海賊とよばれた男 上

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062175647

感想・レビュー・書評

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  • 百田尚樹の小説は、どれも感動を呼ぶ力作ぞろい。この作品も、実在の人物をモデルにした感動作。本屋大賞に選ばれるのも納得。次々と襲いかかる障害、困難にひるむことなく、敢然と立ち向かう、こんな日本人がいたんだと、今の時代に勇気をもらえる。

  • 百田 尚樹
     講談社 (2012/7)


    ずっと読みたくて、でも図書館予約半年過ぎてもまだ
    そんな時友人が貸してくれた お~!

    かなりの脚色はあるのだろうが史実に基づいたノンフィクション
    ノンフィクションはあまり読まないのだが これは面白かった

    長編だが一気に読んだ

    社員への信頼が すごい
    常に前進する姿がすごい

    仙厓
    出光のカレンダーを見た 仙厓の水墨画
    あたたかくてユーモラス
    これを愛した人なんだね

    ≪ 愚痴をやめ 日本のために 突き進め ≫

  • 石油が国の命運を握るものであることを戦争で目の当たりにした国岡。
    日本の平和と復興のために突き進んで行く姿、
    我が国の未来を考えつつイランを想う心に、
    何度も目頭が熱くなりました。
    出光佐三がどんなことよりも「人間尊重」を大切に考えていたこと、
    また「日本人の誇りと自信を失わないこと」が、
    いかに今の日本を作り上げるための支えになっていたのかが良く分かります。
    何よりも、「儲けよ」と言わないトップに驚かされ、
    そんなトップと共に戦った社員みんなに楽しませてもらった物語でもありました。
    家族を思い、社員を思い、日本を思い、他国の国民を思う。
    誇りと信念を武器に主人公が
    次々と難題を乗り越えていく姿に深い感動を覚えます。
    この主人公の元で働く人々が、どんなにキツクても給料が安くても、
    自分の仕事に誇りと生き甲斐を感じることができることは、
    すごく自然に納得できる。
    本当に良い本に出会えました。

  • 上巻読了。永遠の0を読んだ後に読むと一層良いと思う。石油と戦争と時代の流れ。出光興産創業者の出光佐吉をモデルにしているだけあり、本当にドラマのよう。読みながらも情景が浮かび上がる。早く下巻を読みたい気持ちになる。

  • 出光創業者をモデルにした熱い男「国岡鐵造」率いる石油会社「国岡商店」の物語。敗戦の夏、なにもかも失い、絶体絶命のピンチから物語は始まる。日本人としての誇り、誠実さ、情熱を信条とする国岡に惹かれ集結する人々。いつの間にか自分も一緒になって国岡商店の行く末を心配しながら読んでいた。何度も立ちはだかる困難に国岡の情熱で切り開いていく箇所は熱くなり、所々で目頭が熱くなった。そして巨大な石油会社「七人の魔女」との戦いを控え下巻に続く。

  • 出光でガソリン入れるようにしよう、と思えました。実際に風車を倒したドンキホーテの話。信念を持ってやるお仕事の凄さを考えさせられました。自分はリベラルだと思うけれど、国旗とか領土とかより、こういう人がいた日本を誇りに思うことは大切かと。しかし、社員だと大変だ。

  • 相変わらず読みやすい作家。
    感想は下巻でまとめます。

  • 帯を見て、めずらしく即買いしました。
    出光興産の祖、出光佐三の生涯を描いた長編です。

    前編は戦後の食うや食わずの非常に苦しい時期、「馘首はならん!」と常識では考えられない経営姿勢で困難な時代に立ち向うところからはじまります。その苦境の時期がひととおり描かれたあと、話は遡って 佐三の生い立ちから創業、敗戦まで。
    日田重太郎という篤志家とのつながりに、ただ人の縁の不思議さに畏れを感じるばかりです。

    あくまでも小説であり、エンタテインメントですから、ネガティブな記述は避けられています。あえて書かれなかった史実もあるでしょう。
    けれども、作家が主人公に惚れ込んで書いた 勢いのある作品は、エネルギーがあって良いです。

  • 初めて知った歴史。

  • 個人的に今年一番面白かった本。

    出光興産の初代社長、出光佐三をモデルにした経済歴史小説。
    戦後、一切の財産を失いながらも一人もクビにすることなく、
    さまざまな妨害に打ち克ち会社を盛りたてていった男の生き様を描く。
    あくまでモデルなので、当然人物たちの名称は変更してあるけれど、
    書き出しの「この男たちは実在した」にゾクゾクしながら読み始めた。

    主人公・国岡鐵造の人間性や生き様、国岡を心から信頼し、
    支え続けた側近たちの信念を持った行動に逐一唸らせられる。
    そのハイライトは世界に衝撃を与えた、日章丸事件。
    イギリス海軍や世界の七大石油メジャーを敵にまわしてまで、
    イランのため、日本のため、一民間企業の社長が信念を貫き通す姿に
    涙が止まらなかった。

    また、戦時中の描写もあるのだが、太平洋戦争を石油という資源から
    見られる点やそのエピソードも面白く、
    本当に「石油のために戦って、石油のために負けた戦争」だったという
    ところが非常に勉強になった。


    「明日の日本を背負う少年少女たちに、日本人としての誇りと自信を持ち、未来に対して大きな夢を持ってもらいたい」
    タンカーの竣工パーティーに子どもたちを招待したときの国岡の言葉だ。
    この言葉は、彼らが築いた日本に安穏と暮らしている自分たちにも
    ビシビシと突き刺さってくる。戦前も、戦後も、おそらく現代も、
    先見性を持って日本のことを守ろうとした偉大な先達は
    確かに存在していた。今こそ、日本人としての誇りと自信を失わずに、
    信念を持って行動をしていくべき時だと思う。

    永遠の0読者にはニヤリとする場面もあり。
    正直言って、同じ表現の多用に違和感を持つこともあった。
    けれども、作者自身の気持ちが入りまくっているのが伝わってきた。
    超オススメ!

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著者プロフィール

百田 尚樹(ひゃくた なおき)
1956年生まれ、大阪府出身の放送作家・小説家。『探偵!ナイトスクープ』の放送作家として活躍。
50歳の時にはじめて執筆した『永遠の0(ゼロ)』で作家デビュー。ヒット作となり、映画化されている。
ボクシング青春小説『ボックス!』が第30回吉川英治文学新人賞候補、第6回本屋大賞の5位に選出され、映画化もされた。『海賊とよばれた男』で2013年本屋大賞大賞受賞。コミック化、映画化された。

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