綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー(3)

  • 講談社
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本棚登録 : 76
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062175319

作品紹介・あらすじ

チェスタトンから山田風太郎、鮎川哲也、島田荘司まで、古今東西の名品を紹介しながら本格ミステリの愉しさを語り尽くす。

感想・レビュー・書評

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  • 綾辻行人と有栖川有栖の実作をあげながらのミステリ談義の第三巻。こうすればネタバレもOKっていうなかなか面白い試み。
     チェスタートンとか鮎川哲也とかひさびさに読み返した。鮎川哲也はずいぶん昔の作品だけど叙述にずいぶん気を使っていたんだなということが解説読んであらためてわかった。メルカトル鮎の鮎って鮎川哲也の鮎なんだ。

  • シリーズ3作目。完結。
    短編作品は栗本薫、山村美紗、G.K.チェスタトン、山田風太郎、倉阪鬼一郎、島田荘司、鮎川哲也。
    国内の少し古めの作品はやはり苦手。
    チェスタトン「秘密の庭」は好き。ただ、やはりこの作品は「青い十字架」と続けて読むべきですね。

  • 最終巻。
    ノックスの十戒、ヴァンダインの二十則が載ってます。カーの四つの黄金律も。その後に続くお二人の会話が面白い!
    この巻は、ミステリー考の色味が強く、読む手が止まりませんでした。

  • ミステリ談義と、それにちなんだ古今東西の短編の掲載。有栖川さんは熱い。綾辻さんはクールだが、芯がしっかりしていて時に厳しい。お二人のミステリ観が作品にどう反映されているかもあわせて考えるとさらに興味深い。

  • 綾辻行人と有栖川有栖のミステリジョッキー3作目。
    今回紹介されていた「薔薇荘殺人事件」で鮎川哲也の小説を始めて読んだのですが、面白くて衝撃でした。短編なのにミステリの楽しさが凝縮されたような話で、読み終わった後の満ち足りた感が半端なかった。最後の遊び心もたまらない。ミステリの教科書と言われるのも頷けます。「達也が嗤う」の方も読みたい。このシリーズを読むと読みたい本リストがさらに増えてしまいます。
    この巻でひとまず最終巻らしいですが、確か去年か一昨年かに法月綸太郎氏をゲストで呼んでユーストリームか何かでネット配信をやってた気がするので、続刊を期待しています。

  • 作家さんがどういうコンセプトで選び、小説を書くのか。うーむ、なるほど、という感じです。お二人の作品も好きです。

  • ミステリ作家の二人が様々な名作ミステリについてフリーダムに駄弁るMJシリーズ三作目。
    テーマとなる作品を全文掲載して読者にも読んでもらってから解説する形式なので、ネタバレを気にする人も安心です。
    一応の区切りとなるこの巻でも、お二人が仲良くあーだこーだとミステリ談義を繰り広げていて、楽しい一冊となっていました。
    有栖川さんは山村美紗萌え、とφ(..)メモメモ

    収録されている作品は今回もバラエティに富んでいて楽しかったです。
    MJシリーズの締めの一本となるのが鮎川哲也の作品ですが、まさにラストを飾るのにふさわしいような一作ですね。
    最後の一文の鮮やかさといったら。こやつめハハハ。
    それと、ベテラン作家はそれぞれ特徴のある文章を書くものですが、山田風太郎の「あ、これ山風だ」感は異常。

    MJはこれでひとまず完結とのことですが、また機会があったらこういう企画をやってほしいなあ。なんならゲストを呼んだりしてもいいかも(膨らむ妄想)。
    本人たちもやる気はあるみたいだし、いつか復活することを期待したいと思います。

  • ありゃ、これで終わりなのか。
    チャーミング。そう!チャーミング!
    とにかく表紙がかわいい。しかし中味は濃い。

  • 本シリーズの構成が好きなので、全作読んでいますが、今回の収録作は比較的読んだことのあるものが多かった為、新しい出会いは少なかった。

    初めて読んだ中では山田風太郎の「赤い靴」が面白かった。

  • 綾辻行人と有栖川有栖の対談集。

    栗本薫「袋小路の死神」
    山村美紗「虹への疾走」
    G・K・チェスタトン(訳・中村保男)「秘密の庭」
    山田風太郎「赤い靴」
    倉阪鬼一郎「頭のなかの鐘」
    島田荘司「発狂する重役」
    ロナルド・A・ノックス(訳・宮脇孝雄、宮脇裕子)「探偵小説十戒」
    ヴァン・ダイン(訳・井上勇)「推理小説作法の二十則」
    ディクスン・カー(訳・宇野利泰、永井淳)「四つの黄金律」
    鮎川哲也「薔薇荘殺人事件」

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ ゆきと)
1960年京都市生まれ。京都大学教育学部在学中、京大推理小説研究会に所属。研究会同期に、後に結婚する小野不由美がいる。1982年、同大学大学院教育学研究科に進学。1987年、大学院在学中に『十角館の殺人』で作家デビュー。講談社ノベルス編集部が「新本格ミステリー」と名付け、その肩書きが広まった。1992年大学院を卒業後、専業作家に。
1990年『霧越邸殺人事件』で「週刊文春ミステリーベスト10」1位。1992年『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2011年『Another』で「ミステリが読みたい!」1位。
主な代表作として、デビュー作『十角館の殺人』以来続刊されている、長編推理小説「館シリーズ」。

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