恋都の狐さん

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 549
感想 : 126
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062174855

作品紹介・あらすじ

豆を手にすれば恋愛成就の噂がある、東大寺二月堂での節分の豆まき。奈良の女子大に通う「私」は、"20年間彼氏なし"生活からの脱却を願って、その豆まきに参加した。大混乱のなか、豆や鈴を手にするが、鈴を落としてしまう。拾ったのは、狐のお面を被った着流し姿の奇妙な青年。それが「狐さん」との生涯忘れえない、出逢いだった-。第46回メフィスト賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • これはもしかして観光課シリーズの奈良編?
    奈良をぶらぶらしたくなる。

    奈良の女子大に通う「私」は二月堂の豆まきで生涯忘れられない出逢いをする。
    元小児科医の老紳士の飯田さん。きりっとした美人の揚羽さん。
    そして着流しに顔を狐の面で常に覆っている狐さん。

    奈良の東向商店街で猿沢池で、そしてまた二月堂のお水取りで「私」と彼らの関係は深まっていく。さて狐さんの正体は?

    読み進めるうちにコレ、狐さん、イケメンでもそうでなくてもガッカリだわーという気持ちになっていく。狐さんのまま終わって欲しかったかも。
    彼女の気持ちの盛り上がりにイマイチついていけないまま、不完全燃焼…。
    続編あるんだって?でもそのあらすじを見ちゃってビックリ!なんじゃー。どうしてそうなった?
    これは奈良観光用本には良いと思うけど。

  • 恋都=京都、と早合点したら奈良が舞台でした。あらら。

    おそらく奈良女子大に通う主人公が、ひょんなことから謎の美女 揚羽さんと、いつ何時も狐の面をはずさない着流し姿の長身細身男子 狐さんと出会い…

    東大寺二月堂(豆を入手できると恋愛が成就するとか!)をはじめ、元興寺、興福寺でも豆獲得に精を出し、猿沢池では采女神社の女神のお怒りに触れて興福寺のお坊さんに救われ、なら瑠璃絵の花火を眺め、東大寺お水取りでは松明の燃える様に圧倒され…と、二月〜三月の奈良イベント盛りだくさん!もちろんせんとくんも登場します。

    お水取りは東大寺の主であるお友達のご好意でかなり前列で見たことがあるけれど、花より団子の私としては豆だけでなくお菓子も撒かれる豆まきに心惹かれました。

    肝心のお話は、ヒロインが狐さんを男として意識し始めてからなんともじれったい…神出鬼没、鮮やかな手品の腕、妙に博識で減らず口、飄々としているようでいて行き倒れそうになってみたり…謎の多い狐さんに惹かれてしまうのは至極納得なのですが。

    終わり方がしっくりこないなぁ。
    ともあれ、久しぶりに奈良へ行きたくなる一冊です。

    狐面と言えばNumber Girlの「Num-Ami-Dabutz」を一番に思い浮かべてしまう元ロキノン中毒の私でした。

  • 二月堂の豆まきに修二会、采女神社の管弦船!良いこと聞いた。そうだ、来年の冬は奈良に行こう。

    森見登美彦の『夜は短し歩けよ乙女』から「私」を引いて舞台を京都じゃなくて奈良にしたらこんな話になると思う
    これはこれで奈良の見所が詰まった本になっているんだけどいかんせん登場人物が似通いすぎる。

    狐面に着流しというのはいいなぁ、そんな人が町中を闊歩していたら私も惚れるかもしれないなぁと思いました。
    あと、京都、大阪、奈良なら、住むなら奈良がいいという主人公の気持ちもちょっとわかるような気がしました。
    だけど、後半の展開はあまりいただけない。恋愛脳な女の子はちょっと。

  • 内容としては面白かったし、楽しめました♪
    これを読んだら奈良行きたいなぁって気持ちになると思う!

    自分もこんな恋をしてみたいなって思ったけど、まさかの展開で最後はびっくりした。
    最後は読んでてこんなとこで終わってほしくない!って思いました。
    次回作があるなら読みたいです!


    狐さんのいつも狐面と着流し姿に下駄っていう姿にトキメキました~♥

  • 物語にスッと入れてスッと追い出された感じ
    奈良好きにはたまらない本、ご当地ファンに超お勧めだぞこりゃ
    せつなくてむずくて、なんなんだこの感覚は~

  • 2回目。主人公が奈良で不思議な狐のお面をつけた男の人と、一緒にいる女の人と出会ってからのお話。揚羽さんみたいな方憧れます。いいなあ。でも最後はハッピーエンドだと思っていたので衝撃が大きかったです。私だったら絶対こんなことできない笑

  • カスヤナガトさんの素敵なイラストに惹かれて借りた。森見登美彦氏の『夜は短し歩けよ乙女』の舞台を奈良に移してなおかつ男女を逆にした感じの作品だと思った。プラス万城目学要素をお好みで追加みたいな。せんとくん背負うシーンとかまさしく黒髪の乙女が文化祭で緋鯉を背負ってたシーンのパクリじゃないか!!最後もなんか一人で思いこんで逃げ出して「えええええええー」ですよ、読者は。2012/218

  • 背景描写が丁寧、奈良に行きたくなる本。さくさく読めました。
    第一印象は夜は短し~の奈良版?

    最後が残念。主人公が突っ走って無理矢理自己解決したような感じがありました。
    もうちょっと揚羽さんや狐さんの心情というか、目に見えない辺りも掘り下げてほしなったなぁ。勇気を出した狐さんの正直な気持ちも知りたかった。

    続編が出てもおかしくない終わりでしたね。

  • 待ちに待ったメフィスト賞の新作!!!…だけどあれ、これ、ミステリ…?ちょっと不思議な要素入ってたから、有りなのかな?

    「ミステリの要素があるんだろうな」という先入観があり、自分の中で多少ズレを感じながら読んでしまったので、もったいない読み方をしてしまいました。

    後半の章まで読んでやっと物語が動いたァァァ!!!と思った矢先、不完全燃焼のラストに突入してました(・・・)
    後半の盛り上げ方がちょいと急…というか、前半が割とほのぼのと微笑ましい日常を送っていたから、何となく急展開な気分になってしまった…。

    でもとにかく、かわいい二人です!!!
    奈良に行きたくてたまらなくなりました。

    続編が出てもおかしくないラストなので、ちょっと期待!

  • 奈良に観光に行く際にはこの本を持参します♪

    しかし初恋って切ないわぁ…

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著者プロフィール

1986年、大阪府生まれ。2012年に『恋都の狐さん』で、第46回メフィスト賞を受賞しデビュー。他の著書に『美都(みと)で恋めぐり』『狐さんの恋活』がある。

「2016年 『狐さんの恋結び』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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