- Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062174886
作品紹介・あらすじ
狼と山の神様に会いにいかなくちゃ。スキー場に泊まっている瞳子が狼と神様のお湯をいただきに!?昔話の世界を冒険する、ふしぎなふしぎな物語。小学中級から。
感想・レビュー・書評
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狼と山の神様に会いにいかなくちゃ。スキー場に泊まっている瞳子が狼と神様のお湯をいただきに!?昔話の世界を冒険する、ふしぎなふしぎな物語。
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いやあ、実にこの作者の、おばあちゃんキャラクターは、秀逸である。瞳子のおばあちゃんと、狼のおばあちゃん。…「花守の話」瞳子とおばあちゃんの話のシリーズ三冊目。ちょっと食えない頑固さと不器用さ、誇りと魅力、芯のところの柔らかな優しさの、ヒューモア。心がふっくりあたたかくなる読後感。日常の裏側の冒険、日本の民俗、異界への畏敬としてのファンタジー。何を大切にして、その世界(民話的世界)が存在しているか。ここには、自然との共生の、ひとつのアプローチの示唆がある。抽象化した言葉でつづめてしまうと陳腐だけれど、厳しさ、それに対応する勇気、双方に存在しうる優しさ、感謝、けれども、このお話の世界の中で何より大切なのは、それを包み込む、超ー日常、としての、ファミリアなあたたかさなのだ。恨みと憎しみで鬼になる者を救う、ピュアなかなしみと愛しみ。世界のめくるめく美しさと恵みに対する歓び、楽しさ、愛。…あらすじを追いながら、きちんとレビュしてみたいなあ、とほんのり。とりあえず、シリーズ、続編を期待。
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毎年の年越しに山里温泉に行くおばあちゃんは、友達に会いに行くと言うが、
ぜったいに不思議な友だちだと確信している瞳子は、ついていくことにした。
ホテルについた翌日、突然付近の温泉が出なくなったことを聞いた
おばあちゃんは、スキーの用意をして出かけてしまった。
ぜったい不思議な友だちに関係あると思ったけれど、瞳子はスキーが
上手くないので、ついていけないことが残念でたまらなかった。
うつむきながらホテルの中を歩いていて迷子になった瞳子の前に、
ひとりの女の子が現れた。
女の子に案内されてるところに、なんだか人間ではないものの足音が近づいて来た。
そしてかたまりのような雪にのみこまれてしまった瞳子は・・・。
不思議なおばあちゃんと瞳子のファンタジー第3弾。 -
表紙もタイトルも昔話っぽいです。昔話も入っているけれど、現代にいきる民話の話といっていいかなぁ。
お正月におばあちゃんと山里温泉へきた瞳子。おばあちゃんは不思議な話をよく知っているけれど、不思議なことにもよく巻き込まれます。
今度の旅行では、おばあちゃんの不思議な友だちに会えるのではないかと、楽しみにしているのですが…。
昔話の世界にすんなり入っていけて、とても気持ちよく、またワクワクしました。
おばあちゃんがいい性格してて、カッコイイです。