トマト・ケチャップ・ス

著者 :
  • 講談社
3.31
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本棚登録 : 237
レビュー : 46
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062175050

作品紹介・あらすじ

さえない女子高生・連翹ゆなは、同級生の漆原依理と山口葉から漫才トリオに誘われる。学校で1、2を争う美人で、しかも成績優秀なふたりからの唐突な勧誘に、ゆなは戸惑う。それぞれ家庭に事情を抱える三人のトリオ「トマト・ケチャップ・ス」はどうなるのか?そして、彼女たちのこれからは?-"あの頃"を一生懸命生きていた少女たちの青春グラフィティー。

感想・レビュー・書評

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  • ☆3.2
    もうちょっと三人それぞれの事を濃く書いてほしかったなぁー、というのがほんとのところ。でも青少年向けっぽいし、こんなものか。

  • 漫才の台本で、書かれている部分がある、というのを知って、読んでみました。

    女子高生三人、家庭環境が全く違う三人が、それぞれに経験し、成長していく姿が描かれています。


    印象に残ったのは、ス、こと、ゆなの母の、怒っている人に同じように怒るのではなく、優しくしてあげると、怒りが収まる、ということを言う一連のくだり。
    本当にそうだなぁ、と思います。
    軽く読めるけど、色々考えてるお話でした。

  • この話はなんや。ようわからん。と思いながら、読んだ。
    3人でトマト・ケチャップ・スを結成する。3人が3様の悩みをもっている。いつの間にか話に引き込まれて、あっという間に読み終えた。
    「辛い」っていう字、よう見てみ。ちっちゃい横棒、上の方にちょっとつけたら、「幸」になんねん。

    台本みたいな書き方もおもしろかった。

  • 女子高生の友情と揺れる思い、青春。

    成績優秀で美人の二人組、依理と葉。

    ある日依理の提案で、お笑い漫才トリオを結成することになり
    トマト・ケチャップ・スのメンバーに選ばれたのは、
    おっちょこちょいで頼りない、ゆなだった。

    完璧な依理と葉、おとぼけなゆな。
    接点なんてなかったはずの関係が、それぞれの家庭の事情を抱えながらも、トマト・ケチャップ・スを通じて互いに成長していく様子。

    お金持ちで完璧な母の言いなりになりたくなくて、本音を交わせないでいた依理。
    病気に倒れた母の世話とリハビリに家事をすることになったゆな。

    父親からの暴力に耐えかねて学校を辞めて、東京へと姿を消してしまった葉。

    葉を探すために、たくさんの人に協力してもらった依理とゆな。

    繊細な乙女たち。10代の頃に読んでいたら、良かったなあ。

  • するっとさらっと読めた。
    他人の気持ちなんて全くわからないけど、こうやって本を読むと少し誰かに近づけると思う。

  • 三人の女子高生が成長していく物語。
    特に取り柄などない連翹ゆなが、ある日突然、学年1,2番を争う成績で、しかも美人の二人組、漆原依理と山口葉から漫才トリオを組まないかと誘われるところから話が始まる。
    学校生活では何の問題もなさそうな三人だが、それぞれ親に問題を抱えている。
    タイトルや表紙のかわいらしいイラストからさわやかな青春ものかと思っていたが、意外と重い内容で驚いた。
    それぞれ親の問題を抱えつつも、学校では漫才を始めることによって、友人関係が深まっていく。途中三人のうち一人がいなくなってしまい、学校での生活も少し変化してしまうが、最終的には三人それぞれ将来に向かって進んでいく。
    途中の親子の会話が印象的だった。

    図書館スタッフ(東生駒):あおむし

    ----------
    帝塚山大学図書館OPAC
    http://opac.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&category-mgz=1&materialid=1100384725

  • 学校1、2を争う依理と葉から漫才に誘われたゆな。
    読み進めていくうちに思ってた話より結構重いストーリーで正直驚いた。
    各々の家庭に各々が問題を抱えてて…重い問題なのにさらさらも読めた本。だけど私には重くなりすぎず、それもよかった。ゆなちゃん人間性好きやわぁ。

  • おんなのこたちの
    お友達という関係性

  • YA向けということで青春ものなのかなーと思ったら意外と重い展開でビックリした。学年一の美女でお嬢さまだけどその家庭環境に疑問を持つ依理。誰よりも壮絶な秘密を持つ葉。二人の思う普通の幸せな女の子ゆなの3人が漫才トリオ“トマト・ケチャップ・ス”を結成。明るい話を想像しているとそうではない。女子高生たちも見えないだけでみんな何か抱えてるんだなぁ。2012/399

  • 全体的に明るい雰囲気なんだけど、どこか重い。詩情があるのに地面から離れられないような感じが、少しもやもやする。決して嫌いではないんだけど。

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著者プロフィール

1963年、広島生まれ。歌人、小説家。絵本や童話、イラストレーションも手がける。歌壇、角川短歌賞選考委員。東京新聞歌壇選者。「草かんむりの訪問者」で第7回歌壇賞、『いとも森の家』で第31回坪田譲治文学賞を受賞。歌集に『十階』、小説に『水銀灯が消えるまで』『とりつくしま』『さようなら窓』、エッセイ集に『短歌の不思議』、穂村弘との共著『回転ドアは、順番に』『しびれる短歌』がある。

「2019年 『春原さんのリコーダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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