錯綜します。御子柴が更生するきっかけとなったベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」の演奏シーンが美しくドラマチックで、さすがは作者とうなりました。罪とは何か、償いとはどういうことか、考えさせられる内容でした。ラストはとても鮮烈でしたね。

    • bugnebuly@(o^^o)さん
      フリちゃんこんにちは、すごく読みたいレビュー(o^^o)登録させてもらいまーす!
      フリちゃんこんにちは、すごく読みたいレビュー(o^^o)登録させてもらいまーす!
      2013/09/05
    • フリスビーさん
      ありがとうございます。コメントの仕方これでいいのかな? まだよく解らない。
      ありがとうございます。コメントの仕方これでいいのかな? まだよく解らない。
      2013/09/06
  •  読んで良かった。まだまとまらない。過去の話で泣いてしまった。
     指導員も、嘘つきも、無口も、ピアノも、いろんな繋がりが人に与える
     良い部分が記述されていて、不思議な所感となった。結末は、色々
     ひっくり返されて、騙されたーってなるんだけど、そんなのは、どうでも
     良くって、誠意と言うか覚悟のようなものが、というか強靭さを印象づけた。

  • 2018.2.4

  • 面白かった。続編を先に読んでしまったので、御子柴の過去の事件、弁護士になるきっかけなどわかって、納得した。これからもずっとシリーズ化で読みたい。

  • 谷原章介氏がテレビで紹介していたので読みました。ちょっと読み進めるのに時間がかかってしまったのですが(この手の物語はすぐ疲れて休憩を挟んでしまう…集中が続かなくなってしまったんだなぁ)シリーズ物という事なので続編も手に取りたい。ザラリとした嫌な感覚が常につきまとうが、主人公に惹きつけられました。

  • 御子柴礼二シリーズ1作目であり、渡瀬&古手川コンビも登場する作品。光崎先生の名前も出てきます。

    冒頭部分から、むむむ?と思いながら、ちょっと胸気持ち悪い印象で読み始め、うーんどうかなと思っていたのが、半分くらい進んだ頃には、すっかり虜に。

    法曹界が舞台の作品には今まで縁もなく、せいぜい検事側のことを映像作品で知っていたぐらいで、なかなか専門用語が頭に入らないかなと思っていたけど、裁判員やその他の方にもわかりやすく、という弁護士らしい表現の置き換えや話術で、ほぐしてくれて、すっかり自分も傍聴席の一人のような気分でお終いまで読みきりました。でもって、御子柴礼二という人間を少年院時代の話を通して見直していくことで、渡瀬さんが御子柴という人間を見つめていったとさように、読み手の私も、いい気がしなかった御子柴さんに、人間味を感じて少なからず好意的な印象を与える効果は抜群。

    渡瀬さんと御子柴の立場は違えど2人がとても似た視点・思考のもとに動いているという描写もあり、こりゃ今後の2人の関係にもますます気になるところ!どこか、この先の作品で、また交わるであろう展開に期待しつつ、次の中山作品に手を伸ばすとします!

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著者プロフィール

中山 七里 (なかやま しちり)
1961年生まれ、岐阜県出身。男性。幼少の頃から読書が趣味で、高校時代から執筆を開始。花園大学文学部国文学科在学中に江戸川乱歩賞に応募したこともあった。
就職後は執筆から離れていたが、島田荘司を生で見た体験から執筆活動を再開。2009年、第8回『このミステリーがすごい!』大賞で『さよならドビュッシー』と『災厄の季節』の2作が最終選考にダブルエントリーされ、前者で大賞を獲得して48歳で小説家デビュー。後者も、「読みたい!」との声が続出したため、『連続殺人鬼カエル男』と改題し、2011年に文庫本として出版される事となった。
代表作に『さよならドビュッシー』などの「岬洋介シリーズ」、『贖罪の奏鳴曲』にはじまる「御子柴礼司シリーズ」。多くの作品が映画・テレビドラマ化されている。

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