推定有罪

著者 : 前川洋一
  • 講談社 (2012年2月14日発売)
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  • レビュー :17
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062174138

作品紹介

12年前に起こった幼女殺害事件の犯人として服役していた男は、実は無実だった-。筆禍を起こしたジャーナリスト、警察のずさんな捜査を非難する弁護人、無実の罪によって長い年月を失った男、男を刑務所に送り込んでしまった刑事、殺された少女の姉、この冤罪事件ですべてを失った男の娘、そして、12年前の真実を知る男。それぞれが傷を抱えながらも、事実と真摯に向かい合う姿を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。

推定有罪の感想・レビュー・書評

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  • 冤罪で12年の服役を余儀なくされた男性、その娘、弁護士、中学時代の恩師、それを利用しようとする政治家、事件の担当の刑事、逮捕のきっかけを作った記者、その家族、殺害された少女の家族…これだけの登場人物の視点がコロコロ切り替わるので描写がとにかくぶつ切り。ドラマで見るにはいいけど、相棒かよ!ってくらい展開が早くて真犯人もあっさり見つかる。重いテーマな上に紛争地域の記者って設定でさらに重くしたのに内容は薄い…。

  • 読みやすい。題材が分かりやすい。安直な反面、流布しやすい難易度ではあるかなー。ただ、冤罪をテーマに被害者遺族の人権、加害者家族の辛苦を深めていくにはいささか軽い。誰も救われないはずの冤罪を前向きに描き終えようと挑戦したものの、何でもかんでも上手く収束に向かっていきすぎ。ただ、個人的にはこの物語はこれでいいと思う。あくまでエンタメの枠を出なければの話。受け取る方が勝手に解釈をする分には構わないと思うが、この小説の書き方で冤罪についての見聞云々と著者が考えているのなら、それは些か傲慢と断じ得ない作品のレベルです。

  • 大枠は面白いのに文章がいまいち…視点がコロコロ変わるし、ぶつ切り感がある。著者略歴を見てその経歴ゆえなのか?とも思った。
    冤罪の重さを扱っていて興味深いけど、ドラマの方がよさそう。

  • マスコミは常に真実を報道しているか

  • ドラマで観るならおもしろいかも。文章が頭で映像化されるには少々描写が貧弱かな。あとは誤字脱字が所々あったね。

  • 2時間ドラマのようだ
    主人公は「決意」をころころ変えすぎ

  • 冤罪事件。
    十二年前に少女殺害したとされた篠塚の無罪が証明された。
    当時は一致したDNAの再鑑定で、不一致だったのだ。
    犯人と誤報したジャーナリスト加山は再度、検証記事を書くことを決意。
    篠塚を逮捕、自供させた浅田は真犯人を追うが、警察組織に妨害される。

    篠塚の娘は「人殺しの娘」として過ごした時間をひきずっている。

    そしてもちろん被害者家族も憎んでいた篠塚が無罪となり呆然とする。

    冤罪が十二年前から沈殿していた時間を再び動かした。

    弁護士蓉子は篠塚とともに、警察や政府に復讐をしようと告げ、十二億円の損害賠償請求を起こす。

    作者が脚本家のためか、ドラマのようにさらさらと進み、展開が多く読みにくかったかな。

    足利事件が題材のようですが、内容はよかったです。

    前を向いて幸せになろう。
    最後はそういうメッセージでした。大切な人のためにも。


    「自分が許さないと、幸せになれない人がいるのだ。不幸の連鎖はもう終わりにしないといけない。私たちの未来のために」

  • 足利事件を題材にされた小説。12年前に起こった幼児殺害事件の犯人として服役していた男は、冤罪だった――。
    誤ったDNA鑑定だけを信じた警察側とジャーナリストによって被害者遺族や加害者家族が背負わされた傷を辛い思いで読みきった。誰にとっても消えない重い罪は冤罪。WOWOWドラマ化されていて俳優さんの演技力で、より悲しい思いをした。

  • 【12年前の幼女殺害事件の犯人として服役していた男は、実は無実だった。無実の罪で長い年月を失った男、男を刑務所に送り込んでしまった刑事、殺された少女の姉…。それぞれが傷を抱えながら事実と真摯に向かい合う姿を描く】

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