狼ばば様の話 (文学の扉)

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本棚登録 : 23
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062174886

作品紹介・あらすじ

狼と山の神様に会いにいかなくちゃ。スキー場に泊まっている瞳子が狼と神様のお湯をいただきに!?昔話の世界を冒険する、ふしぎなふしぎな物語。小学中級から。

感想・レビュー・書評

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  • 狼と山の神様に会いにいかなくちゃ。スキー場に泊まっている瞳子が狼と神様のお湯をいただきに!?昔話の世界を冒険する、ふしぎなふしぎな物語。

  • 人間以外のものが共存していく場所の大切さを感じました。

  • いやあ、実にこの作者の、おばあちゃんキャラクターは、秀逸である。瞳子のおばあちゃんと、狼のおばあちゃん。…「花守の話」瞳子とおばあちゃんの話のシリーズ三冊目。ちょっと食えない頑固さと不器用さ、誇りと魅力、芯のところの柔らかな優しさの、ヒューモア。心がふっくりあたたかくなる読後感。日常の裏側の冒険、日本の民俗、異界への畏敬としてのファンタジー。何を大切にして、その世界(民話的世界)が存在しているか。ここには、自然との共生の、ひとつのアプローチの示唆がある。抽象化した言葉でつづめてしまうと陳腐だけれど、厳しさ、それに対応する勇気、双方に存在しうる優しさ、感謝、けれども、このお話の世界の中で何より大切なのは、それを包み込む、超ー日常、としての、ファミリアなあたたかさなのだ。恨みと憎しみで鬼になる者を救う、ピュアなかなしみと愛しみ。世界のめくるめく美しさと恵みに対する歓び、楽しさ、愛。…あらすじを追いながら、きちんとレビュしてみたいなあ、とほんのり。とりあえず、シリーズ、続編を期待。

  • 瞳子(とうこ)とおばあちゃんのシリーズ3作目。

    温泉に友達に会いに行くというおばあちゃん。瞳子は、これは絶対に不思議な友達だと確信して温泉についてゆく。
    山里温泉にまつわる昔話をおばあちゃんから聞くも、温泉ではお湯がでなくなってしまうトラブルに見舞われる。おばあちゃんはスキーをはいて出て行ってしまうが、瞳子はスキーが苦手。絶対、不思議な事になりそうなのに!
    ・・・旅館にいる瞳子にもそれはやってきた。

  • 毎年の年越しに山里温泉に行くおばあちゃんは、友達に会いに行くと言うが、
    ぜったいに不思議な友だちだと確信している瞳子は、ついていくことにした。

    ホテルについた翌日、突然付近の温泉が出なくなったことを聞いた
    おばあちゃんは、スキーの用意をして出かけてしまった。
    ぜったい不思議な友だちに関係あると思ったけれど、瞳子はスキーが
    上手くないので、ついていけないことが残念でたまらなかった。

    うつむきながらホテルの中を歩いていて迷子になった瞳子の前に、
    ひとりの女の子が現れた。
    女の子に案内されてるところに、なんだか人間ではないものの足音が近づいて来た。
    そしてかたまりのような雪にのみこまれてしまった瞳子は・・・。

    不思議なおばあちゃんと瞳子のファンタジー第3弾。

  • 表紙もタイトルも昔話っぽいです。昔話も入っているけれど、現代にいきる民話の話といっていいかなぁ。
    お正月におばあちゃんと山里温泉へきた瞳子。おばあちゃんは不思議な話をよく知っているけれど、不思議なことにもよく巻き込まれます。
    今度の旅行では、おばあちゃんの不思議な友だちに会えるのではないかと、楽しみにしているのですが…。
    昔話の世界にすんなり入っていけて、とても気持ちよく、またワクワクしました。
    おばあちゃんがいい性格してて、カッコイイです。

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著者プロフィール

1953年、岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。『霧のむこうのふしぎな町』(講談社)で第15回講談社児童文学新人賞、第9回日本児童文学者協会新人賞を受賞。『ミラクル・ファミリー』(講談社)で第45回産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。『牡丹さんの不思議な毎日』(あかね書房)で第54回産経児童出版文化賞大賞を受賞。『つづきの図書館』(講談社)で第59回小学館児童出版文化賞を受賞。『岬のマヨイガ』(講談社)で第54回野間児童文芸賞受賞。ほかの著書に、『ぼくと母さんのキャラバン』(講談社)、「竜が呼んだ娘」シリーズ(朝日学生新聞社)など。

「2021年 『岬のマヨイガ 映画ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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