贖罪の奏鳴曲

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 288
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062173773

感想・レビュー・書評

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  • 御子柴弁護士のシリーズ最初の作品、ソナタ→ノクターン→レクイエムと続いているけど2作目3作目が面白かったのでこちらも読んだ次第。いやいや やっぱり1作目は面白かった!作者の狙い通りに一気読みさせられてしまった 笑。どんでん返しの帝王の異名が遺憾無く発揮されていて内容的には相変わらず辛く暗いけど運びの巧みさに引き込まれてしまいました。

  • 贖罪とは…。
    罪とは償いきれるものなのか…。
    また考えさせられました。

    始まりのシーンで、まず驚かされ、
    どんでん返しのお話だと聞いていたはずなのに、結末にあ然…。

    人生におけるさまざまな巡り合わせ、
    それをどう受け止め、どう生かせるかは、
    本当にその人次第なんだなぁ、とつくづく感じました。

    取り返しのつかない過ちを犯したとしても、
    それをただ後悔するだけでは、何も変わらない。

    自分の罪を忘れることなく、
    なにかを救うことで、いつか自らも救われる日がくるのかもしれない。
    一方的に奪われた命は、決して戻りはしないけれど…。

    それが彼の選んだ贖罪の道。

    弁護士・御子柴礼司。
    また、忘れられない主人公に出会えました。

    • けいたんさん
      こんにちは(^-^)/

      まずは、「葉桜」の事からこちらで書かせてね。
      先生と女の子の書道で書く和歌のやり取りは、和歌が好きな人には...
      こんにちは(^-^)/

      まずは、「葉桜」の事からこちらで書かせてね。
      先生と女の子の書道で書く和歌のやり取りは、和歌が好きな人にはドキドキすると思うよ。
      私は実はよく意味が掴めなかったんだけど。
      自分流で解釈したわ、旦那ちゃん大好きだからね(笑)

      「丹生都比売」読んでくれてるんだ!
      草壁皇子可愛いよね〜♪
      手をキュッと握ってあげたい。

      そして、この本はまた考えさせられそうだね。
      どんでん返し好きや〜(笑)
      この本はシリーズ化されてるよね?違ったかな?
      人気のある作品だよね。
      私もチャレンジしてみたい。

      では、またね(^-^)/
      2016/04/14
    • 杜のうさこさん
      けいちゃん、ごめんね~。
      あわててここも消しちゃってた。(>_<)
      あいかわらず、ドジです。
      昨日のは、もう読んでくれてたかな?
      一...
      けいちゃん、ごめんね~。
      あわててここも消しちゃってた。(>_<)
      あいかわらず、ドジです。
      昨日のは、もう読んでくれてたかな?
      一応書き直すね。

      この本、フォローさせていただいてる方が紹介してくれたの。
      贖罪の内容が重いから、面白かった~って言っちゃいけないのかもだけど、
      主人公も何とも言えず、味があるというか、クセがあるというか…。
      二転三転してすごく読み応えあったよ。
      私もどんでん返し、大好物だから!

      そう、シリーズ化されてるみたい。
      早くも次の作品読みたくてウズウズしてる。

      それでね、中山七里さんの作品って、
      登場人物がリンクしていることが多いらしいの。
      私、この本で2作品めなんだけど、どちらもわからなくて残念だったんだ。
      これはもう、順番に全作品読みなさいってことなんだね。(笑)

      では、またね~(^^)/
      2016/04/15
    • hongoh-遊民さん
      「忘れられない主人公に出会えました」!
      御子柴弁護士シリーズ、気に入ってもらえたようですね。
      推薦した甲斐がありました(笑)
      このシリ...
      「忘れられない主人公に出会えました」!
      御子柴弁護士シリーズ、気に入ってもらえたようですね。
      推薦した甲斐がありました(笑)
      このシリーズ、新作が出たようなので、さっそく読まなきゃ。
      2016/04/15
  • どこかで「リーガル・ハイ」っぽいという感想を読んで、借りてみた作品。
    御子柴礼司、かっっっこいい!法廷でのやりとりはリーガルハイっぽいけど、感情ではなく論理で崩しているから違うかなと言う印象。
    主人公がヴィラン(悪役)なの?と思いながら読み進めていたけど、なるほどダークヒーロー。ブラックジャックの弁護士版というか。読み始めたときの印象と最後の印象が全然違う。ひんまがっているけど、真面目に、そして孤独に「生きている」人。
    事件が二転三転していくなかで御子柴の心中にもグングン迫っていって、すごいスピード感だった。
    ストーリーとはちょっとずれるけど印象に残ったのは、最初のほうで裁判員裁判について御子柴が依頼人に話しているシーン。あんまり考えたことのない視点での説明に衝撃を受けた。
    そんでもってドラマは三上博史が御子柴をやってるというね。気になる!早く続き読みたい!

  • 2018.2.4

  • 2011年12月21日初版 書き下ろし

    中山七里氏を勝手に30代後半女性、と思い込んでいたのだけれど、男性と知り驚愕。“さようならドビュッシー” とか “いつまでもショパン” とかの甘党なタイトルは避けて とりあえず これを読みました。

    冒頭、御子柴弁護士の死体遺棄シーン。辣腕コンビの渡部&古手川 両刑事が登場し、別の案件、木材工場を営む東條彰一殺人裁判が出て来る。
    御子柴に目をつける渡部、そこから御子柴の過去が語られていく.....

    残忍な描写が多く、ベートーベンの“熱情”の捩じ込みにも無理があり、最後の呼吸器の件も、いやそれ、いくらなんでも警察調べるでしょ?で、いささか派手さが鼻につく。 上告文とか判決理由を読まされるのも眠い〜

    ところで、自分は、作家が主人公に強い愛着を抱いている作品に惹かれるのだが、冒頭、中山氏は御子柴をテキトーにベンリに作り出しただけではないのか?という印象であった。

    それは、読み進めるに連れ変化していく。

    サレジオ事件の犯人をモデルにした御子柴にさまざまなものが詰まっている。中山氏は執筆にあたり資料もたいして読まないらしいが、この作品には一冊だけ参考文献があげられている。資料読みは確実に作品の深さに影響するということかと思った。

    いずれにせよ、すべての家庭が豊穣な精神がやどる場であってほしいと祈りたくなる。

    ※本書とは関係ないけれど、中山氏が男性だと知ったサイト。中身も面白かったのでリンク張っとく↓
    http://ebookstore.sony.jp/stc/special/author/nakayama/

  • 帯のあらすじとか見ると地味なよくあるミステリっぽい印象をうけますが・・・面白かったです。
    なんというか、既存の作家ではあんまりこういう話にはもっていかないだろうなあ・・っていう展開が目新しいというか。
    過去に享楽的な殺人の犯罪歴があって、という人物が疑われて・・・という展開で「実は改心していた」っていうのは案外なかなかないように思う。具体例をあげるのもあれですが、東野圭吾あたりだったら過去にそういう犯罪歴にある人物はうまく隠して日常を送ってはいるけど実はやっぱり・・・とかなりそうな。
    文章も読みやすく疲れないのでさらっと読むのにいい感じの一冊・・・だと思う。

  • どんでん返し。
    面白かった!
    御子柴弁護士が魅力的。少年院での話がとても印象的。重くて切なくなるけど、良かった!

  •  まあ、はじめから多分あれだとうと予想しながら読んでいたのですが、作者はあくまで「怪しさ」をちらつかせたいようですし、それにしては医療少年院の記述が長すぎて、いったいどうしたいのかなあと思っているうちにページは残りわずか。ラストでそこまでやっちゃいますか!ちょっと飛躍がすぎるんじゃありませんかね。

  • 二転三転する結末には、ミステリー作家としての力を感じさせる。

    冒頭の意外な出だし(弁護士御子柴が死体を川に捨てにいく)にも、驚かされた。

    なお、御子柴のキャラクターには実在のモデルがいる。
    「心にナイフをしのばせて」というノンフィクションがあり、御子柴のような
    経歴の弁護士が現実にいることに驚く。



    この作品で残念なのは、リサーチをしているはずなのに、この作品には大きな間違いがあること。

    1つは、ヤマ場の一つである法廷シーンだが、証人尋問などの取り調べは高裁までで、最高裁では新たな証拠の取調べはしない。
    なので、あのような展開は残念ながらありえない。

    2つ目は、御子柴の冒頭の行為は、立派な死体遺棄罪。
    逮捕・起訴が通常であり、弁護士がこのような犯罪を犯したとなると実刑の可能性が強く、弁護士資格は無くなる。
    この点がミステリーとして未処理なのは残念。

  • ミステリー、エンターテイメントとして見事な作品でありながら、主人公の目を通して描かれる、犯罪加害者の矯正と贖罪というテーマが全編をつらぬき、読み応えあり。
    小説の中でなくても、日々ニュースで凶悪犯罪を耳にするこのごろだから、そういう犯罪者の心理をあえてフィクションで扱う際は、怖いもの見たさの野次馬根性をそそるように、その狂気を殊更刺激的で幻想的に表現しがち。というか、あらゆる娯楽にそういう嗜虐的な表現がはびこっていて、うんざりなのです。
    でもこの作品は犯罪者の心理に真摯に向き合いながら、わずかな光をさがす、そういう作者の姿勢が素晴らしいなと思いました。

著者プロフィール

中山 七里 (なかやま しちり)
1961年生まれ、岐阜県出身。男性。幼少の頃から読書が趣味で、高校時代から執筆を開始。花園大学文学部国文学科在学中に江戸川乱歩賞に応募したこともあった。
就職後は執筆から離れていたが、島田荘司を生で見た体験から執筆活動を再開。2009年、第8回『このミステリーがすごい!』大賞で『さよならドビュッシー』と『災厄の季節』の2作が最終選考にダブルエントリーされ、前者で大賞を獲得して48歳で小説家デビュー。後者も、「読みたい!」との声が続出したため、『連続殺人鬼カエル男』と改題し、2011年に文庫本として出版される事となった。
代表作に『さよならドビュッシー』などの「岬洋介シリーズ」、『贖罪の奏鳴曲』にはじまる「御子柴礼司シリーズ」。多くの作品が映画・テレビドラマ化されている。

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